洗車とコーティングに役立つ知識

【徹底解説】メルセデスベンツのコーティングの選び方

及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴31年。

メルセデスベンツにコーティングをしようと思ってんるんだけど、どこでやれば良いんだろう?

ディーラーでのコーティングって、本当に大丈夫なんだろうか??

愛車のメルセデスベンツにコーティングをしようと思っているけど、どこで施工すべきか悩まれている方たくさんいらっしゃると思います。

コーティングの施工できる所ってディーラーだけでなく、カー用品量販店や専門店、そしてキーパーラボなど、たくさんあって何を基準に選んだら良いかわかりにくいですよね。

本記事では、シュテルンやヤナセなどのディーラー、コーティング専門店、キーパーラボなど、それぞれお店毎の特徴とどんな方向けなのかを説明し、ベンツのコーティングの質を決める重要な3つのポイントについても説明したいと思います。

弊社ポリッシュファクトリーは、車のコーティング専業として30余年、新車中古車の施工台数は20,000台超という経験がございます。

これまでお客様から頂いた情報や、同業界における知識を元に、詳しく説明させていただきます。

新車にコーティングって必要なの?悩まれている方はこちら

ベンツのコーティングはどこでやるのが良いか

メルセデスベンツのコーティングは、どこでやるのが良いんでしょうか。

結論、「コーティングに求める物」によって、選択肢が変わってくると思います。

それぞれ施工できるお店ごとの特徴と、どんな方に向いているのかわかりやすいように表にまとめました。

 

シュテルンでの
ベンツ純正コーティング

ヤナセでのコーティング

キーパーラボ

専門店

価格

120,000〜180,000円

59,400〜184,800円

16,600〜166,300

50,000〜300,000

コーティング種類

無機質ガラス

ガラス系

ガラス系

無機質ガラス

水はじき

撥水/親水

撥水/親水

撥水

撥水/親水/疎水

耐用年数

不明

1年〜3年

1年〜3年

3年、5年、7年

施工環境

スタッフレベル

下地処理

×

×

こんな人におすすめ

修理、点検などワンストップで
サービスを受けることに利便性を感じる方

修理、点検などワンストップで
サービスを受けることに利便性を感じる方

洗車もコーティングも
全て任せたい方

やるからにはコーティングの
質を重視される方

価格重視の方、利便性を重視される方、はたまたコーティングをやるからには質を重視される方、向いているお店は人それぞれかと思います。

ただし、お店毎の特徴知ってコーティングを施工するお店を決めるのと、特に何も知らずになんとくなく営業の言うことを鵜呑みにしたり、

インターネットやSNSなどの口コミ・評判情報だけを元にお店を決めるのでは、施工後の満足感が大きく違うかと思います。

以降、コーティングの質を決める3つのポイントや、お店毎の詳細な特徴について説明していきたいと思います。

コーティングの質を決めるポイント

コーティングの質を決めるポイントは、3つあります。

・施工者のレベル・経験値

・施工環境

・適切な下地処理

それぞれ詳細説明していきます。

施工者のレベル・経験値

コーティングは、ぬって乾かして終わり、のような単純作業ではなく、車の保管環境や、洗車頻度、塗装の状態(厚さ、傷の多さ)などに合わせて、施工内容を変えないと、光沢性や防汚性を維持するコーティングにはなりません。

メルセデス ベンツの場合、コストを昔ほどかけられなくなったためなのか塗装のクオリティが昔に比べて随分と低くなりました。

ゆず肌と言われていた肌も現在では粒状感の強いパサパサな塗装になり奥様でも「なんかこの塗装艶がないね・・・」といわれるほど(Cクラスワゴンのお客様談)

しかしながら鏡面加工などは全く必要がなく、ほんの数ミクロンの研磨で艶が格段に変わります。

この艶を維持しつつ、コーティングを施工することで、効果的なコーティングが出来るのです。

Mercedes-Benz磨きとコーティング施工後のキレイな画像

画一的なマニュアルに沿ったコーティングの場合、施工後はぱっと見は綺麗でもすぐに撥水効果が無くなり、水しみが付着したり、高価なコーティング代金をドブに捨ててしまうことになる可能性もあるので、注意が必要です。

