洗車とコーティングに役立つ知識

車のエアコンの臭いの原因と対策

エアコンが必要な季節になると、プンプン臭うカビ臭・・・

家族とか彼氏や彼女とのお出かけドライブでプゥ〜〜〜〜〜ンと臭うなんとも言えないエアコンの臭いで顔を見合わせたことはないでしょうか。

エアコンの臭いの素となる原因と対策を理解して解消して快適なドライブを楽しみませんか。

臭いの原因から対策までをお書きしましたので最後までどうぞご覧くださいませ〜

本記事では、1987年創業、カーコーティング専業一筋30余年、新車中古車の施工台数は20,000台超という経験の東京の車コーティング専門店を営む現役施行者である及川が、これまで頂いたお客様からの情報や、同業界における経験に基づく知識を踏まえ、「車のエアコンの臭いの原因と対策」「エアコンの臭いを取る方法」について解説させていただきます。

車のエアコンの臭いの原因

車のエアコンから嫌な臭いがする原因はいくつか考えられます。以下に主な原因を挙げます。

  • カビや細菌の繁殖: エアコン内部の湿気が原因でカビや細菌が繁殖し、臭いの原因となります。
  • フィルターの汚れ: エアコンフィルターが汚れていると、臭いが発生しやすくなります。
  • 排水口の詰まり: エアコンの排水口(ドレーン)が詰まると、水が溜まり、臭いの原因となります。

車のエアコンの臭いを取り除く方法

エアコンの臭いを取り除くための具体的な方法を紹介します。

1. エアコンフィルターの交換

エアコンフィルターを定期的に交換することで、臭いの発生を防ぐことができます。フィルターは空気中のホコリや花粉、カビの胞子などを捕捉する役割を果たしていますが、時間が経つとこれらの汚れが蓄積し、臭いの原因となります。

交換の目安は6ヶ月から1年ですが、使用環境や走行距離によってはもっと頻繁に交換が必要な場合もあります。特に、花粉の多い季節や湿気の多い季節には注意が必要です。交換は自分で行うこともできますが、ディーラーや整備工場に依頼することも可能です。交換後は、エアコンの風が清潔で爽やかになることを実感できるでしょう。

エアコンフィルター交換作業はディーラーの大切な収益源の一つになっており、点検時の案内ではほとんどの場合エアコンフィルター交換をすすめてきます。しかもちょっと高価な高機能のエアコンフィルターをすすめてきます。メーカー純正のフィルターよりも収益率が高いので社外品の高機能フィルターをすすめてくるのです。

現代のいろいろな現象で細菌やウィルス、PM2.5や花粉などのナノ系の汚染物が世の中を脅かしている時代にはとてもマッチングしてる商品です。

2. エアコン内部の清掃

エアコン内部を専門業者に依頼して清掃してもらうことで、カビや細菌の繁殖を防ぎ、臭いを取り除くことができます。

エアコン内部には、冷却フィンやドレンパンなど、湿気が溜まりやすい部分が多く、これらがカビや細菌の温床となることがあります。専門業者は専用の洗浄剤や機材を使用して、これらの部分を徹底的に清掃します。自分で行うのは難しい作業ですが、プロに任せることで確実に清潔な状態に保つことができます。

また、清掃後はエアコンの効率も向上し、冷却性能が改善されることもあります。定期的な清掃を行うことで、快適な車内環境を維持することができます。

加えてエアコンのコンプレッサーという機械があるのですがその中を潤滑しているオイルを高機能の超潤滑オイル添加剤を添加することによりエアコンコンプレッサーの機能が上がりエアコンがよく効くようになるのでおすすめです。

価格は商品と施行店によりまちまちですが費用対効果は抜群に良いのでおすすめです。

3. 消臭スプレーの使用

市販のエアコン用消臭スプレーを使用することで、一時的に臭いを軽減することができます。しかし、根本的な解決にはなりません。

消臭スプレーは、エアコンの吹き出し口やフィルターに直接噴霧することで、臭いの原因となるカビや細菌を一時的に抑制します。使用方法は簡単で、手軽に行えるため、急な臭い対策には便利です。ただし、消臭スプレーは一時的な効果しかないため、根本的な原因を取り除くためには、フィルターの交換や内部清掃などの対策が必要です。

また、消臭スプレーの選び方にも注意が必要で、車内の素材に影響を与えないものを選ぶことが重要です。定期的な使用と併せて、他の対策も取り入れることで、より効果的に臭いを防ぐことができます。

