洗車とコーティングに役立つ知識

一撃!車についた樹液の落とし方と注意点をコーティング専門店が解説

一撃!車に付いた樹液の落とし方と注意点をコーティング専門店が解説のタイトル写真イラスト文

車のオーナーにとって、樹液は厄介な問題ですよね。

特に旅行などで屋外駐車をしている場合、木の下に停めることで車に樹液が付着することが多々あります。
樹液は放置すると固まってしまい、車の塗装に深刻なダメージを与えることがあります。

本記事では、万が一車に樹液が付着した場合の効果的な除去方法について詳しく解説します。

樹液が車に及ぼす影響や、具体的な除去手順、家庭用品を使った簡単な方法、そして市販の除去剤の使い方まで幅広く説明してまいります。
また、樹液の再付着を防ぐための予防策や、除去作業において気を付けるべきポイントについても触れていきます。

樹液をはじめとする様々な外的環境から、車の美観を保ちつつ、効果的に樹液を取り除くための知識を身に付けましょう。

樹液が車に与える影響

樹液が車の塗装に及ぼすダメージ

樹液は、樹木から分泌される粘着性の液体で、車の塗装に付着すると酸化反応を引き起こします。

この反応が塗装を劣化させ、光沢を失わせたり、色褪せを引き起こすことがあります。

特に高温の状態で放置されると、樹液が塗装に浸透しやすくなり、取り除くのが難しくなります。

樹液の放置によるリスク

樹液を長期間放置すると、固まってしまい簡単に取り除くことができなくなります。

さらに、樹液には酸性の成分が含まれているため、車の塗装やクリアコートに深刻なダメージを与えることがあります。

最悪の場合、再塗装が必要になることもあります。

車に付着しやすい樹液の種類

車に付着しやすい樹液としては、松やに(松ヤニ)、杉の樹液、カエデの樹液などが挙げられます。

これらの樹液は、特に春から夏にかけて多く分泌され、車に付着しやすくなります。

それぞれの樹液には異なる成分が含まれており、取り除く際の方法にも若干の違いが必要です。

樹液の落とし方【基本】

即座に取り除く方法

樹液がまだ柔らかいうちに取り除くのが最も効果的です。

柔らかいマイクロファイバーやスポンジに水を含ませ、樹液を優しく拭き取ります。

中性洗剤を使うことで、さらに効果的に除去できます。樹液が乾燥していない場合、この方法で簡単に取り除くことが可能です。

固まった樹液の取り除き方

固まった樹液は、いきなりゴシゴシと擦ってはNGです!

まず温めて柔らかくすることが重要です。お湯を使って樹液の部分を温めることで、柔らかくなり取り除きやすくなります。

その後、アルコールを含んだ布で優しく拭き取ります。固まった樹液を無理にこすり落とすと、塗装に傷を付ける可能性があるため注意が必要です。

専用ツールの使用

市販の樹液除去剤や粘土バー(クレイバー)を使うことで、固まった樹液も効果的に除去できます。クレイバーは、車の表面を滑らせることで樹液を取り除く道具で、使用する際は必ず潤滑剤を使って摩擦を最小限に抑えることが重要です。これにより、車の塗装を傷つけずに樹液を取り除くことができます。

車にコーティングをしている際は、市販の樹液除去剤をいきなり使用するのは避けましょう。コーティングの性能次第では、樹液の除去剤の成分でコーティングが剥がれてしまうこともあります。

水で簡単に落ちるような軽度のものはなるべく除去剤の使用は控えましょう。

家庭用品を使った樹液の落とし方【応用】

アルコールの使用

アルコールは、樹液を柔らかくして除去するのに効果的です。

消毒用アルコールを布に含ませ、樹液を優しく拭き取ります。アルコールは揮発性が高いため、塗装を傷める心配が少ないです。

食器用洗剤の使用

食器用洗剤を使う場合、洗剤を水で薄めてから布やスポンジに含ませ、樹液の部分を優しく拭き取ります。

洗剤の界面活性剤が樹液を分解しやすくするため、効果的に除去できますが塗装を痛める可能性がありますので注意しましょう。

ベーキングソーダの使用方法

ベーキングソーダを使うことで、樹液を効果的に除去できます。

ベーキングソーダを少量の水と混ぜてペースト状にし、樹液の部分に塗布してから柔らかい布で優しく拭き取ります。この方法は、特に固まった樹液に対して効果的です。

樹液を落とす際の注意点

車の塗装を傷めないための注意点

樹液を取り除く際には、車の塗装を傷めないように注意する必要があります。

市販の除去剤、家庭用品など何を使うにしても拭き取る際のクロスは柔らかい綺麗なマイクロファイバーなどを使用するようにしましょう。

なお、過度な力を加えたり、研磨剤を使用することは避けるべきです。

除去後の洗車とワックスがけorコーティング

もし時間に余裕がある場合は樹液を除去した後に、車全体を洗車し、ワックスがけや簡易コーティングを行うことで、塗装を保護し、再度樹液が付着するのを防ぐことができます。

樹液の被害に遭わないための予防策

樹液が付かないようにする方法

樹液が付着しやすい木の下に駐車しないことが最も効果的な予防策です。また、可能であればガレージに車を保管することも推奨されます。

ボディカバーの使用

カーカバーを使用することで、樹液が車に付着するのを防ぐことができます。特に、長期間駐車する場合に有効です。

コーティングの重要性とおすすめ品

車の塗装にコーティングを施すことで、樹液が付着しても簡単に取り除くことができるようになります。

よくある質問

Q: 固まった樹液はどうやって取り除きますか?

A: お湯やアルコールを使って樹液を柔らかくし、市販の除去剤やクレイバーを使用して取り除きます。

Q: 樹液を落とす洗剤は?

A: 中性洗剤、アルコール、ベーキングソーダなどが効果的です。

Q: 車の樹液はお湯で落とせますか?

A: はい、お湯で樹液を温めて柔らかくすることで、簡単に取り除くことができます。

Q: 樹液を放置した際のリスクは?

A: 樹液を放置すると、固まって取り除くのが難しくなり、塗装に深刻なダメージを与える可能性があります。

まとめ

本記事では、万が一車に樹液が付着した場合の効果的な除去方法について詳しく解説しました。

樹液の除去は、車の美観を保つために重要です。

即座に対処し、適切な方法を用いることで、車の塗装を守り、長く美しい状態を維持することができます。

また、コーティングの施工を行うなどの予防策を講じることで、樹液の付着を防ぐことが可能です。

とはいっても根本的には、樹液が車のボディに付かなければこのような問題は起きないので樹液がつきそうな場所に止めないのが最善の策ではあることは覚えておきましょう。

愛車をいつまでも美しく維持してくださいませ。

 

Lineでお見積もり

無料でお見積もり

電話問い合わせ

受付時間 08:30 – 18:00(金曜日定休) ※土日祝日は電話が繋がりにくい場合があります。
  • この記事を書いた人

及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴37年。

-洗車とコーティングに役立つ知識

© 2024 ガラスコーティング専門店|東京のポリッシュファクトリー