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フッ素ガラスコーティングの効果と施工方法【超撥水で長持ち】

ウインドウ撥水後のパチパチ撥水状態の画像

フッ素ガラスコーティングの特徴と、その超撥水効果の持続性について解説します。また、DIYでの施工方法と専門店に依頼する際のポイントを詳しく説明し、初心者でも分かりやすいガイドを提供します。

フッ素ガラスコーティングは、車のガラス表面に施すことで雨や汚れを弾き、視界を確保するための重要な手段です。特に雨天時のドライブでは、視界の確保が安全運転に直結します。また、フッ素コーティングは耐久性に優れており、一度施工すると長期間にわたって効果を発揮します。このため、多くのカーオーナーにとって非常に魅力的な選択肢となっています。

この記事では、フッ素ガラスコーティングの基本的な効果から、具体的な施工方法、さらにその効果を持続させるためのメンテナンス方法までを詳しく解説します。

フッ素ガラスコーティングの効果

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超撥水効果

フッ素ガラスコーティングの最も注目すべき特徴は、その超撥水効果です。このコーティングを施すことで、ガラス表面に水滴が付着しにくくなり、雨天時でもクリアな視界を確保することができます。

  • 水滴が滑り落ちる:フッ素ガラスコーティングを施したガラス表面は非常に滑りやすくなり、水滴がすぐに滑り落ちます。これにより、ワイパーの使用頻度が減り、視界が安定します。
  • 汚れが付きにくい:コーティングによってガラス表面が滑らかになるため、泥や汚れも付着しにくくなります。これにより、雨天だけでなく、日常の汚れにも強いガラスを保つことができます。

耐久性

フッ素ガラスコーティングは耐久性にも優れています。一度施工すると、その効果は長期間にわたって持続します。

  • 持続期間:一般的には、フッ素ガラスコーティングの効果は6ヶ月から1年程度持続するとされています。ただし、使用環境や車の保管状況によってはさらに長持ちすることもあります。
  • メンテナンスの少なさ:耐久性が高いため、頻繁な再施工の必要がありません。定期的な簡単なメンテナンスを行うことで、長期間にわたってその効果を維持することができます。

保護効果

フッ素ガラスコーティングには、ガラス表面を保護する効果もあります。

  • 傷防止:コーティングがガラス表面を覆うことで、小さな傷や擦れから保護します。これにより、ガラスのクリアな視界が長持ちします。
  • シミ防止:水垢やシミの付着も防ぐことができるため、ガラスを常にきれいに保つことができます。特に、ミネラル分の多い水を使用している地域ではこの効果が大きいです。

フッ素ガラスコーティングの効果を理解することで、その魅力を最大限に引き出すことができます。次に、その施工方法について詳しく見ていきましょう。

フッ素ガラスコーティングの施工方法

施工前の準備

フッ素ガラスコーティングを施す前に、しっかりと準備を整えることが重要です。適切な道具と環境を用意することで、施工の質を高めることができます。

必要な道具

  • フッ素コーティング剤:高品質なコーティング剤を選びましょう。市場には多くの製品があるため、口コミや評判を参考にして選定することが重要です。
  • マイクロファイバークロス:塗布や拭き取りに使用します。ガラスに傷をつけないためにも、柔らかいマイクロファイバークロスを用意しましょう。
  • クリーナー:ガラス表面の汚れや油分をしっかりと除去するために使用します。専用のクリーナーを使用することで、コーティングの効果を最大限に引き出すことができます。

作業場所の確保

  • 屋内または日陰の場所:直射日光が当たる場所では、コーティング剤が乾燥しすぎてムラになりやすいです。できるだけ屋内や日陰の場所で作業することをおすすめします。
  • 風の少ない環境:風が強い場所では、塵や埃がガラスに付着しやすくなります。できるだけ風の少ない環境で作業するようにしましょう。

施工手順

ガラスの洗浄

施工の第一歩は、ガラス表面の洗浄です。汚れや油分をしっかりと除去することで、コーティング剤が均一に塗布され、効果が最大限に発揮されます。

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  • 汚れや油分をしっかり除去:ガラスクリーナーを使用して、ガラス表面の汚れや油分を丁寧に拭き取ります。この工程を怠ると、コーティングの効果が半減してしまうので注意が必要です。
  • 専用クリーナーの使用:一般的なガラスクリーナーよりも、専用のクリーナーを使用することをおすすめします。専用クリーナーは、ガラス表面に残留物を残さず、コーティング剤の密着性を高める効果があります。

コーティング剤の塗布

ガラスの洗浄が完了したら、次にコーティング剤を塗布します。この工程では、均一に塗り広げることがポイントです。

  • 均一に塗り広げる:コーティング剤をガラス表面に均一に塗り広げます。ムラなく均一に塗布することで、撥水効果が均一に発揮されます。
  • クロスで拭き取る:塗布後、少し時間を置いてからマイクロファイバークロスで余分なコーティング剤を拭き取ります。拭き取りの際も、力を入れすぎず優しく拭き取ることが重要です。

乾燥と仕上げ

最後に、コーティング剤をしっかりと乾燥させ、仕上げの拭き取りを行います。

  • 指定時間の乾燥:コーティング剤が完全に乾燥するまで、指定された時間をしっかりと守ります。この時間を短縮すると、効果が不十分になることがあります。
  • 最後の仕上げ拭き:乾燥後、再度マイクロファイバークロスで仕上げ拭きを行います。これにより、ガラス表面が一層滑らかになり、撥水効果が最大限に発揮されます。

