洗車とコーティングに役立つ知識

車を洗車しないとどうなる?絶対に知ってほしいリスクを解説

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車がだいぶ汚れてきたけど洗車がめんどくさい。このまま洗車しないとどうなるんだろう。

洗車をしないことによるリスクと理想的な洗車頻度は知っておきたいな。

上記のようなことを考えたことはありませんか。

車を所有していると避けて通れないのが「洗車」ですが、そのリスクや重要性について改めて考えたことはありますか?

洗車は単に車を綺麗に保つためだけでなく、車の性能や寿命にも大きな影響を与えます。

本記事では「洗車しないとどうなる?」という疑問に対して、具体的なリスク、そして適切な洗車の頻度や方法について、1987年創業「車のコーティング専門店ポリッシュファクトリー」の及川が解説します。

一般的な「洗車の頻度」は以下のページで解説しておりますので参考にしてください。

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洗車の必要性を理解し、あなたの車をできる限り綺麗に長持ちさせるためのヒントを得ていただければと思います。それでは、洗車のリスクから見ていきましょう。

洗車をしないと最終的に車はどうなる?

まずは、本記事のメインテーマである、洗車をしないと車はどうなっていくのか結論を述べたいと思います。

結論としては、理想的な頻度で洗車をおこなわず放置しておくと、車の寿命が確実に縮まります

洗車を定期的に行わないと、車のボディの表面に徐々に汚れが堆積していきます。雨が降っても汚れが完全に落ちることはないので少しづつ時間をかけ表面が汚れの層となって傷んでいきます。そして雨、黄砂花粉、紫外線などにより汚れだけでなく、シミができるようになり塗装の表面から塗装の内部まで侵食されていきます。

つまり環境によるところはありますが、ある程度の頻度で洗車は必要になることは間違いありません

人間が体を毎日洗うのと同じように、車も定期的な洗車、そしてメンテナンスは不可欠なんだとわかったところで洗車しないことによるリスクを改めて詳細に見ていきましょう。

塗装の劣化・ボディの色あせ

洗車を怠ると、塗装表面に付着した汚れや化学物質が塗膜を侵食しはじめ、塗装が劣化していきます。

特に、鳥の糞や樹液は酸性度が高く、短期間で塗装にダメージを与える可能性があります。

具体的には下記ような状態になります。

原因別塗装ダメージ画像集(鳥糞や樹液のダメージ)

上記は短期的に見た場合の劣化ですが、長期的にみると洗車を行わずボディが傷んだ状態が続くと塗装の劣化による色あせなども出てくる場合があります。

新車時は真っ赤だったボディが少しづつ白っぽくなってくるのも色あせといえます。

ボディが腐敗し、錆(サビ)が発生

長期間洗車をせず、かつ青空駐車のような雨が当たる環境で放置され続けるとやがてボディの至る所からサビが生じてきます。

サビにも程度があり、さらに放置され続けると手で触ると取れてしまうようなボロボロのサビに変化します。

ウインドウの汚れも注意!蓄積すると視界不良に

フロントガラスやサイドミラーに汚れが溜まり、それを長期間洗車せずに放置すると、やがて簡単には除去できない頑固なシミとなります。

洗車頻度が少ない方はこれらの繰り返しにより徐々にウインドウの窓枠から少しづつシミが堆積してきます。

最終的には視界が悪くなり、夜間や雨天時の運転に支障をきたすことも考えられないくはありません。

定期的に洗車し、ウインドウのシミの固着を防止することで、これらの視界不良を防ぎ、安全な運転を確保することができるでしょう。

洗車をしない人の理由

そもそも洗車をしない人が一定数いるのはなぜでしょうか。

何が理由で「洗車をしない」ということになるのか深掘りして考えてみました。

時間が足りないから(タイム)

多くの人が洗車をしない理由の一つに、時間が足りないことが挙げられます。

仕事、家事、育児と忙しい日常生活の中で、洗車に時間を割く余裕がないと感じる人は少なくありません。

色々な理由がそれぞれあり、洗車は後回しになってしまうことが多いようです。

これらの理由の方には洗車時間を大幅に短縮できる「水なし洗車」や「機械洗車」も考えてみると良いかもしれません。

「水なし洗車」は水を使わないので場所を選ばないことや、バケツや水道を使わないので準備片付けの時間もほとんどかかりません。

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お金がかかるから(コスト)

洗車には多少なりとも費用がかかります。

新車のうちはある程度お金をかけても綺麗にしたいと思いますが、時間の経過とともにお金をかけてまで綺麗にしなくても良いという考えの方もいるようです。

特にプロに洗車を依頼する場合、そのコストは決して無視できるものではありません。

水道代や洗車用具の費用がかかるため、経済的な理由で洗車を控える人もいます。

めんどくさいから(手間)

