【ガラスコーティングはしない方がいい】?37年のプロ専門店が徹底解説

この記事を読んでわかること

  • ガラスコーティングはしない方がいいのか?
  • ガラスコーティングで失敗や後悔をする原因
  • ガラスコーティングの正しい施工店の選び方と失敗しない方法

近年、「ガラスコーティングはしない方がいい」というインターネット上の情報を目にする機会が増えていますが、本当にそうなのでしょうか?

多くの方が「ディーラーで勧められたコーティングは本当に必要なのか」「評判の良い施工店をどう選べば失敗しないのか」「施工設備が整っているお店なら安心なのか」といった悩みを抱えています。

実は、施工環境や技術者の質など、見落としがちな本質的な部分が最も重要です。例えば、店舗のトイレの清潔さは、その店舗の品質管理への姿勢を如実に表します。

また最近では、高額な設備を全面に押し出す店舗が増えていますが、赤外線乾燥機などの設備は使用する液剤によって必要性が異なり、必ずしも必須の条件ではありません。むしろ、それぞれの液剤に適した正しい施工方法を理解し、実践できる技術力が重要なのです。

本記事では、カーコーティング専門店として1987年の創業以来、数多くの施工実績を持つ経験を活かし、表面的な設備や評判だけでなく、本質的な品質の見極め方をご説明します。国産車や外車、特に高級車やスポーツカーのオーナー様に向けて、失敗しないコーティング選びをお伝えしていきます。

ガラスコーティングはしない方がいいのかどうかを知る前に「車のガラスコーティング全般」を知りたい方は以下もご参考ください。

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ガラスコーティングはしない方がいいのか?

ネットなどの噂どおり、本当にガラスコーティングはしない方がいいのでしょうか?

結論から申し上げますと、「ガラスコーティングをした方がいい」方がほとんどですが、中には「ガラスコーティングをしない方がいい」方も一定数いらっしゃいます

基本的にはコーティングの役割・機能を正しく理解した上で、良いお店に巡り会えれば、コーティングは意味あるものに基本的にはなるかと思います。

その一方で車に対する価値観の問題で、一部の方はそれでもコーティングをしない方が良い場合もあります。

一番多く勘違いされているのが、ガラスコーティングを施工してもらったらその後はメンテナンスや洗車も不要と思っている方がいらっしゃいます。が、そんなことはなく、日々のお手入れや定期的なメンテナンスは最低限必要にはなります。

また、一度コーティングをしたら未来永劫効果が持続すると思っている方も多いですが、当然ながらコーティングには種類や製品に応じて寿命が決まっております。もちろん日々のメンテナンス次第で寿命がある程度変動するのも事実です。

このような点がご自身の価値観や環境にマッチするか否かでした方が良いのかしない方が良いのか分かれてくるということです。詳しく見ていきましょう。

ガラスコーティングをしない方がいい人

ガラスコーティングをしない方がいい方の主な特徴は以下が挙げられます。

  • 車は趣味の要素はなく交通手段だと考えている
  • 車が汚れても気にならない
  • 車の綺麗を維持することに喜びを感じない
  • そもそも洗車をしないし業者にも頼まない

上記の項目で1つでも車自体への価値観が当てはまる方は、いくらコーティングの効果はあるとはいえ、満足度の高いサービスにはならないため、ガラスコーティングはしない方がいいと言えるでしょう。

特にコーティングをしたあとに「洗車」をするつもりがない方、業者に頼む予定もない方はコーティングの目的や効果をうまく理解できていないためアンマッチが生じる可能性が高いです。

特に近年では、車が所有ではなくサブスク化したり、デザインより利便性を重視する車が流行ったりなど、車への価値観や人気が多様化しているのも事実です。

それ自体が良い悪いということではなく、そういった価値観の多様化を理解せずに、コーティングというサービスを提供してしまうことは、お客様にメリットがないだけだと思います。

なので、お客様自身も本当にコーティングは自分にとって必要なサービスか?をよく考えてみることが重要だと思いますし、我々提供者もお客様の不明点やご不安をしっかり解消した上で、施工させていただくことが必要と言えるでしょう。

ガラスコーティングをした方がいい人

ガラスコーティングをした方がいい方の主な特徴は以下が挙げられます。

  • 車は資産であり、趣味の延長である(ある程度日常使いをするにしても)
  • 車が汚れると気になってしまう
  • キレイな車が好き
  • 洗車が割と好き

上記の方は、コーティングを施工されることをおすすめします。

特に洗車時の利便さのみに重きをおくのではなく、洗車を定期的にするのは当たり前と考えており、愛車をなるべく綺麗に保ちたいという方は絶対にコーティングをした方がいいでしょう。

