何故ウィンドー撥水コーティングをするのか?
メーカー純正のプライバシーガラスやカーフィルムを貼ったガラス面は雨シミになりやすく徐々に白濁していき視界を妨げます。本来ならメーカーが純正で撥水を推奨すればシミなどの心配は大幅に減るものの、利益優先でオプション扱いにしております。運転席と助手席は標準で撥水コーティングをされている場合も多くなりましたが、呼び水にしているだけではないかと考えてしまったりするわけですが・・・
雨の日の安全運転のために(土砂降りの時などに撥水のありがたみがわかります)必要だったり、汚れをこびりつかせないようにするためでもあります。
ガラス用コーティングの種類はあるの?
はい大きく分けると2種類、シリコン系とフッ素系になります、大きな特徴はシリコン系は耐久性よりも弾き重視で、適宜定期的に施工しないと効果の持続が低くなります。フッ素系は耐久性がシリコンに比べると大幅日高く高価です。但し撥水の水滴の流れ方がシリコン系の方がコロコロになります。耐久性とコロコロ具合の差になります。
用意するものと施工方法は?
用意するものは、キイロビンなどのガラス油膜除去剤(量販店でキイロビンと言えば殆ど置いてあります)キレイなタオル数枚、油膜除去の際のパッドこちらか購入出来ます。マスキングテープ20ミリから30ミリ程度の幅。霧吹きがあればそれに水を入れて用意してください。
大きな流れとしてまず汚れを事前に取りキレイなガラス面にします。そしてゴムや黒い樹脂などガラス研磨剤や研磨パッドが当たってはいけない部分をマスキングテープでキレイに覆ってください。
そして霧吹きで研磨する部分を軽く濡らして、(研磨パッドを濡らしても大丈夫です)そして研磨剤を適量つけて15-20センチ四方を均一に磨いてください。以下に画像で説明します。
タオルで汚れを除去後、マスキングをして磨きます
このような感じでゴム部分をマスキングをしてガラス面の油膜を落とします。
撥水されてる部分の画像(いずれかの撥水成分が残っていたり油膜だったりします)
油膜とか撥水コーティングが残っている部分の画像
左側が撥水している部分、右側が油膜除去をしている画像です。感覚的には油膜等の何らかのモノがついている場合は油膜取りをしていると若干すべりますが、それらが取れてくると急に滑りが悪くなります、この状態がガラスの素の面になります。
油膜取りをしている状態の画像
水が弾かなくて水分が下側に溜まってくる状態に成ります。このままでは本当に取れているかどうかわかりませんので簡単にチェックする方法は下記です。
本当に油膜が取れたかどうかを調べる方法
油膜除去作業をして滑りが悪くなってきたら固く絞ったマイクロファイバータオルでサッと拭き上げてみてください。弱撥水とか油膜が付いている部分は水分はサッと拭き上げられて水分は見えなくなります。油膜が取れた部分は画像のように四角く水膜が出来ます。住宅の窓の清掃をする住宅窓用の水切りワイパーで拭き上げると完璧に油膜が取れたかどうかわかります。
その際に重要なのは2-3回繰り返してみても水膜が一定で親水状態になっていればOKです。ジワジワと水膜が中央によってきたり油分とか撥水成分が残っていたりしますと徐々に弾きますのでその際は再度油膜取りをされてください。ガラス1枚全面が親水状態になったら準備オーケーです。
郷愁を帯びている背中で施工しないこと、はつらつと楽しくやりましょう!
油膜除去後は1時間以内にウィンドー撥水ガラスコーティング剤を塗布施工してください。時間があけば開くほど効果が薄れます。塗りむらの無いように丁寧に一枚一枚塗布してください。
屋外駐車であまり車を乗れないという方はコーティング塗布時には最後の塗布状態が上下(地面に向かって)にフィニッシュするようにコーティング剤の塗りすじをイメージして塗布されると雨コロコロ感が良くなります。通勤なのでよく走られる方は斜めフィニッシュをされると走行中に雨が斜めに転がるイメージになりますので良いでしょう。
重ね塗りは効果的か?
塗り漏らしを無くすという点では2度塗りは大変効果的、是非行って下さい。重ね塗りのイメージは1周塗布をして、更に再度1周塗布するくらいのイメージで良いと思います。
気温は関係あるの?
大変関係あります。
気温が低いよりも高い方が良く、低いときはエアコンを(ヒーター)つけて最高温度にして作業を行うと良いでしょう。湿度も関係ありますので乾いている時を選んだ方が良いでしょう。
撥水ガラス用のワイパーゴムは必要?
撥水されたガラスとすべるゴムの相互関係で更に効果が持続しますのでオススメです。適合のブレードをお探しになられて装着をされることがオススメです。
ウォッシャー液は撥水用にするの?
多くの場合は必要有りません、アルコールが大量に入っているのでコーティングされているボディにはあまり良くありませんので薄めた普通のウォッシャー液がオススメです。
以上ですが、車のコーティングや室内清掃、アルミホィール清掃、エンジンルーム清掃などなど自分でDIYされたい人は沢山おられると思います。是非楽しみながらやられてください。
good luck !