新車コーティングの後悔しない選び方

ディーラーで車を購入した時に、必ずといってよいほど営業に勧められる「カーコーティング」

当社のお客さまでもディーラーやキーパー、量販店などでコーティングされて後悔された方は多くいらっしゃいます。

「せっかくの新車にコーティングしたけど後悔した」というお話を伺う機会が多いのです。

そこで本記事では、1987年創業、カーコーティング専業一筋30余年、新車中古車の施工台数は20,000台超という経験の東京の車コーティング専門店を営む及川が、これまで頂いたお客様からの情報や、同業界における経験に基づく知識を踏まえ、「新車のコーティングはどこでやったら良いのか」や「新車のコーティングで後悔したくない方法」について紹介させていただきます。

新車コーティングで後悔した実例(他社事例）

新車購入後または新車購入の際にコーティングをされた方からの生の声です。

ディーラーで営業に勧められたコーティングで後悔した

新車購入契約時に営業マンから勧められて決めたり、デフォルトで注文書オプションにすでにディーラーコーティングにチェックマークがついており半ば強制的に施工。

施工経験がある方の多くの声は

「すぐに汚れが取れにくくなった」

「雨のあとに汚れが目立つ」

「水ハジキがしなくなった」

「黒色のボディに汚れや線傷などが多数あった」

「ガラスコーティングがかかっている感じがしない」

「本当にガラスコーティングがかけられたのか見てほしい」

等々上記のようなご相談を受ける事があります。

多くの場合、コーティング性能のための下地調整をしっかりせずにコーティング剤を塗るだけ、というケースが多く、当社のような下地調整や脱脂作業をしないと、セラミックコーティングやガラスコーティングがすぐ取れてしまいます。

そのため、謳い文句どおりの効果がでず、「半年や1年もてば良いほう」となってしまいます。

近年ディーラーコーティングは高単価化しているわりにはコーティング性能が伴わないことが散見されます。

完成度が低いわりには、大きな金額を請求されることが多いと聞きます。

最近よく聞くのが、15万円～30万円をも支払ったというケースです。

そこまで高いお金をかけるのであれば、間違いなく専門店にコーティングをお願いしたほうがいいです。

質のよい専門店では最新の実績のある良いコーティング剤を吟味して使用するはもちろんのこと、きちんとした下地調整を行いコーティング性能をさらに引き出してくれるので2重に艶光沢もアップします。

ガソリンスタンド系や量販店系での安いコーティングで後悔した

新車購入後コーティング選びをするためにネットで検索をして割安感の高いコーティング選びをすると必然的に検索上位に来るのがガソスタ系や量販店系の安いコーティングです。

基本的には3ヶ月もしくは6ヶ月に1度など定期的に行うことが前提のコーティングとなります。洗車も同時に出来る店舗が多いので洗車需要は高い方ですがボディコーティングに関してはワックスプラスアルファ程度という感じです。

「そこそこキレイならいい」
「下地磨きなどなくてもいい」
「なんとなくコーティングで水ハジキがあればいい」

このような方であればある程度は満足できるかもしれません。

基本的には専門店のような下地調整技術の磨きは行わないのでクルマのキレイさを求める方は後悔するコーティングになります。

後悔した方の多くがおっしゃっていたのは

「すぐに雨が弾かなくなった」

「安いからしょうがないか・・」

「最初から専門店でやれば良かった」

上記のことから洗車環境がなく自分で洗車をせずそれほどの拘りがない方で3〜6ヶ月に1度簡易ワックスやポリマーを施工しつつそこそこの状態を維持されたいという方でしたら後悔はしないレベルだと思います。

専門店系で施工経験がおありの方は後悔されると思います。

専門店系で高級高額なコーティングで後悔した

新車購入直後に専門店系でコーティングをしたが思ったような効果を得られなかった。ディーラーコーティングは口コミなどを見るとあまり良い口コミがなかったので、良かれと思い専門店で行ったが後悔する結果になった・・・

どのような後悔だったか

「雨シミになりやすくなった」

「思ったよりも水ハジキがなかった」

「コーティングが効いている感じがしなかった」

「あちこちに磨きの跡が残っていた」

「室内が汚れたままだった」

などなど専門店でガラスコーティングで後悔を感じた事をお客さまから多くうかがいました。

専門店だったので安心していたがディーラーコーティングの経験とほとんど変わらずか少しマシな程度だったので後悔したという方もおりました。

新車コーティングで後悔しないために

お店選びの方法

業態ごとに３つの軸を評価いたしました。

※金額は、星の数が多いほど良心的。

・ディーラーコーティングの場合納車の際にはコーティングが完了をしてワンストップサービスを享受できる。

・専門店コーティングの場合は誰もが納得できるコーティング体験を期待出来、内容と質を重視される方向け。

・量販店コーティングの場合は価格を重視される方向け。

こちらはディーラー、キーパー、オートバックス専門店の品質と価格をわかりやすいように図表化しました。目安イメージとしてご覧ください。

専門店の業態4つの軸で評価いたしました

※金額は、星の数が多いほど良心的。

コーティング選びの方法

コーティング液剤特性により３つの軸を評価しました。

下記図表からも分かるように性能を求める場合はセラミックコーティングがイチオシ。

金額と性能のバランスをとる場合はガラスコーティングがオススメ。

とにかく安いに越したことはないという場合はポリマー系フッ素系等コーティングがオススメ。

※セラミックコーティングについては性能は大きくばらつきが有りますので注意が必要です。

まとめ

後悔したくないならここを選ぼう

・「こだわり派」のあなたにおすすめは専門店（法人格の2~5人従業員）が良いでしょう。ただし社長がプレーヤーではないお店は選ばない方が賢明です

・「そこそこキレイ派」のあなたにおすすめは専門店（1人社長）が良いでしょう。代表者が責任を持って磨くので比較的安心です。

・「あまりこだわりはない」あなたにおすすめは新車購入時にワンストップで出来るディーラーコーティングが良いでしょう。

最期に

新車コーティングを選ぶ際に後悔しないためには、以下のポイントに注意すると良いでしょう。

①自分のニーズに合った製品を選ぶ: 愛車の使用環境や所有者の希望に合ったコーティングを選ぶことで、満足度が高まります。ご希望の施工店に相談をしてみましょう。もしも相談の段階で面倒くさそうな態度やメール対応の場合はそのお店は避けた方が良いです。

②施工技術と返金保証: 施工する業者の技術力や返金保証内容も重要です。信頼できる業者に依頼し、返金保証内容を事前に確認しておくと安心です。具体的には「全額返金保証」の詳しい内容、施工にミスがあった場合の対応など。

③価格とコストパフォーマンス: 高価格のコーティングが必ずしも良いとは限りません。価格と効果を比較し、コストパフォーマンスの良いものを選びましょう。

④耐久性と効果の持続性: 希望する効果期間を持続するコーティングを選ぶことで、コーティングを定期的に施す必要がなくなります。

⑤信頼性の高い会社を選ぶ: 評判の良い施工会社が商品を提供しているか確認しましょう。その会社の口コミやレビューをチェックすると良いです。

これらのポイントを考慮しながら、新車でコーティングをする際に後悔しないように慎重にお選びください。