洗車時に汚れが落としやすいほか、光沢を維持できたり、劣化も防ぐことができます。

コーティングに対する理解を深めて頂いた上で、良いお店で施工することができれば、非常に満足度の高いコーティングの効果を享受することができると思います。

ご自身が「ガラスコーティングをした方がいい」か、それとも「ガラスコーティングをしない方がいい」か判断はつきましたでしょうか。

次にガラスコーティングで失敗や後悔する原因を整理した上で、実際にあった失敗談や後悔されている方のレビューを見ていきたいと思います。

「ガラスコーティングのメリットやデメリット」を深く知りたい方は以下もご参考ください。

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ガラスコーティングのメリット・デメリットを徹底解説

メリット(愛車を輝かせ、守る4つの効果)

1. 美しい光沢の維持

  • 新車時の輝きを長期間キープ
  • 宝石のような深みのある光沢を実現
  • 黒や濃紺の車で特に効果が高い
  • 白色車も陶磁器のような上品な輝きに

2. 洗車の手間を大幅削減

  • 高い撥水性と防汚性で汚れが付きにくい
  • 水洗いだけで十分な場合も
  • 洗車頻度が大幅に減少(週1回→月1回など)
  • 休日を家族や趣味の時間に活用可能

3. 日常的な傷からの保護

  • 洗車キズを軽減
  • 枝の擦れなどの軽微な傷を防止
  • 駐車場でのドア当たりなども最小限に
  • ※深い傷や飛び石は防げないので要注意

4. 紫外線からの保護効果

  • 塗装の色褪せを防止
  • 経年劣化を大幅に軽減
  • 特に青空駐車の車に効果的
  • 塗装の鮮やかさを長期維持

デメリット(注意すべき4つのポイント)

1. 高額な初期費用

  • 軽自動車:8万円~15万円
  • コンパクトカー:10万円~20万円
  • ミニバン:15万円~25万円
  • 高級車:20万円~50万円以上

2. 過度な期待は禁物

  • 完全な傷防止は不可能
  • 効果は永久的ではない
  • 深い傷や飛び石は防げない
  • メンテナンス次第で効果に差

3. 継続的なメンテナンスが必要

  • 専用メンテナンス剤の使用
  • 定期的なケアが必須
  • 年1回程度の専門店メンテナンス
  • メンテナンス費用:1~5万円/回

4. 施工店選びが重要

  • 技術者の経験による仕上がりの差
  • 安価な施工は要注意
  • 実績と評判の確認が必須
  • アフターサービスの充実度をチェック

ガラスコーティングは、適切な施工と定期的なメンテナンスを行えば、愛車の美しさと価値を長く保つ効果的な投資となります。ただし、過度な期待は禁物で、実際の効果と必要なケアを理解した上で検討することが重要です。

ガラスコーティングの種類:特性を理解して最適なものを選ぼう

車ボディコーティングには様々な種類があります。「ガラスコーティング」は数あるコーティングの中での1種類ということです。

ガラスコーティング以外にはポリマーコーティングと呼ばれるものや、「ワックス」と呼ばれる油脂系コーティング、また最先端のセラミックコーティングなどがあります。

ここではそれぞれのコーティングの特徴を簡単にご説明します。各コーティングの特徴を一目でわかる表も独自に作成しましたのでぜひご覧くださいませ。

  ワックス ポリマーコーティング ガラス系コーティング ガラスコーティング セラミックコーティング
光沢性 ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★★
硬度 ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★★
ケミカル耐久性 ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★★
費用(星5が良心的な価格) ★★★★★ ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★☆☆☆☆
施工難易度(星5が最高難易度) ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★★

コーティングタイプ別比較表

種類 価格帯 持続期間 効果・特徴 推奨する車種・用途
ポリマー
コーティング
3万円〜10万円 1年未満 ・手軽な価格
・DIY可能
・光沢は一時的
・耐久性低い
・予算重視の方
・自分でケアを楽しみたい方
・中古車
ガラス系
コーティング
5万円〜15万円 1-2年 ・一定の耐久性
・バランスの良い効果
・コスパ良好
・普段使いの車
・コスパ重視の方
・新車~3年程度の車
ガラス
コーティング
10万円〜25万円 2-3年 ・高い耐久性
・優れた光沢
・確かな保護効果
・新車
・高級車
・長期保有予定の車
セラミック
コーティング
18万円〜50万円 3-5年 ・最高級の耐久性
・最高レベルの保護力
・美しい光沢持続
・高級車
・スポーツカー
・こだわりの愛車

※価格は車種・サイズ・施工店により変動します。
※持続期間は適切なメンテナンス実施が前提です。このような価格帯・性能の違いを理解した上で、自身の予算や車の使用環境に合わせて選択することが重要です。

専門店でより深くボディコーティングの種類を知りたい!という方は下記記事をご覧ください。

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油脂系コーティング(ワックス)

油脂系コーティングは油が水を弾く性質を利用したものです。

特徴としては、施工が簡単で費用が安く済みます。ですが、雨や熱などに弱く、マメにワックスをし直さなくてはなりません

参考

ワックスについて詳しく知りたい方はこちら

車のワックスがけ頻度と効果的なメンテナンス方法の完全ガイド

参考

ワックスとコーティングの併用について詳しく知りたい方はこちら

カーワックスとコーティング併用はダメ!違いは何か?

