洗車とコーティングに役立つ知識

新車コーティングにかかる時間はどのくらい?種類別にプロが徹底解説!

こんにちは、カーコーティング専門店で35年以上の経験を持つ及川です。今日は、新車コーティングにかかる時間や最適なタイミングについて、皆さんに詳しくお話ししたいと思います。

新車を購入する予定の方、したばかりの方、高級車やスポーツカーのオーナーの方々にとって、特に参考になる内容だと思いますよ。

新車の輝きって、本当に素晴らしいですよね。でも、その輝きをどうやって長く保つか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?実は、新車コーティングのタイミングと施工時間が、その答えの鍵を握っているんです。

そもそも新車コーティングって必要なの?と思っている方は以下の記事も併せてご覧くださいませ。

参考記事:新車コーティングは必要か?おすすめはディーラーより専門店!

センチュリーのオリジナル写真

1. 新車コーティングの重要性

まず、なぜ新車にコーティングが必要なのか、考えたことありますか?新車だからこそ、早めのケアが大切なんです。

私が20代の頃、初めて新車を買ったときのことを今でも覚えています。当時は知識が浅く、「新車だからコーティングなんて必要ない」と思っていました。結果、半年も経たないうちに水垢がついてしまい、あの新車特有の輝きが失われていったんです。今思えば、あの時にコーティングをしていれば...と後悔しています。

新車コーティングには、以下のようなメリットがあります。

  • 塗装の保護
  • 艶・光沢の長期維持
  • 汚れの付着を防止
  • 洗車の手間を軽減
  • 車の資産価値を保つ

特に高級車やスポーツカーをお持ちの方は、コーティングによって車の魅力を長く保つことができるんですよ。

2. 新車コーティングの最適なタイミング

「新車コーティング、いつやればいいの?」って思いますよね。結論から言うと、新車を手に入れてから1ヶ月以内がベストタイミングです。

基本的には乗っていれば目に見えないですが、塗装は傷がつき、痛みも出てきます。あまりにひどいと余計な下地処理費用もかかってきますし、できるだけ早めにコーティングを施工するのがおすすめなんです。

3. 新車コーティングにかかる時間

さて、ここからが本題。新車コーティングって、実際どのくらいの時間がかかるんでしょうか?

結論から言うと、基本的なコーティングで4〜6時間、高級なガラスコーティングだと1〜2日かかることもあります。でも、これはあくまで目安です。車のサイズや状態、選択するコーティングの種類によって変わってきますよ。

車コーティング専門店ポリッシュファクトリーの場合は、基本的に1週間お預かりし徹底施工いたします。

私の経験から言うと、本当に丁寧に仕上げようと思ったら、1台に1週間かけることも十分あります。特に高級車やスポーツカーの場合は、細部にまでこだわって施工するので、時間がかかるんです。

世の中一般の具体的な施工時間の内訳を見てみましょう。

  • 下準備(洗車、クレイバー処理など):1〜2時間
  • 研磨作業:1〜3時間
  • コーティング剤の塗布:1〜2時間
  • 乾燥・硬化時間:2〜24時間(コーティングの種類による)

最低限このくらいの時間をかけることで、あなたの愛車は何年も美しさを保つことができるんです。時間をかける価値は十分にありますよ。

ちなみにポリッシュファクトリーの場合は以下のような感じです。どんなに効率よく作業してもとても1日では終わらない作業です。

  • 下準備(洗車、クレイバー処理など):4~8時間
  • 研磨作業:6〜12時間
  • コーティング剤の塗布:4~8時間
  • 乾燥・硬化時間:10〜24時間(コーティングの種類による)

4. コーティングの種類と施工時間の関係

実は、一般的にコーティングの種類によって、施工時間は大きく変わってくるんです。

主なコーティングの種類と施工時間を見てみましょう。

コーティングの種類については以下の記事で詳しく解説してます。

関連記事:車のコーティングは全6種類!特徴や性能の違い、おすすめのコーティングまで徹底解説

ワックス系コーティング

最も一般的で手軽なコーティングです。施工時間は約2〜3時間。でも、効果は3〜6ヶ月程度と短めです。

ポリマーコーティング

ワックスより耐久性が高く、施工時間は約3〜4時間。効果は半年〜1年続きます。

ガラスコーティング

最も人気が高く、耐久性も抜群です。施工時間は約4〜6時間、乾燥時間を含めると1〜2日かかることも。効果は3〜5年続きます。

セラミックコーティング

最新技術を用いた高耐久コーティング。施工時間は6〜8時間、乾燥時間を含めると2〜3日かかることも。効果は5年以上続くことも珍しくありません。

「時間がかかるほど効果が長続きする」というのが、コーティングの基本です。自分の車の使用状況や予算に合わせて、最適なコーティングを選びましょう。

 効果持続期間目安
ワックス系コーティング3〜6ヶ月程度
ポリマーコーティング半年〜1年
ガラスコーティング3〜5年
セラミックコーティング3年〜

5. 新車コーティングの施工手順と所要時間

では、実際の新車コーティングの施工手順を、時間の目安とともに見ていきましょう。一般的な手順をベースに説明します。

1. 下準備(約1時間)