洗車はしっかりと細部まで綺麗にしようとすると思っているより体力を使う作業です。

特に、広い駐車場や洗車スペースがない場合、近所の目も気になったりと自宅での洗車が難しく感じられることもあるかと思います。

とにかく洗車自体が面倒だという方には「機械洗車」も良いかもしれません

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車に興味がない(泣)

コストや時間の問題ではなく、そもそも「洗車」が必要だと思わないという方も少なからずいらっしゃるかもしれません。

ご自身の車に対する愛情にもよりますが、本記事の読んでいただき、洗車綺麗を維持するための「洗車」だけだなく、劣化を予防するためにも「洗車」は必要だと理解していただければ嬉しく思います。
(なお、せっかくのお車ですのでぜひ愛情を持っていただき、ある程度綺麗にしてあげてくれるオーナー様が増えることを祈っております)

洗車の適切な頻度と方法

洗車をしないことによるリスク、そして洗車をしない方の主な理由を整理したところで、次に適切な洗車頻度や方法を見ていきましょう。

季節ごとの洗車頻度

季節によって洗車の頻度は変わります。

春は花粉黄砂の時期、夏は虫が車に付着しやすく、洗車の頻度を増やす必要があります。

秋は落ち葉や樹液に注意ですし、冬は雪や塩化カルシウムの影響で、特に下回りの洗車が重要です。

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一般的には、月に1〜2回の洗車が推奨されますが、季節に応じて柔軟に対応することが大切です。

基本的な洗車方法

洗車方法は以下の工程が基本的なベースとなります。

また、コーティングを行なっていると洗車がぐっと楽になりますのでコーティングもぜひ検討ください

  1. プレウォッシュ:高圧洗浄機で大まかな汚れを落とします。
  2. シャンプー:専用のカーシャンプーを使い、スポンジやマイクロファイバークロスで車全体を洗います。
  3. すすぎ:十分な水でシャンプーをしっかりと洗い流します。
  4. 乾燥:マイクロファイバータオルで水分を拭き取ります。
  5. ワックスまたは簡易コーティング:車の保護し、綺麗を維持するためにワックスや簡易のコーティング剤を施工します。

洗車に必要な道具と製品

効果的な洗車のためには、以下の道具が最低限必要になります。価格はピンキリですのでご自身の予算に合ったものを選択いただければと思います。

  • 高圧洗浄機またはホースリール
  • カーシャンプーおよびバケツ
  • ホイールブラシ
  • 洗車スポンジやマイクロファイバークロス
  • 拭き取り用マイクロファイバータオル
  • 脚立
  • ワックスや簡易スプレーコーティングなど保護するもの

Q&A

Q1: 洗車をしないままにしておくとどうなる?

A: 洗車を怠ると、塗装の劣化、サビの発生、視界不良など様々な問題が発生します。これらは車の寿命を縮める原因にもなります。

Q2: 洗車は何ヶ月を目安にやるべき?

A: 季節や使用環境によりますが、一般的には月に1〜2回の洗車が推奨されます。特に花粉・黄砂の多い春などは頻度を増やすのが良いでしょう。

Q3: 洗車は月に何回くらいするのがいいですか?

A: 通常は月に1〜2回ですが、特に汚れが目立つ時期や環境では週に1~2回の洗車も検討すると良いです。

Q4: 毎週洗車するのはよくないですか?

A: 毎週の洗車は自体は特に問題ありませんが、適切な洗車方法を守ることが重要です。

まとめ

本記事では、「洗車しないとどうなる?」という疑問に対して、具体的なリスク、そして適切な洗車の頻度や方法について、1987年創業「車のコーティング専門店ポリッシュファクトリー」の及川が解説してまいりました。

以下改めて伝えたいメッセージをまとめておきます。

まず本記事で一番お伝えしたことは、長期間洗車をしないと車の寿命を縮めるということです。

洗車をしないことによるリスク

①塗装の劣化・ボディの色あせ
②ボディが腐敗し、錆(サビ)が発生
③ウインドウの汚れも注意!蓄積すると視界不良に

1ヶ月や2ヶ月程度放置しても車がボロボロになるということは基本的には考えられませんが、汚れていても洗車せずに放置を繰り返していくと徐々に塗装の寿命を縮めていきます。

洗車をしないというのは百害あって一利なしと言えると思います。

前述したようにさまざまな理由で「洗車をしない」と考えてしまう方もいらっしゃると思いますが、ぜひお金、時間、手間などの問題は少し工夫すれば解決できることもあるかと思いますのでぜひご活用してください。

 

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及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴37年。

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