ポリマーコーティング

ポリマーコーティングは、シリコンやフッ素といった成分を含んだコーティングのことです。

特徴としては、細かい傷も埋めることができるほか、施工にかかる時間が短いことが挙げられます。

ワックスほど弱くはありませんが、効果期間が短いのがデメリットと感じる方もあるようです。(3ヶ月〜もって半年)

参考

ポリマーコーティングについて詳しく知りたい方はこちら

ポリマーコーティングとは?施工方法やメンテナンスのポイントを現役プロが解説

ガラス系コーティング(ポリマー+ガラス繊維)

ガラス系コーティングは、原材料の一部にガラス成分が含まれているコーティングです。基本的には施工技術に優れたプロに頼んで下地作りからコーティングの塗布までを行ってもらう種類のコーティングとなります。

自分で施工するワックスやポリマーとは違いガラス系コーティングは、被膜が強固です。また、しっかりとメンテナンスを行うことによって、長期間汚れを防ぎ、光沢を保つことができます。

ガラスコーティング

ガラスコーティング は塗装の表面をガラス質の被膜で覆うコーティングです。

特徴としては、汚れが落ちやすく、カーコーティングの中では高い強度を持ちます。しかし、施工を専門業者に依頼すると、数万円から数十万円とワックスやポリマーと比べ費用が高額になります。

また、コーティングの施工にあたり下地処理をしっかり行う必要があるため、日数も2~5日程度かかることもあります。費用はかかりますが、色あせや線傷軽減などや様々なダメージから車を守ってくれるので、金額に見合った価値があると言えます。

セラミックコーティング

セラミックコーティングは、車の塗装面を保護し、美しさを長期間維持するための最新のコーティング技術です。従来は「ガラスコーティング」がカーコーティングの中では最高峰でしたがここ数年で「セラミックコーティング」が一番効果は良いと考える方が多いです。

セラミックコーティングの最大の特徴は、その耐久性と保護力です。

一般的なワックスやポリマーコーティングと比べて、はるかに長期間効果が持続します。通常、プロによる施工で2〜5年の耐久性を維持します。

参考

セラミックコーティングについて詳しく知りたい方はこちら

セラミックコーティングの効果とは?メリット・施工費用を詳しく解説

参考

セラミックコーティングとガラスコーティングの違いについて詳しく知りたい方はこちら

ガラスコーティングとセラミックコーティングの違いを専門店が解説

ガラスコーティングで失敗・後悔事例と原因分析

コーティングで失敗や後悔する原因は、大きく3つあります。

  • コーティングの役割、機能を正しく理解していなかった
  • 施工されるお店の質が悪かった、もしくは正しい施工店の選び方を理解していなかった
  • 有名店・ブランド重視での「見せかけの品質」での失敗

それぞれ見ていきましょう。

コーティングの役割、機能を正しく理解されていなかった

コーティングの役割は、車の塗装を守り、美観を綺麗に維持することにあります。 塗装の上に、平滑なコーティング皮膜が形成されることで、汚れが落ちやすく光沢を保つことが可能です。

コーティング有りの場合のイラストでの図解説明画像

コーティングがない場合の塗装の状態のイラスト

ここでよくある誤解が、「コーティングは施工したら、あとは何もしなくても綺麗!」だと誤解されていることです。

確かにコーティング被膜があることで、素の塗装に比べると汚れがつきにくくなりますが、だからといって完全に汚れがつかなくなる、シミがつかなくなるということにはなりません。

そのため適切な頻度の洗車や、溶剤を使用した被膜のクリーニングなど、コーティング後のメンテナンスは、必須になります。

このようなコーティングの正しい理解がないと、コーティングの満足度が下がり、意味ないのでは?と考えてしまうことになってしまいます。

車の塗装やコーティング膜を痛みの原因もこちらで整理しておきたいと思います。様々な要因で劣化しますが、下記2つはぜひ覚えておきましょう。

酸性雨による塗装やコーティングの劣化

酸性雨は塗装に悪影響を与えます。酸性雨とは、二酸化硫黄(SO2)や窒素酸化物(NOx)などを起源とする酸性物質が雨・雪・霧などに溶け込み、通常より強い酸性を示す現象です。酸性雨は、河川や湖沼、土壌を酸性化して生態系に悪影響を与えるほか、コンクリートを溶かしたり、金属に錆を発生させたりして建造物や文化財に被害を与えます。