まずは丁寧な洗車から始めます。新車といえども、輸送中についた汚れはしっかり落とす必要があります。高圧洗浄機を使って、細部まで洗い流します。

2. クレイバー処理(約30分)

目に見えない微細な汚れを粘土状のクレイバーで取り除きます。触ってみるとわかりますが、施工前後で表面の滑らかさが全然違うんですよ。

当然ながら鉄粉以外にもシミや油脂汚れなどもあればこの段階で除去しますよ。

3. 研磨作業(約1〜2時間)

新車でも軽い研磨は必要です。コンパウンドを使って、塗装表面の微細な凹凸を整えます。この工程が長ければ長いほど、仕上がりの美しさが違ってきます。

4. コーティング剤の塗布(約1時間)

いよいよコーティング剤を塗ります。ムラにならないよう、丁寧に塗り込んでいきます。ここで手を抜くと、後々ムラになって出てしまうんです。

5. 乾燥・硬化(2〜24時間)

コーティング剤の種類によって大きく異なりますが、しっかり乾燥・硬化させることが重要です。この時間を十分に取ることで、コーティングの効果が最大限に発揮されるんです。

「え、そんなに時間かかるの?」って思われるかもしれませんね。でも、この時間をかけることで、あなたの愛車は何年も美しさを保つことができるんです。時間をかける価値は十分にありますよ。

特に高級車やスポーツカーの場合は、細部へのこだわりが重要です。例えば、ドアの隙間やホイールの裏側まで丁寧にコーティングすることで、全体の仕上がりが格段に良くなります。こういった細かい作業が、施工時間を長くする要因にもなるんです。

以上が、新車コーティングの基本的な施工手順と所要時間です。

新車コーティングは、確かに時間も手間もかかります。でも、その分だけ愛車の美しさと価値を長く保つことができるんです。「新車の輝きをずっと保ちたい」「大切な愛車を最高の状態で乗り続けたい」そんな思いがある方には、ぜひおすすめしたい施工なんです。

皆さんの愛車が、いつまでも新車の輝きを放ち続けることを願っています。

6. 新車コーティングの効果持続時間

「せっかくコーティングしたのに、すぐ効果がなくなっちゃった...」なんて経験、ありませんか?実は、コーティングの効果持続時間は施工方法や使用する製品によって大きく変わってくるんです。

私の経験から言うと、適切に施工された高品質なコーティングなら、3〜5年は効果が持続します。でも、これはあくまで目安。車の使用状況や日々のケアによっても変わってきますよ。

コーティングの種類別持続時間

  • ワックス系:3〜6ヶ月
  • ポリマー系:6ヶ月〜1年
  • ガラスコーティング:3〜5年
  • セラミックコーティング:5年以上

「えっ、そんなに違うの?」って思いますよね。実は、施工時間が長いほど、効果も長続きする傾向があるんです。だから、少し時間がかかっても、しっかりとした施工を選ぶことをおすすめします。

特に印象的だったのは、あるお客様の高級セダンです。高性能コーティングを施工して5年経っても、新車の輝きを保っていたんです。適切なメンテナンスを続けていただいた結果ですが、本当に驚きました。

7. 新車コーティング後のケアと注意点

コーティングをしたら終わり、なんて思っていませんか?実は、コーティング後のケアが効果を長持ちさせる鍵なんです。

コーティング直後の注意点

  • 施工後24〜48時間は洗車を控える
  • 雨や直射日光を避ける
  • 急激な温度変化を避ける

日常のケア

  • 定期的な洗車(月1〜2回)
  • 鳥の糞や虫の死骸はすぐに除去
  • 強酸性・強アルカリ性の洗剤は使用しない

コーティング後は、手洗い洗車がベストです。面倒くさいと思うかもしれませんが、愛車の輝きを保つためには必要な手間なんです。「ちょっとした心がけで、車の美しさは何倍にも保てる」というのが、私の35年の経験から得た教訓です。

ホイールを洗浄している画像

8. 新車コーティングの最新トレンド

カーコーティングの世界も、日々進化しています。最新のトレンドをご紹介しましょう。

1. ナノテクノロジーの進化

最新のコーティング剤は、ナノレベルの技術を駆使しています。これにより、より薄く、より強固な保護膜を形成できるようになりました。私が20年前に使っていた製品と比べると、本当に驚くべき進化です。

2. 自己修復型コーティング

小さな傷を自己修復する新しいタイプのコーティングが登場しています。熱や水分を加えると、軽微な傷が自然に修復されるんです。まるでSF映画のような技術ですが、実際に効果を確認しています。

