洗車とコーティングに役立つ知識

プロテクションフィルムのメリットデメリット、徹底解説します

及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴31年。

透明なプロテクションフィルムってどうなの?

プロテクションフィルムは何がメリットで何がデメリットなの?

金額は?耐久性は?

などなど車を大切にされる方々の疑問質問にお答えします。

後半で弊社のプロテクションフィルムに対する考え方も記載しています。すぐにみたい方はこちらをクリック

多くの方が、新車時に納車された際の、ピカピカの状態を維持されることを望んでいると思います。そのため、プロテクションフィルムを検討される方が多いのではないでしょうか。

本記事では、塗装面やヘッドライトのプロテクションフィルムの概要やその効果、プロテクションフィルムのメリットとデメリット施工後の注意点などを、創業1991年のコーティング専門店、東京の「ポリッシュファクトリー」を営む及川が說明していきたいと思います。

プロテクションフィルムとは

プロテクションフィルムとは、車の塗装面に対して直接傷付かないように保護する透明のフィルムで200ミクロン前後あります。

車両全体にプロテクションフィルムを貼ることもできます。しかし大変高額になるため傷や飛び石を受けやすい場所にだけ貼る部分施工をすることも可能です。

プロテクションフィルムの施工目的

プロテクションフィルムは、日常的に起きる外的な要因から車のボディ塗装面に傷がつかないように守る目的で施工するものです。

日常傷対策

車を日常的に使う際に起きる傷はドアを開け閉めする際にドアハンドルやカップに爪があたり傷になってしまうことが多い場所です。

乗降時に傷がつきやすい場所はドア開口部のスカッフプレート周辺の塗装部など、ココはお年寄りや子供はついつい靴があたり靴底などの跡がつきやすい場所です。

ゴルフバックやベビーカーなどをトランクに入れる機会が多い方は、その重さや体積などによりリアバンパーに深い傷がつきやすくなります。

その他、寒い時期にはボンネット乗ることが多い猫のひっかき傷なども防ぐことができます。

車の使用状況や保管環境に合わせて必要な箇所にプロテクションフィルムを貼っておけば、乗降時に必ず触るドアハンドル周辺に起きる細かな傷を防ぐ事が出来ますね。

飛び石対策

日常的に高速道路を多用される方はフロントバンパーやヘッドライト、欧州車の場合はフロントフェンダーやリアフェンダーの膨らみなどは飛び石の被害を受けやすい箇所です。

こちらにもプロテクションフィルムの施工は大変効果的です。

プロテクションフィルムの種類と効果

車塗装面にプロテクションフィルムを貼る効果

プロテクションフィルムは、コーティングに比べると短い期間ですが塗装面を保護するためのフィルムで、一般的に「PPF」と呼ばれてます。

PPFは比較的に透明のフィルムで、表層のポリウレタン樹脂層と糊面の粘着層などの構造になっています。厚さは、約100ミクロンから200ミクロン程度のものがあります。

プロテクションフィルムは柔軟性が高く、伸縮性に富む素材です、曲線の多い車のボディをきれいに包み込むことに適しています。

また、厚みがあり衝撃を緩和する効果が優れているため、外部から衝撃を受けた場合でも塗装面まで直に衝撃を伝えることは少なく、車体を飛び石傷や擦り傷から守ることができます。

現在、販売されているプロテクションフィルムメーカーで知名度のある製品はXPELプロテクションフィルムという製品です。このXPELフィルムは対候性に優れるため青空駐車で保管している車両でも3年ほど美観を保ち効果を維持させることが可能となります。

またカーコーティング液剤で有名なエシュロンという商品を発売している会社ではプロテクションフィルムも発売されており、こちらは自己修復機能もあるプロテクションフィルムです。

