洗車とコーティングに役立つ知識

セルフ洗車機の使い方と注意すべきこと

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ガソリンスタンドやコイン洗車場に設置されている洗車機。
自分で手洗い洗車をするのは面倒だけどだいぶ車も汚れてきたから洗車はしなきゃ。洗車機は値段も安そうだし、使ってみたいけど使い方が良くわからないから不安という方も多いと思います。

本記事では、洗車機の種類や誰でも簡単に使用できるセルフ洗車機の使い方、そして洗車機を使用する上での注意点を1987年創業「車のコーティング専門店ポリッシュファクトリー」の及川がご紹介します。

色々な呼び方はあるが洗車機の基本的な使い方はすべて同じ

洗車機といっても「ドライブスルー洗車機」や「全自動洗車機」、「セルフ洗車機」など色々な呼び方の洗車機を聞いたことがあると思います。

同じなのかそれとも違いがあるのかよくわからない方が多いのではないでしょうか。

洗車機の種類の詳細については次章で解説しますが、呼び名が違っても洗車機の基本的な使い方と注意すべき点に大きな違いはありません

洗車機は便利ですが、洗車後の拭き取りは、自分で行うのが基本必須です。最後にエアーで水滴を飛ばしますが、細部分にはどうしても水分が残ります。
そのため洗車が終わったら拭き上げスペースに愛車を移動させ、最終拭き上げは自分行います。

セルフ洗車機は選択パネルで好きなコースを選択することが可能で、一般的なシャンプー洗車から高機能洗車まで多種多様なコースがあります。

洗車機の種類を整理した後に洗車機の基本的な使い方を見ていきましょう。

セルフ洗車機の種類

まず洗車機の種類は大きく2つあり、「セルフ洗車機」という呼び名はその総称を指します。

セルフ洗車機は「ドライブスルー洗車機」と「全自動洗車機」の以下2種類で区別されることが多いです。

また、「全自動洗車機」は「門型洗車機」とも呼ばれることがありますので覚えておきましょう。

ドライブスルー洗車機

ドライブスルー洗車機はやや大きめのガソリンスタンドに設置されていることが多く、乗車したままの洗車が可能です。

逆にいえば、洗車中は乗車していなければならないのがデメリットとも言えるかもしれません。

形状は門型洗車機と似ています。

洗車後は拭き上げを行う必要がありますが、ドライブスルー洗車の場合、この拭き上げスペースが広めに確保されていることが多いので、じっくりと拭き上げを行えるのが特徴です。

全自動洗車機(門型洗車機)

全自動洗車機(門型洗車機)は、形状はゲート状でドライブスルー型と変わりませんが全自動の場合はドライバー自身は洗車が終わるまで外で待つことになります。

車を洗車機にセットすればあとは自動で洗車してくれるため、洗車中の時間は自由に過ごせます。

先に所定の位置に車を停め、下車してから操作パネルでコースを選択して料金を入れると洗車が始まります。洗車が終了すると再度乗車してから拭き上げスペースに移動します。

洗車機の使い方

洗車機にはいくつか種類がありますが、基本的な使い方はほとんど同じであると説明しました。

ここでは一般的な洗車機の使い方をお伝えします。 

セルフ洗車機の使い方 

①入口に入り車を寄せる

洗車機のゲートの近くまで愛車を寄せます。
洗車機の操作パネル近くに車を止める目安の「停止線」があるはずなので停めましょう。

②パネルを操作し希望のコースを選択

洗車機の操作パネルをタッチし、洗車コースを選びましょう

現金だけでなく、クレジットカードも大体は使えるので安心です。

③ミラーを畳み、アンテナは収納

お金を支払ったら、車のミラーやアンテナを畳みましょう。

ちゃんとタッチパネルで注意喚起してくれます。

④エンジンを停止

停止位置にいったらエンジンを切るだけです。

すべての窓がきちんと閉まっているかも確認すべし。

⑤洗車機での洗車完了後は拭き上げ

終了の合図がありますので、終わったら拭き上げのスペースに車を移動させ、拭き上げます。(絶対に拭き上げはサボらないでください!)

洗車機の注意点

最後に洗車機を利用する際の注意点を確認しておきましょう。

洗車機はカーライフの利便性を高めてくれるサービスですが、あくまで機械が洗車するのでオーナーの気持ちに寄り添った洗車は当然ながらしてくれません。

以下を確認していただき、破損につながるようなリスクは絶対に無くしましょう。

窓やドアは必ず閉める

洗車機に入る前に窓がきちんと閉まっているか、半ドアがないかを必ず確認しよう。受付ユニットのパネルでも操作の最中に注意喚起してくれますので良く読み指示に従いましょう。

洗車機or手洗いどちらの場合も、洗車前に車内に水が入らないよう必ず窓を閉めましょう

特に機械洗車の場合は開けたまま機械に入れると車内が濡れるだけでなく、場合によってはパーツが破損することもあります。

また、パワースライドドア装着の車は注意が必要です。洗車中の誤作動により車内が水浸しになる事故が報告されているため、パワースライドドアのスイッチをOFFにすると安心です。

破損の危険のあるパーツは外すか格納する

思わぬ破損を防ぐため車のミラーをたたみ、アンテナは外したり格納しましょう。

最近の洗車機はセンサー機能が向上しており、パーツの破損リスクは減少してますが、あくまで機械ですので力の加減はできません。

eneosのドライブスルー洗車機ですとミラーやアンテナなどの格納、取り外しの注意喚起もしてくれますので指示に従って格納や取り外し可能な場合は洗車開始前に行いましょう。

足回りはブラシを使用して綺麗にしておく

ライナーやタイヤ、ホイールなどの足回りは洗車機の苦手分野であり、これらの箇所はあまりきれいに洗えません。

ガソリンスタンドやコイン洗車場によって様々ですが、洗車機の待機場所に足回り専用のブラシ類が用意されている場合は、足回りを別途洗っておくと、より良い仕上がりになるでしょう。

洗車完了後は拭き上げスペースで必ず綺麗に拭きあげる

ドライブスルー洗車がおわったら、そのまま走り始めるのでなく、拭き上げスペースで必ず拭き上げるようにしましょう。

ほとんど乾いているからまあいっかと、この拭き上げを怠ってしまうとボディに残った水分により水シミになってしまいます。

拭き上げ用のタオルが備わっているガソリンスタンドなども多くありますが、タオル自体が汚れていることもあります。
できればご自身専用の拭き上げ用マイクロファイバークロスを常に車内に常備しておきましょう。

なお、ご自身で用意できない場合はガソリンスタンドや洗車場に置いてあるクロスを使用することになると思います。
用途に応じボディ用や足回り用などで区別されていたり、使用枚数の制限もあるようですのでマナーは守るようにしましょう。

まとめ

以上、洗車機の種類や誰でも簡単に使用できるセルフ洗車機の使い方、そして洗車機を使用する上での注意点などを解説してまいりました。

本記事では一般的なセルフ洗車機の基本的な使い方をメインに説明してきましたが、昨今では「ノンブラシ洗車機」というブラシのない洗車機も徐々に増え始めています。

興味のある方はこちらの記事もご覧ください。

 

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  • この記事を書いた人

及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴37年。

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