車を水洗い洗車すると楽で良い!って聞いたことがあるけどやり方を知りたい。
水洗い洗車とシャンプー洗車の違いが知りたい。水だけの洗車って大丈夫なのかな
水洗い洗車の正しいやり方をマスターすれば車を短時間できれいに出来る一方、間違ったやり方をしてしまうと洗車傷がついてしまいます。
本記事では、水洗い洗車のメリット・デメリットや、やり方などについてご紹介します。
また、合わせて知っておきたい一般的な「洗車の頻度」について以下のページで解説しておりますので参考にしてください。
洗車頻度はどれが正しい?車コーティング専門店のプロが解説
本記事は、車の「洗車頻度」について、東京都の車コーティング専門店としてこの道37年のポリッシュファクトリー代表及川が詳しく解説していきます。 愛車を綺麗に維持するためには「洗車」は必須です。 ですが、 ...
水洗い洗車とシャンプー洗車の違い
水洗い洗車とシャンプー洗車の違いは、基本的には洗車のやり方自体に大きな違いはありません。
水洗い洗車は水のみ、シャンプー洗車は水とシャンプーを使用する点が大きな違いです。
水洗い洗車のメリット
水洗い洗車とは、読んで字のごとく水で汚れを洗い流して拭きあげる簡単洗車のことをいいます。
水洗い洗車のメリットは、シャンプー洗車と違い流水でのすすぎがないので時間が短縮出来ることです。
また、シャンプー洗車で起こりがちな、すすぎ不十分(洗剤残り)によるリスクがないのもメリットといえます。
水洗い洗車のデメリット
水洗い洗車のデメリットは、シャンプー泡のクッションがないので傷がつく可能性があることです。
また、水だけだと塗装面に対してスポンジやクロスが滑らないため引っかかりでやりにくい可能性があります。
シャンプー洗車のメリット
シャンプー洗車とは、水とカーシャンプーを使ってボディを洗車する方法をいいます。
シャンプー洗車のメリットは、カーシャンプーの泡洗浄力とクッションでボディ塗装面にソフトにあたることで傷がつくのを押さえる事が出来ます。
また細かい泡をボディにかけることで泡の超音波で汚れを分解します。
シャンプー洗車のデメリット
シャンプー洗車のデメリットは、洗車後に泡の成分、つまり増粘剤や界面活性剤などの成分を流しきれない場合に、洗剤焼けやシミになりやすい傾向があります。
きちんとリンス(すすぎ)をしないといけないためシャンプー洗いの方がすすぎに時間がかかります。
【これさえあれば大丈夫!】水洗い洗車の道具・準備するもの
水洗いでの洗車をする際に必要な道具を紹介します。
❶シャワーノズル
洗車用シャワーノズルの2大老舗は「タカギ」「トヨックス」。このどちらかを購入しておけばまずハズレはないのですが筆者自身のお気に入りは「トヨックス」。
水道の分岐栓は自宅前で洗う場合はつけておくと便利です。
❷ホースリール
ホースリールは細い口径のものだと折れてしまう可能性があるのでなるべく太いものをおすすめします。
長く大事に使うなら5,000円以上のものが良いでしょう。
❸マイクロファイバータオル
マイクロファイバータオルも数点は用意して欲しいですね(足回り用、ボディ洗車用、水滴の拭き上げ用、細部拭き上げ用などなど)
❹大判タオル
洗車の拭き上げスピードが格段にあがる大判のマイクロファイバータオルもおすすめです。
大判タオルはざっくりとボディの水滴をとるのが目的なのでゴシゴシ拭かないように注意です。
❺長靴
長靴はとにかく滑りにくいものを選びましょう。滑らないものであればなんでも大丈夫です。
❻洗車用のスポンジ&バケツ
水洗い洗車の場合、私は柔らかいマイクロファイバーを使用しますが、やりにくい方は柔らかいスポンジを使用しましょう。
❼脚立
背の高いセダンなどはビールケース、1BOXなどは脚立が必要です。