4. 循環型消臭剤の使用

エアコンを使用して吸入口からエアコンの風が出る吹き出し口を循環させる方法の消臭剤もあります。

こちらは市販品でも消臭スプレーで届かなかったところまで循環して消臭剤が届くので効果は消臭スプレーよりも高いと言えます。

多くのエアコンは助手席の足元に吸入口がありますのでその辺に消臭剤を置き、噴出させながらエアコンを回して循環させます。そうするとエアコンフィルターまで循環しますので消臭剤が回るので効果があるといえるでしょう。

エアコンフィルターを新品に交換した際に一緒にやるとさらに良いでしょう。

車のエアコンの臭いを予防する方法

臭いの発生を予防するための方法を紹介します。

1. 定期的なメンテナンス

エアコンフィルターの交換や内部清掃を定期的に行うことで、臭いの発生を予防できます。エアコンフィルターは定期的に交換することで、ホコリや花粉、カビの胞子などの汚れを取り除きます。

また、エアコン内部の清掃も重要です。エバポレーターなど、湿気が溜まりやすい部分を専門業者に依頼して清掃してもらうことで、カビや細菌の繁殖を防ぎます。

定期的なメンテナンスを行うことで、エアコンの効率も向上し、冷却性能が改善されることもあります。これにより、快適な車内環境を維持することができます。メンテナンスの頻度は、使用環境や走行距離によって異なりますが、少なくとも年に一度は行うことをおすすめします。(エアコンフィルターは年に一度がおすすめ)

2. エアコンの使用方法を見直す

エアコンを使用する際には、内気循環モードを避け、外気導入モードを使用することで、臭いの発生を防ぐことができます。内気循環モードは、車内の空気を循環させるため、臭いがこもりやすくなります。

一方、外気導入モードは、外の新鮮な空気を取り入れるため、臭いがこもりにくくなります。また、エアコンを使用する際には、適度に窓を開けて換気を行うことも効果的です。窓を開ける際には運転席と左後部座席の窓というように対角線上で開けることにより空気の流れが効率よくなります。

エアコンを使用しない季節でも、定期的にエアコンを作動させることで、内部の湿気を飛ばし、カビや細菌の繁殖を防ぐことができます。これにより、エアコンの寿命も延び、快適な車内環境を維持することができます。

目的地到着前にエアコンを切り送風状態にしてエアコン内部を乾燥させることもとても良いことです。つまりエアコンをつけた状態で走り目的地に着く前の3-5分程度エアコンだけを切り送風をさせるということです。家庭用のエアコンでも最近の気の利いたエアコンでは内部乾燥を促進する機能がついており、カビの発生やニオイを抑える効果があるようです。

3. 車内の湿気対策

車内の湿気を取り除くために、除湿剤を使用することも効果的です。湿気はカビや細菌の繁殖を促進し、臭いの原因となります。特に梅雨の季節や雨の日には、車内の湿気が増えるため、除湿剤を使用して湿気を取り除くことが重要です。

市販の除湿剤は、車内の隅やシートの下に置くだけで簡単に使用できます。また、エアコンの使用後には、しばらくの間、送風モードで運転することで、エアコン内部の湿気を飛ばすことができます。これにより、カビや細菌の繁殖を防ぎ、臭いの発生を抑えることができます。

定期的に除湿剤を交換し、車内の湿気対策を徹底することで、快適な車内環境を維持することができます。市販では水取りゾウさんというのが有名で当社のお客様でもトランクにはこっそり入っており、「大事にされているんだなぁ」と感心しきりです。

また手間がかかっても良いという方には「シリカゲル」がおすすめです。ホームセンターにほとんど売っていると思いますがメリットは再利用ができることです。前述の水取りゾウさんは一度機能を果たしてしまうとそれで廃棄処分になりますがシリカゲルは電子レンジを使用することで再利用が可能ですのでとても経済的です。

エアコンの臭いを防ぐためのおすすめアイテム

エアコンの臭いを防ぐために役立つアイテムを紹介します。

1. エアコンフィルター

高品質なエアコンフィルターを使用することで、臭いの発生を抑えることができます。エアコンフィルターは、空気中のホコリや花粉、カビの胞子などを捕捉する役割を果たしていますが、時間が経つとこれらの汚れが蓄積し、臭いの原因となります。

高品質高機能なフィルターは、これらの汚れをより効果的に捕捉し、清潔な空気を車内に供給します。また、抗菌加工が施されたフィルターを選ぶことで、カビや細菌の繁殖を抑制し、臭いの発生を防ぐことができます。