ヘッドライトにプロテクションフィルムを貼る効果

ヘッドライトは、飛び石によって傷がつきやすい箇所でもありますし、紫外線による黄変黄ばみを軽減します。

プロテクションフィルムの黄変防止機能や衝撃緩和性能により、ヘッドライトを黄ばみや傷がつくことを軽減することができます。

車検の際にプロテクションフィルムを貼っていても光量不足となることはありませんので車検も問題なく通すことができます。

但しフィルム施工後の車の使用状況や、メンテナンスの状況によっては黄変、黄ばみが激しい場合は光量不足になる可能性があります。

プロテクションフィルムの寿命

プロテクションフィルムの寿命は約半年~3年となります。

日常的に高温かつ太陽光が当たるなど過酷な使用保管状況の場合とカーポート(屋根下)などの場合では寿命は大きく変わってきます。

室内ガレージ保管など紫外線に当たらない環境での車両はフィルムの劣化が起こりづらいため4~5年ほど持つ場合もあります。

プロテクションフィルムが劣化してしまう要因は紫外線や熱です、製造メーカーによってこの耐候性に違いがありますので注意が必要です。

プロテクションフィルムの費用

プロテクションフィルムの費用は施工するフィルムメーカーによって異なりますが、ボンネットで約5~10万です。
価格が高額なほど使用しているフィルムの対候性や耐久性が優れている傾向がありますので目安参考にして下さい。

プロテクションフィルムの費用感(ポルシェケイマンの場合)価格施工時間目安
ボンネット6~12万半日〜
フロントバンパー9~12万半日〜
フロント周辺(ボンネット、Fバンパー、Fフェンダー)20~40万3泊4日〜
フロントガラス5~10万半日
全体施工(ウインドウ別)100~150万約1週間〜

プロテクションフィルムメリット

  • クルマを日常傷や飛び石から守る事が出来る
  • 紫外線や熱などの劣化を軽減することが出来る
  • 鳥糞や虫の打痕跡のダメージから守る事が出来る
  • 劣化したときには張り直しが出来る
  • 元々塗装肌の粗い塗装の艶を向上できる

プロテクションフィルム デメリット

  • 施工費用が高額になる
  • 大きな飛来物からの被害は守れない
  • 環境により劣化がとても早くなる
  • 塗装本来の色艶ではない
  • フィルムを貼っている部分と元塗装部分の見た目の差が出る事がある
  • 施工後はがす際に塗装剥離がおきる可能性がある 

プロテクションフィルムに対する当社の考え方

当社はカーコーティング施工歴31年以上行ってきている会社です。これまでプロテクションフィルムの検証も幾度となくさせていただきました。

が、どうしても2つの理由で、プロテクションフィルムのサービス提供には至っておりません。

1つ目が、「フィルムを剥がす際の塗装へのダメージ」のためです。

稀少車や高級スポーツカーにプロテクションフィルム施工される場合、施工後1〜2年でそのオーナー様がフィルムを剥がす事なく売却される場合は問題はほとんどないと思います。

しかし2~3年以上貼ったままの場合、エンジン熱量がとても大きい車や、駐車環境が青空保管で日光が常に当たるなどの環境が悪いと、糊残りで剥がす事がとても大変になり、剥がす際に糊が残った場合は溶剤などを使用しますので塗装を痛めることになりかねません。

溶剤などを使用した場合のダメージはとても大きく何度も貼り直すことなど塗装への悪影響が懸念されることは当社としては避けたく、コーティングに専念しております。

2年以下でも特有のメーカーはプロテクションフィルム施工会社にてはがす際に「塗装はがれる場合があるが責任はとらない」と聞いたこともあります。

コーティング施工で塗装が剥がれることは当社ではありません。

また、2つ目は、「フィルムの糊の弊害により、環境によっては短期間で張替えが必要になる」ためです。

長くお乗りになりたい方の場合(5年10年と所有される方)は必ずといっていいほどフィルムの糊の弊害が出てきます。

クルマ好きの方でしたらご存じかと思いますがポルシェ純正のリアフェンダー部に通称「ストーンガード」に貼ると劣化が激しいため、黄変をどうしても起こしてしまいます。

そのため、長く所有される場合は、糊の影響で劣化した部分、黄変した部分を状況に応じて張り替えて行かなければならないと思います。

以上2点のため弊社ではプロテクションフィルム施工はしておりませんが、将来、プロテクションフィルムを剥がす際に、塗装へのダメージが見られず、また糊の弊害による劣化が長期間しっかりと抑えられれば、コーティングに加えサービス提供を考えていきたいと思います。

まとめ

プロテクションフィルムは車の塗装面やガラスを飛び石などから損傷リスクを軽減させる効果があります。

ヘッドライトにプロテクションフィルムを貼った場合は、ヘッドライトの黄ばみを抑制し、輝きを持続させることができます。

しかし、プロテクションフィルムの施工にはメリットだけでなく、デメリットもあります。

プロテクションフィルムを施工する前に、デメリットや施行後の注意点もしっかり確認しておきましょう。

車を愛する方々の愛車がいつも綺麗に持続出来れば幸いです。

 

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