ガラスコーティングをDIYで行うための下地処理方法を詳しく解説します。初心者でも簡単に実践できる手順と必要な道具、使用する際の注意点について紹介します。具体的な工程を写真付きで説明し、初めての方でも安心して取り組める内容です。
はじめに
車のガラスコーティングは、愛車の美しさと保護を両立させるための重要なメンテナンス方法です。しかし、コーティングの効果を最大限に引き出すためには、その前に行う下地処理が不可欠です。本記事では、ガラスコーティング前の下地処理の重要性と、プロが教える失敗しない方法について詳しく解説します。
ガラスコーティングを検討している多くのカーオーナーは、下地処理の重要性を理解せずに施工を行ってしまうことが多いです。その結果、コーティングの効果が十分に発揮されず、短期間で劣化してしまうことがあります。本記事を読むことで、下地処理の重要性を理解し、正しい手順を学ぶことができます。これにより、自分でコーティングを行う場合でも、プロ並みの仕上がりを実現することが可能です。
これから紹介する手順やポイントを押さえることで、ガラスコーティングの効果を最大限に引き出し、長期間愛車を美しい状態に保つことができます。それでは、下地処理の具体的な方法とその重要性について見ていきましょう。
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下地処理の重要性
なぜ下地処理が必要なのか?
ガラスコーティングを成功させるためには、下地処理が欠かせません。下地処理とは、コーティングを施す前に車の表面を整える作業のことを指します。以下の理由から、下地処理は非常に重要です。
コーティングの密着性を高めるため
車の表面に汚れや油分が残っていると、コーティングがしっかりと密着せず、効果が半減してしまいます。下地処理を行うことで、表面を清潔かつ滑らかにし、コーティングがしっかりと密着するようになります。美しい仕上がりを実現するため
車の表面に小さな傷や汚れがある状態でコーティングを施すと、それらの欠陥が目立つことになります。下地処理を行い、表面を均一に整えることで、コーティング後の仕上がりが格段に美しくなります。コーティングの持続性を向上させるため
適切な下地処理を行うことで、コーティングが長期間持続し、その効果を最大限に発揮します。逆に、下地処理を怠ると、コーティングが短期間で劣化し、再施工が必要になることがあります。
下地処理をしないとどうなる?
下地処理をせずにガラスコーティングを施すと、以下のような問題が発生します。
コーティングが剥がれやすくなる
表面に汚れや油分が残っている場合、コーティングがしっかりと密着せず、簡単に剥がれてしまうことがあります。美しい仕上がりが期待できない
表面に小さな傷や汚れが残ったままコーティングを施すと、それらの線傷などが目立ち、仕上がりが美しくなりません。コーティングの効果が短期間で失われる
適切な下地処理を行わないと、コーティングの効果が短期間で失われ、再施工が必要になることがあります。
これらの問題を避けるためには、適切な下地処理が不可欠です。次の章では、具体的な下地処理の手順について詳しく解説します。
下地処理の具体的な手順
必要な道具と材料
下地処理を成功させるためには、適切な道具と材料を準備することが重要です。以下は、下地処理に必要な主な道具と材料です。
鉄粉除去剤
鉄粉除去剤は、車の表面に付着している鉄粉を取り除くための専用クリーナーです。鉄粉は目に見えにくいですが、放置するとコーティングの密着を妨げるため、しっかりと除去する必要があります。コンパウンド
コンパウンドは、車の表面を磨くための研磨剤です。細かい傷や汚れを取り除き、表面を滑らかにするために使用します。粒子の大きさによって極細、微粒子、超微粒子と種類がありますが、車の状態に応じて使い分けることが重要です。ポリッシャー
ポリッシャーは、コンパウンドを使用して車の表面を磨くための電動工具です。手作業では難しい均一な仕上がりを実現するために使用します。初心者にはダブルアクションポリッシャーがおすすめです。脱脂剤
脱脂剤は、車の表面に残っている油分を取り除くための専用クリーナーです。油分が残っていると、コーティングの密着が悪くなるため、必ず使用する必要があります。
手順1:鉄粉除去
鉄粉除去剤を用意する
市販の鉄粉除去剤を準備し、使用方法を確認します。多くの製品はスプレータイプで、簡単に使用できます。車の表面にスプレーする
鉄粉除去剤を車の表面に均一にスプレーします。特にホイールやボディの下部に鉄粉が付着しやすいので、念入りにスプレーします。数分放置する
鉄粉除去剤をスプレーした後、数分間放置して薬剤が鉄粉に反応するのを待ちます。この間に鉄粉が紫色に変色することが多いです。水で洗い流す