コーティングの膜は目には見えないので、コーティングの効果が施工直後では判断できないと思います。

施工者が誰で、どのような経験をお持ちなのか、施工をお願いする前にしっかりと把握することで、施工者のレベル・経験値は判断できるかと思います。

施工環境

適切な施工環境はコーティングの質を評価する上で、重要なポイントの一つです。

適切施工環境は3つのポイントから説明することができます。

ポイント

・照明設備が充実していること

・コーティング専用の密閉された作業空間があること

・温度湿度の管理が徹底できること

それぞれ説明していきます。

照明設備が充実していること

照明設備が整っていない中で、コーティング施工となると、塗装の傷やシミに気づかず施工してしまい、ムラになったり中途半端な仕上がりになってしまいます。

下記画像は同じ車ですが、傷の見え方が全く違うかと思います。

一方は、照明種類を豊富に揃え、照射角、色温度、距離などを考えて照明を設置し、塗装を見たもの。

一方は、蛍光灯だけで塗装を見たものになります。

傷を点検するための特殊照明で見ると沢山見えますね

蛍光灯だけですと傷は全く見えません

これだけ照明によって傷・シミの見え方が異なりますと、仕上がりに大きな違いが生まれてしまうことはご理解いただけるかと思います。見えない傷に気づくことはできないので、、、

コーティング専用の密閉された作業空間があること

コーティングを施工する場所は、専用の密閉空間である必要があります。

バフ傷と線傷の複合傷画像

レコード盤のように傷がついた状態

吹き曝しの環境で施工するとなると、ポリッシャーという磨きの機械と塗装面の間に、砂塵が飛んできて巻き込んでしまい、レコード盤のような傷が塗装に残ってしまうリスクがあります。

またコーティングを施工している隣で、塗装作業や、点検作業ができてしまう環境もリスクがあります。

油汚れが飛び、コーティングの仕上がりに悪影響を及ぼす可能性があるためです。

温度湿度管理が徹底できること

コーティング専用空間における、温度湿度コントロールも重要になります。

コーティングを施工する際に、温度が高いとコーティングの硬化が早く拭ききれずムラができてしまったり、また急いで拭いたために塗装面に傷がついてしまったりとリスクがあります。

そのため、温度湿度をコントロールできる環境において施工する必要があります。

管理できない、モータープールでの施工などは控えていただいた方が良いと思います。

適切な下地処理

塗装も綺麗だし、新車はコーティングをぬって終わりで良いのでは?と思う方もいらっしゃると思います。

残念ながら、新車でも適切な下地処理が大切です。

まずはこちらをご覧ください。

新車なのに塗装に残っている傷

傷が見えるかと思います。このように新車でも傷やシミが残っていることが結構あるんです。

なぜ、新車なのに傷やシミが残っているかと言うと

・生産現場において、塗装を手直しした際に、傷が残ってしまう

・納車されるまでの間に、搬送中、保管中、整備中に傷、シミがついてしまう

が原因として考えられます。

メルセデスベンツの塗装は新車でもバブル以前のようにPDIに経費をあまりかけられず、そこそこの仕上げで各営業所に移送されることが残念ながらほとんどです。

ベンツの塗装は比較的硬い塗装なのでキズが入りにくい反面、塗装の手直しで入った傷は取れにくく適切な処理が必要になります。

傷やシミがついてしまっている車に、シャンプー洗車してコーティング剤をぬって終わり、で良いのでしょうか?

塗装面が調整されていないと、コーティングがすぐに剥がれ、光沢性、防汚性が失われ、お金の無駄遣いになってしまう可能性があります。

そのため、コーティングの専用空間で様々な照明を適切に用いて、傷やシミを見極めることがまず重要です。

その上で、必要に応じてケミカルを使用したり磨き作業を行うことで塗装面を整える、下地処理が必要になります。

コーティングの質を左右する、3つのポイントについて説明してきました。

ここからは、お店ごとの特徴を紹介していきたいと思います。              

お店ごとの特徴

シュテルンでのベンツ純正コーティング

施工者のレベル・経験値

お客様は正規ディーラーであるシュテルンと契約するのですが、実際にコーティングを施工するのは、外部の委託業者になります。

外部の業者がどこで、どのような作業をされるのかがわからない分、コーティング効果や耐久性などがどうなのかは判断しづらいかと思います。

一つ言えることは、売り上げの50%以上をディーラーが持っていくため、外部業者は少ない取り分で施工している背景が存在するということです。

外部業者は少ない取り分の中から利益を残すように必死なので、施工にかける原価は非常に少ないと想像できます。

なるべく時間と部材費をかけずに数をこなす、そんな外部業者のビジネス環境だとすると、なかなかコーティングの質は、担保しにくいかもしれません。

施工環境

こちらも同様に、外部業者次第かと思います。

もちろん外部業者の中には、施工環境に拘ってコーティング施工されているところもあると思います。

なので、シュテルンで施工される場合は、どこの外部業者に委託するのか確認された方がよいでしょう。

下地処理

コーティング剤は無機質のガラスコーティングが使われており、有機質のコーティングを使用していないなので、対紫外線、薬品性にすぐれ、耐久性が優れているかと思います(一方で、HP上には具体的な数字はなく、「長期間」としかないので、不安は残ります。。)

