今回のお話しは新車購入時に注意しておくべき事。
普通一般的に新車を購入した方が当たり前に思っている事。全く普通のことなのですが・・・
- 新車は当たり前だがキレイなはず
- 傷などついているわけがない
- 内装だって新車の状態が一番キレイ
- エンジンルームだって新車の状態がキレイ
- タイヤワックスも効いているのでありがたい
しかし残念な事に以下のような事はあるのです。
- 新車は当たり前だがキレイなはず?!
何らかの原因で微細な傷から大きな傷までつくことは物理的にあるのです。絶対に事故がないわけではないのですね〜輸入車など船で揺られてドンブラコドンブラコと港に着き、そこでPDI(PDI=Pre Delivery Inspection)と言う点検をされて各地のディーラー営業所に配送されます、その際に傷がつくこともありますし、営業所に着いてから何らかの原因で傷等がつく場合があります。
それをお治しする際に作業者(磨き屋等)のレベルにより傷が残ったりもっと悪くなる場合も有るのです。
キレイに仕立て直すことは出来ても、その後納車されるまでにシミなどにならないように適宜保護剤を塗れば良いのですが、実はその保護剤が起こす弊害が有る場合も。
- 新車の内装はキレイ?!
ホコリは新車時が一番凄い、内窓も拭かない、掃除機などやるはずがないと言う感覚の方が販売者が多く居られます。新車の状態の内装はホコリが多く(組み込みの時から納車までに多くのホコリなどが舞い込みます)実はキレイとは言えません。新品のTシャツだってホコリが出ます、1度洗濯すると極端に毛埃は減りますね。自動車内装も同じでフロアの生地などはホコリが立つことが多いのです、ですので新車時にきちんとバキューム清掃をしないとホコリっぽいのですね。
- エンジンルームだって新車の状態がキレイ?!
エンジンオイルを点検をし入れたりすることで給油口にオイルが垂れていることが有ります、(ウェスを1枚用意して囲えば絶対に漏れないのですがそれをしない・・・)しかも納車前の洗車時に開口部(ボンネットや給油口、リアハッチやトランクなど)を開けてまで拭かないのでエンジンルームのコの字の部分は水のカルキのあとだらけ・・・たぶんカルキに対する認識を各営業所で認知させていないのでしょう。
基本開口部は高圧エアーで水切りをしてさらに開閉をし水を限りなく出すことにより、垂れた水跡を固着させないですむのですね。
- 新車納車時はタイヤワックスも効いているのでありがたい?!
たいていの場合スプレー状のお手軽ゴム質のものかスポンジにワックスを含ませてタイヤにザックリと塗布されていることが多いのでアルミホィールにも飛び散り、少し走るとボディに飛び散ります。余剰分を拭き取らないので当たり前ですね。ホワイト系の淡色車の場合は余剰につけられたタイヤワックスがボディにしみてとれなくなる場合がありますので注意が必要。当店でも昨年は数千万円級のクルマに2台もありましたから・・。
出来る事ならゴム状等の効果のしつこいタイヤワックスは避けた方が良いでしょう。普通の水性シリコンタイヤワックスであれば割りと簡単に除去出来るのですがの油性の強烈なワックスだったり、ゴム質のものだったりしますと長持ちはするものの次のワックスを乗せることが難しかったりします。
タイヤメーカーが出しているワックスはおすすめです。水性タイヤワックスで納めて頂けるのが一番安心です。
- 新車時のコーティングがただ?無料?!
濃色系の輸入車などで「サービスでコーティングをしました」とかお安くしますのでコーティングはいかがですか・・はあまりおすすめしません。これらの場合で多いパターンは在庫車で多少痛んでいるので専属の磨き屋さんとか限られた時間で磨いたり磨きと同時に傷がインペー出来そうなケミカルで覆いつくすのです。
蛍光灯などの下ではキレイに見えるので納車時には気がつかず納車後気がついたときには時間が経過しているので後の祭りです。在庫車は特に注意が必要です(大幅に安く購入出来る場合はいたしかたない?!)
それに気がついている業者さんと(磨き屋、塗装屋など)そうで無いところがあります。そこが大きな差となりますのでご注意ください。引っ張り傷などが見えている業者さんは大きなアドバンテージがあります。