十分に反応したら、水を使って鉄粉除去剤を洗い流します。このとき、高圧洗浄機を使用すると効果的です。再度チェックする
鉄粉が完全に除去されたかを確認します。残っている場合は、再度鉄粉除去剤をスプレーし、同じ手順を繰り返します。
手順2:コンパウンドで手磨き
適切なコンパウンドを選ぶ
車の状態に応じて、微粒子、超微粒子のコンパウンドを選びます。新車や傷が少ない場合は超微粒子を使用し、古い車や傷が多い場合は微粒子を使用します。標準的な磨きに使うのであれば「3M 38051 磨き 2-L コンパウンド・つや出し 超微粒子 ボトル 750ml」こちらが良いでしょう。もしくはさらに強う磨きをされたい場合は磨き 1−L コンパウンド こちらが良いでしょうバフーにコンパウンドを塗布する
手磨き用のスポンジに適量のコンパウンドを塗布します。少量ずつ使用し、均一に塗布することが重要です。だいたいの範囲は50×50センチです。均一に磨く
ハンドスポンジを使用して、車の表面を均一に磨きます。このとき、力を入れすぎず、一定のスピード、圧力で動かすことがポイントです。細かい部分は手作業で
水切りモールやドアミラーの下などのように細かい部分は、手作業でコンパウンドを使用して磨きます。スポンジやネルクロスを使用すると便利です。コンパウンドの残留物を除去する
磨き終わったら、水や専用クリーナー、脱脂剤(プレソルベント、IPA希釈液等)を使用して、コンパウンドの残留物をきれいに除去します。
手順3:ポリッシャーの使用
ポリッシャーの準備
使用するポリッシャーとパッドを準備し、適切に装着します。初心者にはダブルアクションポリッシャーがおすすめです。コンパウンドを塗布する
ポリッシャーのパッドにコンパウンドを適量塗布します。コンパウンドを少量ずつ使用し、均一に塗布することが重要です。均一に磨く
ポリッシャーを使用して、車の表面を均一に磨きます。ポリッシャーを一定のスピードで動かし、力を入れすぎないように注意します。細かい部分は手作業で
ポリッシャーが届かない細かい部分は、手作業でコンパウンドを使用して磨きます。スポンジやクロスを使用すると便利です。コンパウンドの残留物を除去する
磨き終わったら、脱脂シャンプーで洗車したり、IPAやシリコンオフを使用して、コンパウンドの残留物をきれいに除去します。
手順4:脱脂方法
脱脂剤を用意する
市販の脱脂剤を準備し、使用方法を確認します。多くの製品はスプレータイプで、簡単に使用できます。車の表面にスプレーする
脱脂剤を車の表面に均一にスプレーします。特にコンパウンドを使用した部分や手の触れた部分を念入りに脱脂します。10-20秒放置する
脱脂剤をスプレーした後、数分間放置して薬剤が油分に反応するのを待ちます。クロスで拭き取る
反応した脱脂剤を、清潔なマイクロファイバークロスで丁寧に拭き取ります。このとき、表面に残らないようにしっかりと拭き取ります。再度チェックする
脱脂が完全に行われたかを確認します。油分が残っている場合は、再度脱脂剤をスプレーし、同じ手順を繰り返します。
ポリッシャーの選び方
電動ポリッシャーの種類としてはまず、国産か海外製かで区別できます。
国産ですとマキタ、リョービ、日立、信濃などが有名で海外品だと、ミルウォーキー、デゥオルト、ルペスなどが有名です。
そしてさらにポリッシャーの回転にも種類があります。ダブルアクション、ギアアクション、シングルアクションの3種類があります。
それぞれの特徴を簡単に説明いたします。なお、危険度の高い「シングル」と「ギア」はプロの磨き屋以外お勧めしません。
ダブルアクション | ギアアクション | シングルアクション | |
動き | 偏芯 | 回転運動+偏芯 | 回転のみ |
研磨力 | 弱 | 中 | 強 |
オーロラ(バフ目) | 小 | 中 | 多 |
危険度 | 低 | 中 | 高 |
初心者におすすめの「ダブルアクション」
ダブルアクションは殆どの場合、設定の振れ幅で左右にふれつつ、その惰性で回転が生ずるものなどが主になります。
中級者向けの「ギアアクション」
ギアアクションは一方方向に低速で回転しながらダブルアクション的な動きをするものです。
研磨力は「シングル」と「ダブル」の中間程度と言われており、中間仕上げに向いています。
プロ向けの「シングルアクション」
シングルアクションは一方方向で回転をして磨くもの。昔のいわゆる磨き自慢のプロが使うのはとにかく「シングル」一択でした。
自転のみですので、もっとも研磨力が高く傷を取る作業などに向いています。
最近では「ダブルアクション」の性能が格段にアップし、シングルやギアを使う場面が減ってきているのがトレンドです。
車磨き用電動ポリッシャーの選び方
次に、電動ポリッシャーを選ぶ際に注意したほうが良い点を説明します。