参考: 酸性雨に関する基礎的な知識|気象庁
参考:令和4年度酸性雨調査結果について|環境省

黄砂による塗装やコーティングの劣化

花粉の季節に同じく厄介な存在として知られるのが「黄砂」です。黄砂も極めて塗装に悪い影響を与える存在です。

黄砂は、飛散していく過程で大気中の様々な粒子等々を吸着したり化学反応を起こし、車の塗装面に滞留固着することで一時的に撥水が失われたり、イオンデポジットなどの発生原因になることがあります。

関連する記事:黄砂の洗車はすぐにすべき?車に与える影響と対処方法をプロが解説

参考:黄砂対策|環境省

施工されるお店の質が悪かった、もしくは正しい施工店の選び方を理解していなかった

コーティングは、皮膜自体の厚さや色などがお客様の目に見える形ではなく、施工後お家に帰ってしばらく経過してから、「汚れがつきにくくなった!」や「ツヤツヤしている!」などの効果をサービスとして実感できるものかと思います。

施工前では評価がしづらいサービスであるため、どこが良いお店かお客様自身見極める必要があります

コーティング自体が普段の生活で馴染みないものであるため、より一層見極めの判断が難しいと言えるでしょう。

そして残念ながら、中には適当な作業をして高額なコーティング料金をもらっている、酷いお店もあります。

そのため、酷いお店でしかコーティングの経験をされたことがないために、「コーティングは効果がないからすべきでない、意味ない!」とおっしゃる方もいらっしゃるのでしょう

コーティング自体は、より良い施工環境下で、経験豊富で熱心なスタッフが適切な道具を用いて下地処理を行い、厳選された良質なコーティング剤を使用すれば、必ず効果があります。

そのようなお店で施工されればコーティング効果を最大限享受できるしょう。

有名店・ブランド重視での失敗例

事例詳細

先日も、ポルシェのオーナー様から「大手チェーン店で施工したら、ムラやクスミが出てしまった」というご相談を受けました。私自身も30年以上前、某有名店での失敗を経験しています。

  • 失敗の原因

    ・店舗の知名度や評判だけで判断してしまった

    ・実際の施工技術者の確認を怠った

    ・有名ブランド製品への過信があった

  • 対策のポイント

    ・実際に施工する技術者との対話を重視

    ・経営者の施工への関与度を確認

    ・製品選択の根拠を具体的に確認

私の37年の経験から言えることですが、特に高級車やスポーツカーの場合、有名店だからといって安心はできません。むしろ、経営者自身が施工に関わり、一台一台を大切に仕上げる専門店の方が、はるかに良い仕上がりになることが多いんです。

ガラスコーティングをして後悔している方のレビュー

では、コーティングをして後悔している方は、どんな点で不満があることが多いのか、レビューを引用しつつ、どうすればそのような不満を防ぐことができたのかなど、個人的な見解を紹介しつつみていきたいと思います。

水弾きが悪くなり「イオンデポジット(水シミ)」がすぐついた

“コーティングはMGプレミアム。洗車しているときに車の天井にシミの様な物が2箇所できています。マツダのメンテナンスキットのシミ取りでは消えませんでした。”

引用:Yahoo知恵袋

他のお店で施工したことがあるお客様からよく聞く不満として、「施工してあまりもたずにイオンデポジットや水シミ(雨シミ)ができた」というお声を耳にします。また、お客様自身は気づいてなくてもシミだらけということもあります。

ガラスコーティングは無機質のガラス被膜であるためシミが絶対つかないということはまずあり得ません。

その原因は特定できませんが、コーティング施工後のメンテナンスが原因のこともありますし、残念ながら良くないお店でコーティングをされた結果のこともあります

関連する記事:車のウォータースポットやイオンデポジットを除去したい!発生原因と対策を解説します!

思っていたより「耐久性」が悪かった

“買った際に中古車店がサービスでコーティングを施工してくれました。 以来、雨が降っても汚れにくく、ボディは艶々で気に入っていたのですがここ最近、雨が降ると泥?埃?でも汚らしく模様が付くようになり、屋根にもうっすらとウォータースポットの跡が付くようになりました。”

引用:Yahoo知恵袋

思うような耐久性が得られなかったこともよくある不満の1つかと思います。

施工してもらったお店のパンフレットや説明では「⚪︎年耐久」と書かれていたのに、その半分ももたなかった。という声もネット上でみかけます。ガラスコーティングのガラス被膜自体はかなり強く、お店が嘘をついているということはあまり考えにくいです。がそもそもメンテナンスが不要と思っていて洗車もせずに青空駐車だった場合などはこのような口コミになる可能性もあります。

また、コーティング剤の性能を施工店が100%発揮させることができなかった場合も想定されます。つまり施工する「お店」、施工する「人」で性能も変わるということです。

こちらもシミ同様、施工後のメンテナンス要因なのか、お店側の施工が悪かったのかの特定は状況によりけりだと思いますが、まずはお店側に状況をご説明いただき、対応策を相談されるとよいかと思います。

