中古車には線傷があったり水垢の付着、細かい部分に汚れが溜まっていたりで何とかしたい。塗装がくすんでいて何だかみすぼらしい・・・
ガラスコーティングや磨きとかは、本当に効果あるのかな。どのくらいキレイを保てるんだろう。。
中古車で痛みや汚れがひどくてもコーティングって意味あるのかな。どこでも施工できるのかな?
新車時の光沢は購入された方なら体験をされているのでおわかりだと思いますが光沢があり、洗車後もツヤツヤですね!
ただし、中古車のご購入の際は、傷やクスミ、水垢などが汚れなどがあるためお悩みの方も多いのではないでしょうか。
多くの方が、新車時に納車された際の、あの塗装本来の艶感やピカピカ感を体感維持されることを望んでいるかと思います。
そのため、磨きやガラスコーティングを検討される方が多いのではないでしょうか。
本記事では、中古車にコーティングをすることでどんな効果が得られるのか、どこで施工がよいのか、DIYでできるのか、そしてメンテナンスの仕方について、創業1990年、東京の車コーティング専門店ポリッシュファクトリーを営む及川が說明していきたいと思います。
中古車にカーコーティングは必要?
中古車を購入後くすんでいるボディを何とかしたい・・
線傷が沢山付いていて、艶が白ぼけてくすんでいるので何とかしたい。
洗車をしても何だかキレイに見えない・・・
そういう状態のボディに車磨きやコーティングは必要かつ効果的でしょうか?
傷の程度やクスミ、水垢などの付着量にもよりますが、ほとんどの場合新車以上の艶に甦ります。
皆様のお車の状態はどんな状態でしょうか???
中古車の塗装面や窓など傷んでいる状態とは
中古車購入後下記画像のようになっていませんか?!
購入時はパッと見キレイに見えていたクルマが納車後見慣れてくると、窓のシミ、ボディ隅々の水垢が見えてきますね。しかもちょっとやそっとで落ちない・・・
見れば見るほどひどい状態?!
ウインドウにシミがびっしり状態
窓ガラスもコーティングをしないと雨や紫外線や熱の焼き付けでシミになり固着してしまいます。上記画像はプライバシーガラスのシミ等の痛み状態です。
濡れたときに拭くとこのようになるのは表層にシミとか水垢の固着が出来ているのです。
特にメーカ純正の色付きのプライバシーガラスやウインドーフィルムを貼って色が濃くなっている場合はガラス表面の温度が上がるためにシミが固着しやすくなります。
可能な限り防ぐ方法はひとつ!ウインドウ撥水コーティングをすることです。施工をすることにより雨シミなどの固着は大幅に防げるのです。
ボディが傷だらけの状態
せっかくのブラック塗装も積年の汚れと傷で白っぽくなります(右側は傷んでいる面)塗装本来の色艶は左側です。
粗い磨き傷。塗装のプロである方々が気がつかないで機械磨き傷をつけている場合があります。
コーティング専門店でもつけている事があります。多くの場合は作業環境が悪く傷が見えていない状況でポリッシングなどが行われるとこういう傷がついてしまいます。
これは簡易的な磨きを行った際に起きるオーロラマーク。素人レベルで簡易的に機械磨きをしたためにさらに傷つけてしまった結果です。
上記画像は日産の名車スカイラインGT-Rですが、塗装が柔らかいために起きうる現象です、塗装の傷を隠ぺいせずに素の磨きだけで傷を消し去り、ナチュラルな艶のコーティング剤を施すことがベターです。
将来にわたり安全に磨きを行えて(不要な削りは行わない)塗装を痛めにくいコーティングがオススメです。
中古車にコーティングするとどう変わるか?