ビールケースには細工がしてあって床面に接触する部分には黒ゴムを貼ってあります。天井などを拭いているときに重心が移動して滑る場合があるので、滑り止めとしてボンドでつけて、さらにビス留めしてあります。ちなみにこのビールケースは20年ほど使用しています。
水洗い洗車のやり方(傷をつけないために意識すること)
車を水洗いする際の手順についてみていきましょう。
水洗い洗車のやり方(洗車の流れ)
❶ボディ全体に水をかけて汚れを落とす
シャワーをやや強めにし流水をかけボディに付着した汚れや埃などを出来る限り流します。
いきなり洗うと傷だらけになりますのでご注意を。
❷足回りの洗車
次に足回りと呼ばれるホイール、タイヤ、ライナーなどを洗いましょう。
❸ボディの洗車
足回りがおわったらいよいよボディです。柔らかいスポンジでゴシゴシ擦らず撫でるように洗いましょう。
上から順番(ボンネット、ルーフ、トランク→サイド面)に洗車します
❹拭き上げ
まず大判のマイクロファイバータオルを使ってボンネット、ルーフ、トランクなどの上を向いている面を拭きましょう。(そして撫でるようにサイド面も)
次にマイクロファイバータオルを使って拭き仕上げます。ボディ面とドアの内側などを拭くタオルは必ず分けましょう。
❺できればブロワーで水をとばす
完全に拭き上げたつもりでも車の構造上、水がドアの隙間などから垂れてきます。
できればブロワーを使って隙間の水分も完全に無くしましょう。
水洗い洗車を行う際のコツや注意点
次に、水洗いのみで洗車をする際に注意したい点やコツをみていきましょう。
❶洗車をやるのは朝か夕方の日が陰ってから
気温が高い時間帯の洗車は水が乾燥し、ウォータースポットができやすい環境になってしまうので初心者の方はなるべく避けましょう。
❷洗車のスピードが遅い人は横面から洗う
洗車のスピードが遅い人は横面から洗いましょう。
そうすることにより最後に上面を洗うことが出来て上面を誤って水道水を乾かしてしまう事が無くなる、横面は乾きにくいので心配度は低いです。
❸拭きあげはスピーディにおこなう
洗車後は速やかに水滴を拭き取り、水跡を残さないようにしましょう。
水跡を残すとミネラルやカルキ、マグネシウムなどにより白い輪っか状のシミになります。ならないように注意しましょう。
❹水をかけながら洗車する
できれば水をかけながら洗いましょう。これは流水洗車といいます。後ほど詳しく説明します。
流水洗車(水洗い洗車の応用編)
水洗い洗車をする場合は、「流水洗車」がおすすめです。
「水洗い洗車=流水洗車」と勘違いしている方がいますが、厳密には違います。水洗い洗車の一つの方法として流水洗車があるということです。
「流水洗車」とは、洗う箇所に洗車に適したマイクロファイバークロスと水道水をいっしょに流しながら汚れを流すとキズ付きなどは最小限になり、細かい部分も十分に洗い流せます。
コツはマイクロファイバークロスとボディの塗装面の間に水流を入れること。
要するに水をかけながらタオルを動かしていきます。こうする事により、微細な汚れなどは水流と共に流れていきボディに残らないのです。
まとめ
- コーティング施工後は手洗い洗車がおすすめです
- 自分で洗車をするときは朝か夕方の日が陰ってから、曇り空の時が良いですね
- 洗車の動作が遅い方は横面から洗いその後上面を洗って流すと水滴が乾きにくくなります
- シャンプー洗車の際は洗剤分をきちんとすすぎしてくださいね
- ドアの内側やボンネットやトランクなど開口部も水滴は拭き上げると水跡が出ないのでオススメです
- 洗車後に拭き取らずに走って乾かすことはNGです
- プロが行う手洗い洗車もオススメです、忙しい時には良いでしょう