ムラがあった

“BMWのディーラーでガラスコーティングをして、納車から2週間後に初めて洗車したのですが、ボンネットに拭きムラが残って取れません。洗車はコーティング用のシャンプーで軽く手洗いをしました。”

引用:Yahoo 知恵袋

これは、完全に施工されたお店側のミスと言えるケースが多いでしょう。

通常であれば、施工されたお店にお話いただければ直してくれると思いますが、このような事態に合わないためにも、お店選びが重要と言えるでしょう。

ガラスコーティングの正しい施工店の選び方と失敗しない方法

これまで述べてきた通り、コーティングをされる方は、良いお店で施工いただき、適切な頻度でメンテナンスを施すことが、良い効果を得続けるためには重要になります。

ここでは、正しいガラスコーティングのお店選びや、メンテナンス方法について紹介していきたいと思います。

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信頼できる施工店の見極め方

■必ずチェックすべきポイント

私が37年間で見てきた中で、最も重要なのは技術者の質なんです。先日も、フェラーリ458のオーナー様から「設備は立派だったのに、仕上がりが今ひとつ…」という相談を受けました。

1. 施工者の質

  • 社長自身が現場に携わっているか
    • 技術力の把握ができている
    • 過度な設備やブランドのアピールをしない
    • 品質管理の徹底度
    • コーティング選定理由を具体的に説明できる
    • トラブル対応の迅速さ
  • 施工スタッフの経験と技術
    • 日本人技術者による細やかな仕上げと配慮
    • 車種に応じた施工方法の提案
    • クルマ好きである事
    • 経験施工台数の多さ

2. 施工環境のチェック

  • 専用の施工場
    • 温度管理:20-25℃
    • 湿度管理:45-70%
    • 埃対策の有無
  • 設備の充実度
    • 高品質な照明設備
    • 空調システム
    • 最新且つ様々な液剤とマシン

3. 施工実績の確認

  • 具体的な数値
    • 積算施工台数
    • リピート率
    • 高級車,趣味車の施工実績
  • 実例の提示
    • before/after写真
    • 顧客の評価、口コミ
    • 長期的な効果の証明

■要注意な施工店の特徴

危険信号 考えられる問題 確認すべきポイント
極端な低価格 ・低品質な材料使用
・不十分な作業時間
・未熟な技術者
・使用材料の詳細
・作業工程の説明
・施工者の経験
過度な宣伝文句 ・効果の誇大広告
・非現実的な保証
・隠れた追加料金
・具体的な効果の説明
・保証内容の詳細
・料金体系の透明性
施工環境の不備 ・品質の不安定
・仕上がりのムラ
・早期劣化のリスク
・作業場の見学
・温度管理状況
・清掃状態

相談時のチェックポイントと適正価格の見極め方

■初回相談時の確認リスト

1. 施工内容の詳細確認

  • 作業工程の説明
    • 下地処理の具体的な方法
    • 使用する薬剤の種類と特徴
    • 施工完了までの所要日数
  • 使用する製品について
    • メーカーと製品名の開示
    • 製品の実績と評価
    • オリジナルの場合は不要

2. 料金体系の透明性

  • 見積もり内訳
    • 基本施工料金
    • 追加オプションの有無
    • メンテナンス料金
  • 支払い条件
    • 分割払いの可否
    • クレジットカード対応
    • キャンセルポリシー

■価格帯別の品質と内容の目安

価格帯 施工内容 期待できる効果 適している車種・状況
ハイエンド
(20-50万円)
・徹底的な下地処理
・高品質材料使用
・複層の施工
・4-5年の持続効果
・最高級の仕上がり
・完璧な保護性能
・高級車
・新車
・長期保有予定車
デラックス
(15-25万円)
・一般的な下地処理
・信頼性のある材料
・基本的な施工
・2-3年の持続効果
・十分な艶と保護
・一般的な耐久性
・一般車
・中古車
・普段使いの車
スタンダード
(8-15万円)
・簡易的な下地処理
・一般的な材料
・短時間施工
・1-2年程度の効果
・基本的な保護
・一時的な艶出し
・軽自動車
・短期保有予定
・試してみたい方

※この価格と施工時間は、適切な品質を確保するための目安です。使用する液剤や車の状態によって変動する可能性があります。

■見積もり時の重要確認事項

  • 具体的な作業時間の明示
  • 使用する商材の明細
  • 保証、施工証明書内容の詳細
  • アフターフォローの内容
  • メンテナンス計画の提示

施工店選びで注意したい「見せかけの品質」

私が37年以上の経験の中で特に気になるのが、見せかけの品質にこだわる施工店の増加です。先日も、フェラーリのオーナー様から「設備は立派だったのに、仕上がりが今ひとつ…」という相談を受けました。

  • 設備への過度な注目

    ・赤外線乾燥機の有無は液剤により重要度が異なるんです

    ・設備があっても、使用する必要のない液剤もある

    ・設備の有無より、適切な施工方法の理解が重要

  • 本質的な品質管理

    ・店舗全体の清潔さ(特にトイレ)