フッ素ガラスコーティングのメンテナンス

定期的な洗浄

フッ素ガラスコーティングを長持ちさせるためには、定期的な洗浄が欠かせません。日常的なメンテナンスを行うことで、撥水効果を持続させることができます。

  • 水洗いで汚れを落とす:汚れが付着したままにしておくと、撥水効果が低下します。定期的に水洗いを行い、表面の汚れをしっかりと落としましょう。
  • 専用シャンプーの使用:洗車時には、コーティング対応の専用シャンプーを使用することをおすすめします。これにより、コーティング層を傷めることなく、効果を長持ちさせることができます。

効果の持続方法

フッ素ガラスコーティングの効果を持続させるための具体的な方法についても紹介します。

  • 再施工のタイミング:撥水効果が薄れてきたと感じたら、再施工を行うタイミングです。一般的には半年から1年程度で再施工が推奨されます。
  • メンテナンス用スプレーの使用:コーティングの効果を維持するために、メンテナンス用のスプレーを定期的に使用することも有効です。これにより、撥水効果を簡単に復活させることができます。

よくある質問

フッ素ガラスコーティングはDIYでも可能ですか?

フッ素ガラスコーティングは、プロの施工業者に依頼することもできますが、DIYでも十分に施工可能です。ただし、いくつかのポイントに注意する必要があります。

  • 専用キットの紹介:市場にはDIY向けの専用キットが販売されています。これらのキットを使用することで、必要な道具や材料がすべて揃い、初心者でも簡単に施工が可能です。
  • 注意点とコツ:DIYで施工する際には、ガラス表面の洗浄やコーティング剤の塗布に注意が必要です。特に、均一に塗布するためには、落ち着いた環境で作業することが大切です。

効果はどのくらい持続しますか?

フッ素ガラスコーティングの効果の持続期間は、使用環境や車の保管状況によって異なりますが、一般的には6ヶ月から1年程度です。

  • 一般的な持続期間:フッ素ガラスコーティングは、耐久性が高いため、一度の施工で長期間にわたって効果を発揮します。特に、屋内保管や定期的なメンテナンスを行うことで、持続期間を延ばすことができます。
  • 個々の条件による違い:車の使用頻度や保管場所、気候条件によっても持続期間は異なります。例えば、頻繁に洗車を行う場合や、過酷な環境で使用する場合には、効果が早く薄れることがあります。

施工後の注意点はありますか?

フッ素ガラスコーティングを施工した後には、いくつかの注意点があります。これらを守ることで、コーティングの効果を最大限に引き出すことができます。

  • 施工直後の扱い方:施工直後は、ガラスに触れたり、拭いたりしないようにしましょう。特に、乾燥時間をしっかりと守ることが重要です。
  • 触れない・拭かない期間:施工後24時間程度は、ガラスに触れたり、拭いたりしないようにすることで、コーティング剤がしっかりと定着します。

どの製品がおすすめですか?

フッ素ガラスコーティングには多くの製品がありますが、以下のポイントを参考にして選ぶと良いでしょう。

  • 口コミや評判を参考にする:多くのカーオーナーが使用している製品や、評判の良い製品を選ぶと安心です。
  • 施工の簡便さ:初めての方でも簡単に施工できる製品を選ぶと、DIYでも失敗が少ないです。
  • 耐久性:長期間効果が持続する製品を選ぶと、メンテナンスが楽になります。

プロに依頼するメリットは?

プロに施工を依頼することで、以下のメリットがあります。

  • 高品質な施工:プロの技術によって、均一で美しい仕上がりが期待できます。
  • 時間の節約:自分で施工する時間を節約でき、その間に他の作業が可能です。
  • アフターサポート:プロに依頼すると、施工後のメンテナンスやトラブル時のサポートが受けられることが多いです。

コーティングの再施工は必要ですか?

フッ素ガラスコーティングは耐久性がありますが、効果を最大限に引き出すためには定期的な再施工が推奨されます。

  • 再施工の目安:一般的には半年から1年程度で再施工を行うと良いです。
  • 効果が薄れたと感じたら:撥水効果が薄れてきたと感じたら、再施工のサインです。再施工することで、効果を持続させることができます。

メンテナンス用スプレーの使用方法は?

メンテナンス用スプレーを使用することで、コーティングの効果を手軽に復活させることができます。

  • 使用頻度:定期的に使用することで、撥水効果を持続させることができます。月に一度の使用を目安にすると良いです。
  • 使用方法:ガラス表面にスプレーし、マイクロファイバークロスで拭き取るだけです。簡単な作業で効果を復活させることができます。

まとめ

フッ素ガラスコーティングは、車のガラス表面を保護し、超撥水効果をもたらす優れたコーティング方法です。この記事では、その効果や施工方法、さらにメンテナンス方法について詳しく解説しました。

フッ素ガラスコーティングの利点を理解し、適切に施工することで、車のウインドウを美しく保つことができます。また、定期的なメンテナンスを行うことで、効果を長期間にわたって維持することが可能です。

昨今のゲリラ豪雨の時などに視界不良を最小限になるように撥水コーティングで安全で快適なドライブを楽しんでください。

筆者からのワンポイントアドバイス

フッ素コーティングよりも耐久性は劣りますが、日々のメンテナンスで洗車後にシリコンコーティングを簡単にすることにより驚くほど弾くようになります。たとえばソフト99の超ガラコをベースにひいてその上の被膜をシロコンベースの「ガラコ」にするととてもよい結果になります。さらにフロントガラスに関してはワイパーブレードをそれぞれの車種用に販売している「ガラコワイパーパワー撥水」に交換するとさらに持続力も高くなります。是非!

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及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴37年。

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