1974年 アルファロメオ ジュリア 2000GTV 生産後36年。部品は今でもほとんどのものは供給可能なそうな。驚きである。私がかつて初代シルビア昭和39年製に乗っていたときは、既にパーツは絶版とかがたくさんあり、えらい苦労した記憶が。遠路自走によりお持ちいただきまして、塗装面の荒れ具合を拝見し、丁寧に下地処理をいたしまして、コーティングをいたしたいと思います。さて、まずはご紹介から。
グリルはとても凝ったデザインで、現代では考えられない。手間がかかっております。
到着したままの状態でのハンドルの状態で、室内をパチリと!
エンジンルームも、オーナー氏自身がキレイにされたそうです。とってもマメです。
シートもとてもキレイな状態です。座席下に見えるのは消化器! 私も旧車に乗っておるときに、一度使いました、第三京浜でした・・
これまたデザインはとても良く先鋭的。現在のメーター形状の元祖的なデザインですね! 良くできております。
鉄粉はたっぷりと乗っておりますので、それらを取り去り、下地調整に入れますように進めて参ります。
傷の状態でーす
傷の状態でーす
傷の状態でーす
傷の状態でーす。
ココはトランク 多かれ少なかれ 全身ナイスバディ オーマイガッド状態。いくら塗装が有名メーカーであっても、フィニッシュがこれじゃ~ 台無し。
これらを取り去り、本来の状態に戻しまーす。
トランクから 下地処理を! だいぶ良い感じに~ トロリンコンになり、発色も良くなっております。そりゃそうですね、乱反射がだいぶ減りますのでねー!!
マスキングを施し
ボディのパフォーマンスを最適化&入魂 & 輝度UP 入りました!
映り込みもクッキリと
発色も良くなり!
立体感を得て モッコリ具合が強調されますねっ
いやしかし シルビア号と似てます。シルビア号は約45年ほど前のデザインですのでかなり先鋭的なデザインだったと思います。
更に続きます! ココまでの作業はすべて順調に進んでおります。
っが しかし
細部 バンパー モール アルミホィール 何時間 いや 何日もかかりそうです。
おおぅ もう水曜日だ あせれー!!
いやー 難儀
ウィンドーモール おそるおそる 触ります。
光沢はまずまずでしょうか。
フロント周りは何もはずさずに進めます、ポロッと 何かがおっこっちゃった なんてしゃれになりませんのでねー
アルミも しこしこ キレイに。
更に続きます。
フロントに比べまして、リアのこの部分のモールは比較的キレイでした。
この部分の汚れにつきましては、シボに入り込んだ汚れを出来る限り取り去りまして、キレイにいたしました。
水切りモールも、きわにも汚れは溜まっておりましたので、取り去りました!
更に作業は続きます。いよいよ最終に!! 突入でございます。
この辺の汚れはザラザラの中に少々。気を遣う場面です。各所にありますが、ミストが固着した状態ですと、汚れが取りきれませんので、厳しい状況となりますが、出来る限り手を入れさせていただきます。
エンジンルームは几帳面な繊細さをかもし出しております。ウィンドウォッシャーの袋のふたなど、軽く触っただけではずれて行方不明になります。これで1時間。そしてナーバスな箇所ですので配線とかにも気を遣い、出来る限り手を伸ばして汚れを減らしました。
室内の汚れは大変少なくこの程度。ダッシュボードの細かなメッキ部分の汚れを取りましたので、光って喜んでおります。
下地調整も終わりまして、発色をあげ手触りも今回は重要な部分。これらを含め仕上がり感はフルオーダーでーす。
っとここまでご覧頂きありがとうございました。美しいスタイルは満喫できたでしょうか。ディテール処理をすることにより、キレイさを増す事が出来ますが、基本塗色の発色を高めることで映えてきます。これは肌を落とすとか、強力に磨くとかではなくあくまで細かな調整。その時々で臨機応変に、です。
作業は無事に終わりました、とても大事なお車お預かりさせていただき恐縮です。ご依頼いただきまして、感謝感謝でございます。
ボディのパフォーマンスを最適化&入魂 & 輝度UP 終了 入魂終了いたしました。