「ダブルアクション」ならなんでも良いわけではありませんのでご注意を。
回転数を調整できるものが良い
車磨き用の電動ポリッシャーを選ぶ際、「回転数を手元で調整できるタイプ」を選び、磨く際は「低回転」から徐々に回転をあげていくことをお勧めします。
何台もポリッシャーを所有する磨き屋であれば、中には回転数の調整がないものもあえて使うケースもありますが、1台しか持たないということでしたら回転を調整できるポリッシャーにしましょう。
回転が早すぎて塗装面に熱が発生し、コンパウンドが「焼き付いてしまった!」なども避けるため注意しましょう。
本格派は電源コードタイプ、利便性重視な人はコードレスタイプもある
ポリッシャーは電源コードを使用するものと充電式のコードレスポリッシャーがあります。
ポリッシャーは比較的高出力が必要な電動工具であるため、電源コードタイプのポリッシャーがメインですが、最近は充電タイプのコードレスポリッシャーも販売されています。
ただし、コードレスタイプは、パワーが弱く研磨力は弱いというデメリットもあるので、基本的には1台目のポリッシャーは電源タイプが良いでしょう。
【初心者はまずこの1台、ダブルアクション】車用電動ポリッシャー
おすすめの車磨き用ポリッシャー1つ目は、京セラ(旧リョービ)のランダムオービットサンダ・ポリッシャーの『RSE-1250』です。私はこの製品を通称「おもちゃポリッシャー」と呼んでいますが、悪口ではなく「扱いやすい」という意味です。
値段も手頃、研磨力も初心者からしたら十分、施工性も◎で初心者にピッタリです。
給電方法:電源コード
回転:ダブルアクション
消費電力:300W
本体重量:1.5kg
回転数:6,000~12,000min-1
バフについて
バフとは磨きの機械であるポリッシャーに装着をしてコンパウンドを使用して研磨する為のパットです。
バフの役割としては2つあり、1つはコンパウンドの粒子を保持すること、もう1つはコンパウンドの粒子を粉砕していくことです。
バフは大きく「ウールバフ」と「ウレタンバフ」の2種類になります。
そして素材、硬さ、バフの粗さなどで磨きの仕上がりは大きく変わります。
そのためバフの商品自体は数え切れないほどの種類が発売されています。
ウレタンバフ(低反発・スポンジ)の使い方
ウレタンバフも柔らかいスポンジ質なものもあれば、低反発素材のウレタンバフもあります。
ウレタンバフは以下の2つが主な使い方です。
❶初期研磨でついた磨き傷を消しながら最終仕上げ
❷特定の国産車などの塗装の弱い車はウレタンバフで初期研磨または一発仕上げ
ポリッシャーのバフパットのサイズに合ったバフを選びましょう。バフはこちらがおすすめです(濃色車以外)
バフの豆知識
ウールバフ | ウールバフ | ウレタンバフ | ウレタンバフ | |
主な目的 | ・初期研磨 | ・初期研磨 | ・初期研磨 | ・仕上げ |
研磨力 | 強 | やや強い | 中 | 弱 |
オーロラ | 入りやすい | やや入りやすい | 入りにくい | 入りにくい |
危険度 | 高 | 中 | 中 | 低 |
バフごとの特徴がひと目でわかる表を作成しましたので参考になればと思います。
よくある質問
下地処理にはどのくらいの時間がかかる?
車の状態や規模による
下地処理にかかる時間は、車の状態や規模によって異なります。一般的には、数時間から一日程度かかることが多いです。新車や傷が少ない場合は短時間で済みますが、古い車や傷が多い場合は、より多くの時間が必要です。適切な道具と技術が重要
適切な道具と技術を使用することで、下地処理の時間を効率的に短縮することができます。ポリッシャーや専用のクリーナーを使用することで、手作業よりも早く、均一な仕上がりを実現できます。プロの手を借りる場合
プロの手を借りる場合は、専門的な技術と道具を使用して、迅速かつ効果的に下地処理を行ってくれます。プロのサービスを利用することで、確実な仕上がりと時間の節約が期待できます。
自分で下地処理をするのは難しい?
適切な知識と道具が必要
自分で下地処理を行うことは可能ですが、適切な知識と道具が必要です。基本的な手順や注意点を理解し、必要な道具を揃えることが成功の鍵となります。初心者向けのアドバイス
初心者向けには、ダブルアクションポリッシャーや市販の鉄粉除去剤、脱脂剤など、使いやすい道具を選ぶことが重要です。また、作業の前に十分なリサーチを行い、手順を確認しておくことが推奨されます。プロの手を借りるメリット
自信がない場合や完璧な仕上がりを求める場合は、プロの手を借りることを検討する価値があります。プロのサービスを利用することで、確実な仕上がりと安心感が得られます。
下地処理後、どのくらいでガラスコーティングを行えば良い?