    ・適切な温度管理(20-25℃)

    ・正確な湿度管理(45-75%)

実は私も30年前、高額な設備を導入したばかりの店舗に依頼して失敗した経験があります。その時の教訓として、設備よりも技術者の知識と経験、そして品質管理への姿勢が最も重要だと痛感しました。

期待通りの効果を得るためのガラスコーティング店の選び方

ガラスコーティングは、ディーラーだけでなくカー用品店や車コーティング専門店など、様々な場所で施工することが可能です。

しかし、コーティングの質を重視する場合は、専門店がおすすめです。

コーティングの質は、①コーティング施工環境、器材②スタッフの技術レベル・経験値③コーティング剤の質などの要素の掛け合わせにより決まります。

その点でコーティング専門店は、質、効果にこだわった作業を行うお店が多いため、おすすめできます。

  ディーラー カー用品店(オートバックスなど) コーティング専門店
施工環境

整備工場内での施工やモータープールでの施工あり、吹き曝しの環境で温度湿度管理が出来ない。

傷やムラを判断するための
専用の照明がない。

オイル交換などの修理併設環境で屋根はついているものの完全密閉環境はほとんど無く
温度湿度管理はコントロール出来ない。

傷やムラを判断する照明が
ないことが多い。

完全密閉環境で温度湿度管理が出来る。

傷やムラを見る専用照明がある。

技術レベルや経験値 外製・内製の2パターン。
内製の場合ディーラー社員が実施するため施工歴が浅いことがある
量販店スタッフが施工するケースと外注されるケースが存在する 施工歴が豊富な社員が対応
するケースが多い
コーティング剤の特長 液剤の良し悪しよりも施工性と金額のコストパフォーマンス重視の傾向 誰にでも簡単に出来る汎用製品が多い。 多くの場合、汎用製品ではなく施工難易度が高く効果も高いものが多い。

お店ごとの特徴の違いや比較、おすすめ店の選び方詳細は、下記をご覧ください。

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ディーラーコーティングが気になる方へ

「ディーラーコーティングやめとけ」という声をよく耳にしますが、ここで重要な事実をお伝えします。

■ディーラーコーティングの実態

  • 施工時間の制約
    • 通常半日程度の作業
    • 下地処理が十分でないケースも
    • 新車でも必要な事前処理を省略することも
  • 施工環境の課題
    • 専用の施工場所がない場合も
    • 温度管理が不十分な環境も
    • 埃の多い環境での施工も
  • 技術者の違い
    • 外部委託が多い
    • 施工者の経験値にばらつき
    • アフターフォローの体制が不明確

被膜を長持ちさせるメンテナンス方法

コーティングをした車は、施工されたお店が推奨する方法でメンテナンスしてもらえれば問題ないですが、基本的には、定期的に水洗い洗車、汚れが酷いときは中性シャンプーもしくは専用のシャンプーで洗ってもらえれば十分です。

ガラスコーティングをした後の正しい洗車方法と注意点を知りたい方は以下もご参考ください。

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重要なことは、汚れを固着させないということです。 汚れがついたら洗うという心持ちでいていただければ、汚れもコーティングの効果ですんなり取れて、光沢艶を長年維持することができ効果を十分に味わえると思います。

DIYで洗う方に関しては、下記ページで詳しい方法を紹介しておりますので、御覧ください。

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車種・使用環境別の最適なコーティング選び

塗装タイプ別の重要ポイント

■塗装タイプ別の特徴と対策

1. ソリッドカラー(単色)

  • 特徴
    • 傷つきやすい塗装
    • 経年劣化が目立ちやすい
    • 白・黒などの一般的な色
  • 推奨コーティング
    • 高硬度タイプ(4H以上)
    • 紫外線カット効果の高いもの
    • 厚めの皮膜形成タイプ
  • 実例:BMW 3シリーズ(白)
    • 従来:2~3年で白濁化が目立つ
    • 対策後:4年経過でも新車の輝き維持

2. メタリック・パールカラー

  • 特徴
    • 深みのある艶感
    • 光の反射で印象が変化
    • 高級車に多い塗装
  • 推奨コーティング
    • 透明度の高いガラス系
    • 艶を引き出す特殊成分配合
    • 薄膜高密度タイプ
  • 実例:ポルシェ(ジェットブラック)
    • 従来:水垢で深みが失われる
    • 対策後:深い艶感を長期維持