塗装面の傷を研磨してきれいな状態へ
新車購入後磨いたりせずにせっせとワックス等を行ってきた線傷だらけな状態。この状態ではコーティングなど出来ません。可能な限り平滑化をしてコーティングを受け入れられる状態にしなくてはいけません。
塗装面の線傷をマシーンポリッシュで磨きあげた状態。乱反射を可能な限り少なくして塗装本来の色を再現し、長期間キレイな状態を保てるようにコーティングをすると良いです。
黒樹脂が白ぼけている状態から黒々した状態へ
左側:黒樹脂コーティング前 右側:黒樹脂コーティング後
BMWの黒い樹脂部の劣化。右側が黒樹脂部専用のコーティングを施工後の輝き。左側は未施工の痛んだままの画像です。キレイさは一目瞭然でございますね。
左側:黒樹脂コーティング前 右側:黒樹脂コーティング後
メルセデスベンツの黒い樹脂部も可塑剤が抜けきり黒さが失われ白ボケが始まると画像のように白くなってしまいます。右側は黒樹脂部専用のコーティングを施工しましたので黒さが長期間続きます。
普通の中古販売店やディーラーなどではスプレーシリコンなどを吹き付けてササッと拭いておしまい・・・短期間の艶しか出ないののはおろかシリコン成分がボディ塗装面に流れ落ちて始末に負えない状態になりますので注意が必要です。
アルミホイールに汚れが固着している状態からすっきりきれいな状態へ
国産車の旧車などに多い「黒ゴマ」が付いたような汚れの固着です。
欧州車のブレーキはある意味ブレーキパッドとローターを良く減らすことでブレーキの効きを出していると思われます。国産車は欧州車に比べてダストが少ないもののブレーキの効きは悪いと思います。
こちらは外車のブレーキダスト。とても多くダストが出ます。
普通にシャンプーをしただけでは絶対に除去出来ません。こういうのをいとも簡単に落とせるというYouTubeでの解説もありますが多くの場合は落ちません。
こういうのは何万台も施工経験のある施工店の願いするのが一番安全です。想像以上にキレイになるのでボディコーティングご依頼時に一緒に施工されるのが良いでしょう。
コーティングと同時に低ダストのブレーキパッドに交換をすると最大限の効果でほとんどダストの固着がなくなります。
中古車にカーコーティングを施工する効果とは?
中古車には細かい部分(ドアヒンジ、ドアハンドル等々)に水垢が貯まっていたり、塗装の艶がなくなったりと、新車のコンディションとは大違いです。
そういうディテールをキレイにしコーティングを施したり、ボンネットやルーフ、トランクなどの艶がなくなるのが早い部分などにコーティングを施工することで長くキレイを保てるのです。
忙しい現代で月1での洗車を行う場合、コーティングをしておけば簡単に手早くキレイになるのでおすすめです。磨きやコーティングを行うことでキレイを簡単に保てるのです。
中古車のカーコーティングはどこで施工するのが良い?
では中古車購入時にはどのようなコーティングや磨き方が良いのでしょうか?
車磨きのプロや板金塗装屋さん、コーティングの量販店(ガソスタ系や洗車専門店など)、コーティング専門店などがあります。
DIY
最も気軽にコーティングが出来ます。新車のようにと言うわけには行きませんが、市販品のコーティングをかけることにより水ハジキ撥水などを体感できると思います。
気軽にあまりお金をかけずにという方はネットやYouTubeなどを参考にされると良いでしょう。
自分でキレイにされたい方はこちらで解説しています。
参考:初心者でもOK!車のコーティングを自分(DIY)でやる方法
板金屋
おもに事故などの際に外装パーツの修理を行うショップ。
メインのお仕事は板金塗装ですが、近年ではカーコーティングも行うショップが多く増えてきました。
ぶつからない車が増えてきたこともあるでしょうが、少しくらいの傷では直さないドライバーが増えてきたので仕事量は減っている傾向かと。
磨き専門店と肩を並べる、またはそれ以上のお店も増えてきておりますが、全体的に見ると磨き専門店よりも下地調整レベルは甘いお店が多いのも事実です。
車をぶつけてしまい板金塗装と同時に全体のリフレッシュを行う場合は、ワンストップで作業が出来るので良いかもしれません。(ただし板金塗装後コーティングまでの時間は一定の時間空けるべきですが・・・)
中古車販売店&ディーラー
中古車販売店や購入ディーラーであれば、中古を購入して納車前にカーコーティングを完了できるので便利ですね。
納車の段階でコーティングを体感したいという方にはその販売店にご相談なさってみて下さい。
磨きやカーコーティングを行っていない販売店もあり、その場合は外注作業になり費用が割高になることもあるので聞いてみることが良いと思います。
ガソリンスタンド系
ガソリンを入れるついでに頼める気軽さと様々な価格帯から選べるメニューの豊富さも魅力的です。
忙しい方でも利用しやすいといったメリットもあります。
社内資格制度によりインストラクターや1級などの称号をもっている人もいるので熟練の作業を豊富なメニューから選べます。
カーコーティング専門店
新車以上の輝きを手に入れたい!!