脱脂後はすぐにコーティングを開始
脱脂後は、できるだけ早くガラスコーティングを開始することが理想です。脱脂剤が乾燥し、表面が完全に清潔である状態でコーティングを施すことで、密着性が高まり、効果が最大化されます。環境条件を考慮
下地処理後にすぐにコーティングを行うことが難しい場合は、環境条件を考慮し、車を清潔な場所に保管することが重要です。特に、ホコリや汚れが付着しやすい場所を避けるようにしましょう。時間の計画を立てる
下地処理からコーティングまでの作業を一日で終えることができるように、事前に時間の計画を立てることが推奨されます。これにより、効率的に作業を進めることができ、仕上がりの品質を確保できます。
鉄粉除去剤の選び方は?
使用目的に合わせた選択
市販されている鉄粉除去剤にはさまざまな種類があります。使用目的に応じて選ぶことが重要です。例えば、ホイール専用や全車体用など、用途に合わせた製品を選びましょう。成分の確認
鉄粉除去剤の成分を確認し、車の塗装に適したものを選ぶことが大切です。強力な薬剤は、塗装にダメージを与える可能性があるため、適度な強さのものを選びます。PHは中性を選ぶと安全です。口コミやレビューの参考
口コミやレビューを参考にして、実際の使用感や効果を確認することも重要です。他のユーザーの意見を参考にして、自分に合った製品を見つけましょう。
ポリッシャーの選び方は?
ダブルアクションポリッシャーがおすすめ
初心者には、ダブルアクションポリッシャーが使いやすくおすすめです。ダブルアクションポリッシャーは、回転と振動を組み合わせており、均一に磨くことができ、塗装に優しいのが特徴です。バッテリー駆動と電源コードの比較
バッテリー駆動のポリッシャーは、コードが邪魔にならず使いやすいですが、バッテリーの持ち時間に限りがあります。電源コードタイプは連続使用が可能ですが、コードの取り回しに注意が必要です。パッドの種類とサイズ
使用するパッドの種類とサイズも選択のポイントです。大きなパッドは広範囲を効率よく磨けますが、細かい部分には小さなパッドが適しています。複数のパッドを使い分けると効果的です。
脱脂剤の使い方と注意点は?
使用方法の確認
市販の脱脂剤は、使用方法が製品ごとに異なる場合があります。必ず使用前に説明書を確認し、適切に使用することが重要です。スプレー後の放置時間
脱脂剤をスプレーした後、指定された時間だけ放置することで、効果的に油分を除去できます。放置時間が短すぎると、十分な効果が得られません。クロスの選び方
脱脂剤を拭き取る際には、清潔なマイクロファイバークロスを使用することが推奨されます。クロスが汚れていると、再び汚れが付着する可能性があるため、常に清潔なクロスを使用します。
下地処理の後にすべきことは?
コーティングの準備
下地処理が完了したら、すぐにコーティングの準備を始めます。下地処理後の表面は非常に清潔な状態なので、この状態を維持したままコーティングを施すことが重要です。環境の確認
コーティング作業を行う場所が清潔で、ホコリや汚れが少ない環境であることを確認します。屋内での作業が推奨されますが、屋外で行う場合は風のない日を選ぶと良いでしょう。適切な作業手順を守る
コーティング剤の説明書に従い、適切な作業手順を守ることが大切です。均一に塗布し、乾燥時間を守ることで、コーティングの効果を最大限に引き出すことができます。
まとめ
ガラスコーティングの前に行う下地処理の重要性を理解し、適切な手順を守ることが、美しい仕上がりと長期間の保護を実現するための鍵です。本記事で紹介したプロのアドバイスを参考にしながら、失敗しない方法でガラスコーティングを行いましょう。
適切な道具と手順を守る
適切な道具と手順を守ることで、DIYでもプロ並みの仕上がりを実現することができます。特に鉄粉除去、コンパウンドでの磨き、ポリッシャーの使用、脱脂の手順をしっかりと行うことが重要です。下地処理の重要性を理解する
下地処理の重要性を理解し、怠らないことが、ガラスコーティングの効果を最大化し、長期間愛車を美しい状態に保つためのポイントです。プロの手を借りる選択肢
自信がない場合や完璧な仕上がりを求める場合は、プロの手を借りることも一つの選択肢です。プロの技術と経験を活用することで、確実な仕上がりと安心感が得られます。
これらのポイントを押さえ、ガラスコーティングを成功させましょう。愛車を長く美しく保つための下地処理とコーティングの知識を身につけ、カーオーナーとしての満足感を高めてください。