使用環境別の最適な選択

■環境別コーティング選択ガイド

使用環境 主な課題 推奨コーティング 期待できる効果
都心部での使用 ・酸性雨
・鉄粉付着
・排気ガス
・耐薬品性の高いセラミック系
・自己回復機能付き
・酸性物質からの保護
・鉄粉の固着防止
・日々の汚れ防止
沿岸部での使用 ・潮風
・塩害
・強い紫外線
・高密度セラミックor
ガラスコーティング
・UV保護効果の高いタイプ
・塩害からの保護
・塗装の色褪せ防止
・錆の発生予防
寒冷地での使用 ・融雪剤
・凍結防止剤
・砂利の跳ね
・高硬度セラミックコーティング
・厚膜タイプ
・化学物質からの保護
・小傷からの保護
・下回りの保護効果

使用頻度・駐車環境による選択基準

■使用パターン別の最適な選択

1. 日常的な通勤・買い物での使用

  • 年間走行距離:1万km未満
    • 推奨:標準的なガラスコーティング
    • 投資目安:15-20万円
    • 期待耐久:2-3年
  • 実例:トヨタ86オーナーSさんの場合
    • 通勤往復20km
    • 週末の買い物がメイン
    • メンテナンス頻度:6ヶ月に1回

2. 営業・長距離での使用

  • 年間走行距離:2万km以内
    • 推奨:高耐久セラミックコーティング
    • 投資目安:20-35万円
    • 期待耐久:4-5年
  • 実例:アルピナD3SオーナーEさんの場合
    • 道の駅が大好きでで関東一円を移動
    • 高速道路の使用頻度が高い
    • メンテナンス頻度:3ヶ月に1回

■駐車環境別の対策

駐車環境 リスク要因 推奨コーティング 追加対策
屋外駐車(常時) ・紫外線劣化
・酸性雨
・鳥害
・高耐候性コーティング
・UV保護効果強化タイプ
・3ヶ月ごとの点検
・ボディカバーの使用
カーポート使用 ・埃の蓄積
・側面からの紫外線
・結露
・標準的なコーティング
・撥水効果重視タイプ
・定期的な洗車
・6ヶ月ごとの点検
屋内ガレージ ・埃の蓄積
・結露
・温度変化
・標準的なタイプ
・艶重視タイプ
・換気の徹底
・年2回の点検

重要ポイント:

  • 駐車環境が悪いほど、高品質なコーティングが必要
  • 環境に応じたメンテナンス計画の策定が重要
  • 定期的な点検による早期対応が効果的

まとめ:ガラスコーティングは本当に必要?

以上、ガラスコーティングは本当にしない方がいいのかという事について、した方が良い方・良くない方の具体的な違いや、良いお店の選び方、メンテナンス方法について詳しくみてきました。

日常から触れ合うサービスではないがゆえに、「思っていたよりも悪かった」が生まれやすく後悔したり、不満に思う方もいらっしゃるかと思います。

しかし、コーティングについて正しく理解をいただき、慎重に施工されるお店を選ぶことができさえすれば、非常に満足度の高い効果を得ることができるかと思います。この記事で解説したメリット・デメリット、費用相場、選び方のポイントなどを参考に、本当にガラスコーティングが必要かどうか、じっくり検討してみてください。

サービス提供者として我々自身、正しい情報を適切なタイミングで説明することを心がけ、お客様の不安解消に努めなければいけないと思います。 コーティング施工される方も、しない方も、本記事が参考になれば幸いです。

ガラスコーティングに関するよくある質問 Q&A

お客様からよくいただく質問をまとめました。

Q1. ガラスコーティングは本当に効果がありますか?

A1. 効果はあります。しかし、過剰な期待は禁物です。傷が全くつかないわけではなく、あくまで塗装を保護する効果がある程度です。また、効果の持続期間はコーティングの種類や車の保管状況によって異なります。例えば、完全硬化型のガラスコーティングでも、青空駐車の状態で毎日使用していると、3年も効果が持続しない場合があります。コーティングは万能ではありませんので、過信は禁物です。

Q2. ガラスコーティングの費用はどのくらいかかりますか?

A2. 車のサイズやコーティングの種類、施工店によって大きく異なりますが、ディーラーの場合は約10〜35万。量販店では5〜10万円程度、キーパーでは2〜50万、専門店では10〜35万。おおむね2〜30万程度がガラスコーティングの相場となります。一般的には数万円から数十万円程度です.軽自動車であれば8万円〜、高級車になると50万円を超える場合もあります。例えば、トヨタのアルファードに完全硬化型のガラスコーティングを施工した場合、30万円~程度の費用がかかります。予算と相談しながら、適切なコーティングを選びましょう。安価なコーティングは、効果が持続しない場合があるので注意が必要です。

Q3. ガラスコーティングの施工時間はどのくらいかかりますか?

A3. コーティングの種類や車のサイズによって異なりますが、一般的には半日~1日程度です。下地処理が必要な場合は、さらに時間がかかる場合があります.また、施工店によっては、代車を用意してくれるところもありますので、確認しておきましょう。施工中は、車を預ける必要がありますので、スケジュールを調整しましょう。ポリッシュファクトリーでは3泊4日、もしくは7泊8日という場合もあります。

Q4. ガラスコーティングは自分で施工できますか?