3. 環境に優しい製品

環境への配慮も重要なトレンドです。VOC(揮発性有機化合物)を減らした製品や、生分解性の高い製品が増えています。地球に優しく、車にも優しい。これからのスタンダードになるでしょう。

4. AIを活用した施工

施工の品質管理にAIを活用する動きも出てきています。塗布の均一性や厚みをAIがチェックすることで、より高精度な施工が可能になるんです。

これらの新技術は、まさに日進月歩。10年前には想像もできなかったような進化を遂げています。でも、どんなに技術が進歩しても、丁寧な下地処理と熟練の技術は変わらず重要です。新しい技術と職人の技、その両方があってこそ、最高の仕上がりが実現するんです。

高級車やスポーツカーのオーナーの方々にとっては、これらの最新技術は特に魅力的でしょう。愛車の価値をさらに高める可能性を秘めているからです。ただし、新しい技術を選ぶ際は、実績やデータをしっかり確認することをおすすめします。

新車コーティングの世界は、まだまだ発展の余地があります。これからどんな革新的な技術が登場するのか、私自身もワクワクしています。皆さんも、愛車のケアに最新トレンドを取り入れてみてはいかがでしょうか?

9. よくある質問と回答

新車コーティングについて、お客様からよく聞かれる質問をいくつかご紹介します。

Q1: 新車コーティングは本当に必要ですか?

A: 必要かどうかは、車の使用状況や維持したい状態によります。でも、新車の輝きを長く保ちたい、維持費を抑えたいという方には、絶対におすすめです。特に高級車やスポーツカーには、ほぼ必須だと私は考えています。

Q2: DIYでのコーティングは可能ですか?

A: 可能ですが、プロの施工ほどの効果は期待できません。特に新車の場合は、プロの技術で丁寧に施工することをおすすめします。失敗すると取り返しがつかないこともありますからね。

関連記事:初心者でもOK!車のコーティングを自分(DIY)でやる方法

Q3: コーティング後も定期的なワックスがけは必要ですか?

A: 高品質なガラスコーティングやセラミックコーティングなら、通常のワックスがけは不要です。ただし、定期的な洗車とメンテナンスは必要です。

Q4: コーティングの効果はどのくらい続きますか?

A: コーティングの種類によって異なりますが、高品質なものなら3〜5年は効果が持続します。ただし、適切なケアを続けることが大切です。

Q5: ディーラーのコーティングと専門店のコーティング、どちらがいいですか?

A: 一般的に、専門店のコーティングの方が品質が高いです。ディーラーは便利ですが、専門店ほどの技術や時間をかけていないことが多いんです。特に高級車やこだわりのある方は、専門店をおすすめします。

関連記事:【新常識】ディーラーコーティングは不要?「5分」でわかるメリット・デメリット!

これらの質問、皆さんも気になっていたのではないでしょうか?新車コーティングは、一見複雑に感じるかもしれません。でも、愛車を長く美しく保つための大切な投資なんです。

10. まとめ:新車コーティングで愛車の輝きを長く保つ

ここまで、新車コーティングについて詳しくお話ししてきました。いかがでしたか?新車コーティングの重要性や、施工にかかる時間、そしてその効果について、少しでもご理解いただけたでしょうか。

35年以上この仕事に携わってきて、つくづく思うのは、「車は大切に扱えば、必ず応えてくれる」ということです。新車コーティングは、その「大切に扱う」ための最初の一歩なんです。

新車コーティングの主なポイント

  • 納車後1ヶ月以内が最適なタイミング
  • 一般的には施工時間は4〜6時間、高級コーティングなら1〜2日
  • 専門店での施工がおすすめ
  • 適切なケアで3〜5年以上効果が持続
  • 長期的に見れば費用対効果は高い

「でも、そんなに時間もお金もかけられない...」そう思う方もいるかもしれません。確かに、新車コーティングは決して安くはありません。時間もかかります。でも、愛車を長く美しく保ちたい、維持費を抑えたい、そして何より、乗るたびに「やっぱり自分の車は素敵だな」と感じたい。そんな方には、絶対におすすめです。

特に高級車やスポーツカーをお持ちの方。あなたの愛車は、単なる移動手段以上の価値があるはずです。その価値を最大限に引き出し、長く保つためにも、新車コーティングは欠かせません。

私自身、数え切れないほどの車にコーティングを施してきました。その度に感じるのは、オーナーの方の嬉しそうな表情です。新車の輝きが甦った愛車を見て、子供のように目を輝かせる大人の方を見るのは、この仕事の最高の喜びです。

新車コーティング、確かに手間はかかります。でも、その手間以上の価値が必ずあります。愛車との長い付き合いの中で、きっとその価値を実感できるはずです。

皆さんの愛車が、いつまでも美しく輝き続けることを心から願っています。

綺麗なポルシェのオリジナル画像

追伸:この記事を読んで、新車コーティングに興味を持たれた方、もっと詳しく知りたい方は、ぜひポリッシュファクトリーにご相談ください。

 

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及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴37年。

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