フィルターの交換は、定期的に行うことが重要で、使用環境や走行距離によっては、もっと頻繁に交換が必要な場合もあります。交換後は、エアコンの風が清潔で爽やかになることを実感できるでしょう。

PM2.5などの微細なものを通さないと言われているフィルターは目詰まりが早いので早めのフィルター交換が必要になることがあります。

2. エアコン用消臭スプレー

市販のエアコン用消臭スプレーを使用することで、手軽に臭いを軽減することができます。

消臭スプレーは、エアコンの吹き出し口やフィルターに直接噴霧することで、臭いの原因となるカビや細菌を一時的に抑制します。使用方法は簡単で、手軽に行えるため、急な臭い対策には便利です。ただし、消臭スプレーは一時的な効果しかないため、根本的な原因を取り除くためには、フィルターの交換や内部清掃などの対策が必要です。

また、消臭スプレーの選び方にも注意が必要で、車内の素材に影響を与えないものを選ぶことが重要です。定期的な使用と併せて、他の対策も取り入れることで、より効果的に臭いを防ぐことができます。

3. 除湿剤

車内の湿気を取り除くために、除湿剤を使用することも効果的です。湿気はカビや細菌の繁殖を促進し、臭いの原因となります。特に梅雨の季節や雨の日には、車内の湿気が増えるため、除湿剤を使用して湿気を取り除くことが重要です。

市販の除湿剤は、車内の隅やシートの下に置くだけで簡単に使用できます。また、エアコンの使用後には、しばらくの間、送風モードで運転することで、エアコン内部の湿気を飛ばすことができます。これにより、カビや細菌の繁殖を防ぎ、臭いの発生を抑えることができます。定期的に除湿剤を交換し、車内の湿気対策を徹底することで、快適な車内環境を維持することができます。

専門業者に依頼するメリット

エアコンの臭いを取り除くために専門業者に依頼するメリットを紹介します。

1. プロの技術と知識

専門業者はプロの技術と知識を持っており、効果的にエアコンの臭いを取り除くことができます。エアコン内部の清掃は、専用の洗浄剤や機材を使用する必要があり、素人では難しい作業です。

専門業者は、エアコンの構造や汚れの種類に応じて適切な方法で清掃を行います。また、清掃後にはエアコンの効率も向上し、冷却性能が改善されることもあります。さらに、専門業者はエアコンの状態をチェックし、必要なメンテナンスや修理を提案してくれるため、長期的な視点でエアコンの性能を維持することができます。

プロにお任せすることで、安心してエアコンを使用することができるでしょう。

2. 時間と手間の節約

自分で行うよりも、専門業者に依頼することで時間と手間を節約できます。

エアコンの清掃やメンテナンスは、手間がかかる作業であり、専用の機材や知識が必要です。専門業者に依頼することで、自分で行う手間を省き、プロの技術で確実に清掃を行ってもらうことができます。

また、清掃中に他の作業を行うことができるため、時間を有効に活用することができます。特に忙しい方や、エアコンの清掃に自信がない方にとって、専門業者に依頼することは非常に便利です。清掃後は、エアコンの風が清潔で爽やかになることを実感できるでしょう。

3. 長期的な効果

専門業者による清掃は長期的な効果が期待でき、再発を防ぐことができます。

プロの技術と専用の機材を使用することで、エアコン内部の汚れやカビ、細菌を徹底的に取り除くことができます。これにより、臭いの原因を根本から解消し、長期間にわたって清潔な状態を保つことができます。

また、専門業者はエアコンの状態をチェックし、必要なメンテナンスや修理を提案してくれるため、エアコンの性能を維持することができます。定期的に専門業者に依頼することで、エアコンの寿命も延び、快適な車内環境を維持することができます。プロに任せることで、安心してエアコンを使用することができるでしょう。

まとめ

車のエアコンの臭いの原因と対策について詳しく解説しました。

定期的なメンテナンスや適切な使用方法を心掛けることで、快適な車内環境を保つことができます。臭いが気になる場合は、早めに対策を行いましょう。

エアコンフィルターの交換や内部清掃、消臭スプレーの使用、除湿剤の活用など、さまざまな方法を組み合わせることで、効果的に臭いを防ぐことができます。

また、専門業者に依頼することで、プロの技術と知識を活用し、確実に臭いを取り除くことができます。これらの対策を実践し、快適なドライブを楽しんでください。

 

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及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴37年。

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