A4. 簡単なコーティング剤であればDIYでも施工可能ですが、プロのような仕上がりを求める場合は、専門の施工店に依頼することをおすすめします。DIY用のコーティング剤は、カー用品店などで購入することができます。DIYで施工する場合、下地処理をしっかりと行うことが大切です.下地処理が不十分だと、コーティングの効果が十分に発揮されません。また、ムラなく均一にコーティング剤を塗布することも重要です。自信がない方は、プロに依頼することをおすすめします。

Q5. ガラスコーティング後の洗車はどのようにすればいいですか?

A5. 基本的には水洗いだけで十分です。汚れがひどい場合は、カーシャンプーを使用し、柔らかいスポンジで優しく洗いましょう。高圧洗浄機を使用する場合は、適切な距離を保ち、塗装面を傷つけないように注意しましょう。また、洗車後は、しっかりと水気を拭き取ることも大切です。水滴が残っていると、水垢の原因となります。コーティングの種類によっては、専用のメンテナンス剤を使用する必要がある場合がありますので、施工店に確認しましょう。

Q6. コーティングの効果が薄れてきたと感じたらどうすればいいですか?

A6. 施工店に相談するか、専用のメンテナンス剤を使用しましょう。効果が薄れてきたと感じたら、まずは施工店に相談することをおすすめします。施工店によっては、再コーティングの割引サービスを提供している場合があります.また、コーティングの種類によっては、専用のメンテナンス剤を使用することで、効果を復活させることができます.メンテナンス剤は、カー用品店などで購入することができます。メンテナンス剤を使用する際は、使用方法をよく読んでから使用しましょう.

Q7. ガラスコーティングはどんな車にもおすすめですか?

A7. 一概には言えません。車の保管状況や使用頻度、予算などを考慮して判断する必要があります。この記事で解説した内容を参考に、ご自身の状況に合った選択をしてください.例えば、青空駐車が多い場合は、耐久性の高いコーティングを選ぶことをおすすめします。また、洗車の頻度が少ない方にも、耐久性の高いコーティングが適しています。逆に、ガレージ保管で、こまめに洗車をする方であれば、コーティングの必要性は低いかもしれません.ご自身の車の使用状況に合わせて、コーティングをするかどうかを判断しましょう。

Q8. ディーラーコーティングはやめた方がいいですか?

A8. ディーラーコーティングは高額な場合が多く、必ずしも質が高いとは限りません。専門のコーティング業者と比較検討することをおすすめします.ディーラーコーティングは、ディーラーが提携しているコーティング業者に依頼している場合がほとんどです。そのため、中間マージンが発生し、割高になっている可能性があります。また、ディーラーコーティングは、新車販売時のオプションとして勧められることが多く、じっくりと検討する時間がない場合もあります.専門のコーティング業者であれば、様々なコーティング剤を取り扱っており、予算や車の使用状況に合わせた最適なコーティング剤を提案してくれます.

Q9. 新車にコーティングは必要ですか?

A9. 新車の塗装は比較的綺麗ですが、数ヶ月もすると汚れのこびりつきが出てきます。新車時の輝きを長く保ちたい、洗車を楽にしたいという方にはおすすめです。新車時の輝きを長く保ちたい方や、洗車を楽にしたいという方は、コーティングをすることをおすすめします。新車納車時でもガラスコーティングをはじめとする車コーティングを施工するメリットはあります。詳しくは下記をご覧ください。

Q10. ガラスコーティングとポリマーコーティング、どちらがいいですか?

A10. ガラスコーティングの方が耐久性が高く、光沢も優れています.しかし、費用も高額になります.ポリマーコーティングは比較的安価で、DIYでも施工しやすいのがメリットです.ガラスコーティングは、ガラス質のコーティング剤を使用するため、耐久性が高く、光沢も優れています。一方、ポリマーコーティングは、樹脂系のコーティング剤を使用するため、耐久性はガラスコーティングに劣りますが、費用は比較的安価です。DIYでも施工しやすいというメリットもあります.ご自身の予算や車の使用状況に合わせて、どちらのコーティング剤を選ぶか検討しましょう。

Q11. コーティング施工後に注意することはありますか?

A11. 施工後数日間は、洗車を控える、雨に濡らさない、直射日光を避けるなど、コーティング剤が完全に定着するまで注意が必要です.施工店から指示された注意事項を守りましょう.コーティング剤が完全に定着するまでは、洗車や雨、直射日光を避ける必要があります。施工店によって、注意事項が異なる場合がありますので、施工前にしっかりと確認しましょう.また、コーティング剤の種類によっては、専用のメンテナンス剤を使用する必要がある場合がありますので、施工店に確認しましょう。

 

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及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴38年。 「お客様の愛車は、自分の愛車以上の気持ちで接すること」を作業のモットーにしております。

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