洗車とコーティングに役立つ知識

【洗車好き必見】本当は教えたくない花粉シミ除去の方法!|花粉・黄砂対策

花粉被害に遭った塗装面画像
昨今の花粉は強力で、降り積もる量が年々多くなり花粉の多い地域は頭を悩ます塗装の痛みですね。東京でも花粉の多い時期は濃色車のボンネットが一目でわかるほどに降り積もります。

降り積もったあとの降雨が特に問題になるのですが、しばらく雨が降っていなかったとか(しばらく雨が降らないと大気中に排ガス、塵、埃が溜まります)雨が降ってもパラパラッとしか降らなかったりとかは非常に悪い雨水になります。

黄砂被害 コーティングの知識 画像車のコーティングは専門店で練馬ポリッシュファクトリー
花粉被害の最大の対策はすぐに除去すること、これにつきます
ですが皆さんが全員出来るわけではありません、むしろ少数の方しか対応出来ないでしょう。ではしばらく手がつけられず洗車も出来なく花粉シミが付いてしまった場合はどうしたらよいでしょうか?

第1に慌てないことです コンパウンドで擦ったり、磨き屋さんでの磨き(機械研磨等)慌てずに洗い流し、花粉被害ならば大方の場合は除去出来ます。

花粉の除去

黄砂花粉などが乗った塗装面画像

花粉が堆積したら早めに除去すること。出来るだけ放置はしない。上記画像は花粉が飛散をして溜まった上に少量の雨が降って乾燥した状態です。

とにかく3月は花粉が強力な時期です、この時期をきちんと乗り越えてキレイな状況を保てれば素晴らしい艶が持続しますね。とにかく花粉が残り上記画像のような状態を放置しないで処置をしてください。

どうしても放置しなくてはいけない状況が(屋外保管の方)続く場合で花粉の大量発生する時期は地下駐車場に逃げるとかその時期だけボディカバーを考えても良いでしょう。

淡色車の場合付いてしまい堆積したら、お勧めでは無いが濡れたマイクロファイバータオルで拭き取り塗装面から除去。

濃色車の場合は手洗い洗車にお願いして早めに除去。

【対策方法】花粉シミが付いてしまったら

熱による除去

洗車しても除去しきれずに塗装面に残った花粉シミは自然に消える場合が有ります。
太陽光が非常に強く当たり高温になる駐車環境の場合はその熱により消え去る場合が有ります。一喜一憂せずとも「あれっ消えてる?!」と言うこともあります。

ですが運悪く日陰でシミがはっきりと見えてどうにもならない場合多くの場合は熱処理を施すことで除去出来ます。ではどのような方法があるのでしょうか?

熱湯での対策

熱湯と言ってもブクブクにだったお湯はNG。80度くらいまでがまずまず安全ですが古い塗装面や樹脂パーツに注意が必要です。アルミパーツも膨張率が通常の鉄板とは違いますので張力で形成されているデザインが強いアルミパーツの場合も注意が必要です。

方法は蒸しタオル方式でマイクロファイバーなどを該当場所に敷き、そこに熱湯をかけて様子を見ながらとれていく様を確認してとれからの流れをつかんでください、その後はそれを何度も繰り返すと良いでしょう。取れやすいときはあっさり除去出来ますがそうで無い場合は深追いは禁物です。

注意はコンパウンドなどで磨いたあとはこの方法は取らないでください。蒸しタオル除去方法でとれなかった場合は研磨で取り去るといった順序が当社経験上最適です。

ヒートガン・ドライヤーでの対策

ドライヤーの温風をあてて消えていく様を見ながら温度を調整して移動すると言ったなかなか器用な方法です。機敏な判断力と勘が必要です。「僕は不器用な文系」という方はおやめになった方が賢明です。

やんなきゃ良かった〜(泣)になってしまったら本末転倒ダメージを更に深くします。器用な方がやると飲み込みが早くスイスイ出来てしまうでしょう。ですが慣れると事故が起きやすくなります、ヒートガンは特に注意が必要です、ご注意ください。

車のコーティングプロの方も推奨できる方法ですので研磨前に是非お試し下さい。感覚的に器用な方で普段よりヒートガンを使用し慣れている方は推奨します。ですが決して気を抜かないで施工されて下さい。

白系の花粉被害はヒートガンで50-60度くらい、濃色系の花粉被害は55-75度くらいでスポットで暖めずに広く素早く暖めてください、ルーフの場合は一点を集中的に温度を上げた場合は伸縮が戻らなくなる場合がありますのでご注意ください。

プロの方は板金屋さんの塗装ブース(赤外線)、磨き屋さんなら移動式のカーボンヒーターなどで一気に面を暖めての除去が可能ではないかと思いますのでお試し下さい。

花粉の被害は完全ブロックできるか

ではコーティングをしていれば花粉はへっちゃらなのでしょうか?

塗装の性質や堅さなどにプラスコーティングで平気な塗装面もありますが一概ではありません。コーティングをすることにより被害が最小限で済みますが100パーセントではありません。全く問題ないときもありますし、ダメージをもらう場合も有ります。

コーティングをしていない素の塗装面は危険にさらされます、同環境の場合は確実にコーティングを施工している方がダメージは少なくなります。全く付かなくブロックしている場合と多少浸食している場合と混同した結果になっております。原因と対策を随時行っております。

今後も実車に実際の花粉や黄砂のブロックと被害がどのように結果が出るか年に1回の花粉時期に試して現実環境で試験をして参ります。
コーティング性能の強化と更にユーザビリティに富んだ洗車用品、クロス等々をご用意いたしたいと思います。

注意:全ての方法と理屈は自己責任において行ってください、当社は責任は一切負いません、ご了承ください。

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及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴37年。

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