寿命の長いカーコーティングを希望!! という方にはコーティング専門店がおすすめです。
コーティング専門店の場合はこだわりのお店がおすすめです。当社が考えるこだわりとは愛想がよく、きちんとお話を伺い何がご希望か聞き取りわかりやすい料金である事です。
こだわりは「仏頂面」ではなくどんな凄腕でも「愛想よく」が基本ではないかと思います。
とにかく心配であれば1度お会いになってみることです。人となりは一番大事な要素と考えます。
ただし費用は他よりも高額となるため考慮すべきです。最高の仕上がりと効果を求める方は専門店がよいかと思います。
専門店選びは下記をご参考ください。
参考:予約が取れない、おすすめ車コーティング専門店とは。キーパーは評判悪い?
中古車磨きコーティングの相場はどのくらい?
WAXや簡易系コーティング
WAXやシュッと吹いて水で流すだけなどの簡易系コーティングは価格もリーズナブルでカー用品店やアマゾンで簡単に購入出来ます。
費用感:〜数千円
シリコン樹脂系コーティング
「シリコン」「フッ素」など主成分としたカーコーティングです。
WAXよりも強力な被膜が形成され、熱にも強く汚れなどから愛車を守ります。
DIYでも比較的施工しやすいため、WAXよりもさらに効果を求める方にはおすすめです。
費用感:数千円~1万円
ガラス系コーティング
ガラス系コーティングとは、ワックスなどとは違いガラス成分を含んだコーティングで艶はもとより耐久性を重視したコーティングとなります。
ガラス成分の含有量などにより値段が変わったり、施工のやりやすさが変わったりしますので口コミなどを参考にされると良いでしょう。
費用感:数千円~1.5万円
ガラスコーティング
ガラスコーティングはガラス皮膜を形成し傷や汚れからペイントを守ります。
下地処理をきちんと行わないと密着せず本来の効果を発揮ません。ガラスコーティングはプロショップに下地処理からコーティングまで依頼するのが良いでしょう。
専門店に依頼する場合は高価になりがちですので慎重に検討された方がよいでしょう。
費用感:5~15万円(下地処理含む、車種により金額は変わります)
※各コーティングとも板金屋さんや、磨き専門店に依頼した場合は下地処理代金がかかりますので問い合わせて確認されるとよいと思います。
まとめ
中古車を購入後磨きやカーコーティングを行うと、新車のような輝きが長続きします。
日常の洗車もとても楽になるため、WAXなどのメンテナンスの時間も大幅に減ります。
磨きとカーコーティングは専門店が行う本格的なものから、自分で出来るDIYでのWAXやコーティングまで内容と費用は様々です。
自分が希望されるコーティング内容、費用、ご希望の仕上がり感などわからない事があればコーティング専門店のプロにご相談下さい。
細かな部分が気になったり、今までに専門店以外での施工があまり満足できなかったという方は車磨きとコーティング専門ショップがオススメです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事は創業1990年、カーコーティング一筋を本業とする専門店、株式会社グッド及川がお届けしました。