ただし、コーティング剤は良くても、コーティングの質を大きく左右するのは、「適切な下地処理」です。

外部業者がどこまで真摯に車に向き合い、オーナーの感情に寄り添い下地処理をするかは、その業者の価値観次第でしょう。

塗って終わり、と言うことでなければ良いのですが。

ヤナセでのコーティング

施工者のレベル・経験値

ヤナセでのコーティングは、2通りのタイプがあります。

①外部業者が施工する ②ヤナセでの営業所で社員が施工する、の2パターンになります。

外部業者が施工する場合、外部業者が出張でヤナセのお店内で施工するパターンと、外部業者に持ち込んで施工するパターンによっても違いはありますが、やはり気になるのは、シュテルンでの施工同様、技術レベルが一定ではないということです。

ヤナセの営業所で社員が施工する場合は、一応社内での認定資格をとった社員のみが施工できるようですが、その実力は不明です。

(余談ですが、お客様に聞いたところ、ヤナセ海運などが下請けにやらせたり、営業所の社員が深夜まで作業をしているらしく、その仕上がりに落胆しつつ深夜に及ぶ作業のため健康が心配とも仰っておりました。)

施工環境

こちらも上記同様、業者次第かと思います。

中には、施工環境にこだわってコーティングの質を大切にする外部業者も少なからずいるかと思いますが、ディーラーから受注しない限り経営が回らないお店も多くあるので、リスクは伴うかと思います。

(これも余談ですが、とある専門業者の場合はコーティング専用環境ではなく修理工場の片隅で行われているようです。)

下地処理

パールフィニッシュやミラーフィニッシュなどのヤナセのコーティング剤は、完全無機質のガラスではなく、「ガラス系」コーティング剤を使用しています。

「ガラス系」とは、ポリマー剤にガラス繊維が加わったコーティング剤となります。そのため、耐熱性、対薬品性、対紫外線など、完全無機質のガラスには劣るため、耐久性がデメリットになります。

一方で施工者からすと、「ガラスコーティング」よりも「ガラス系コーティング」の方が施工はしやすいです。

このような施工のしやすいガラス系コーティング剤を使用していること自体が、施工者のレベル・経験値を物語っているのかもしれません。

施工体制からして、丁寧な下地処理に対する期待はできないかと思います。

キーパーラボでのコーティング

施工者のレベル・経験値

ガソリンスタンドで施工するタイプの「キーパープロショップ」でのコーティングとは異なり、キーパー技研が主催する洗車・コーティングのお店が「キーパーラボ」になります。

検定制度を設けて施工できるサービスランクを決めたり、毎年施工技術を競う全国大会を実施したりと、スタッフレベルを上げるための施策は会社を上げて力を入れているように思います。

ただし良くも悪くも時間管理を徹底されており、「人時生産(円/時」(時間当たりの売上)を重視しているようです。

簡易的なコーティングであれば問題ないかもしれませんが、車の駐車環境や洗車頻度、そして塗装の状態を見極めて下地処理を伴うコーティングとなると、マニュアル通りにはいかないこともあるかと思います。

そのため、オーダーメイドに近いレベルでのコーティング施工は企業体質的に難しいところがありそうです。

施工環境

キーパーラボではコーティング専用空間を設け温度湿度管理は徹底されているかと思います。

一方で、照明設備に関しては店舗ごとによって違っているようで、傷・ムラの処理に関して100%の環境設備が整っているわけではなさそうです。

下地処理

キーパーラボでのコーティングのほとんどは、下地処理を伴わないものになります。

最近ではEXキーパーなど研磨を伴うメニューもありますが、時間当たりの効率を求める姿勢や、マニュアル作業の徹底という企業体質により、どこまで丁寧な下地処理が行われているかは定かではありません。

また、キーパーラボのコーティング剤は、トップコートに有機質の皮膜を使用しており、水シミが固着しにくいというメリットがある一方で、油汚れや固着しやすかったり、熱や紫外線に弱いというデメリットもあるので注意が必要になります。

専門店でのコーティング

施工者のレベル・経験値

専門店でのコーティングの場合、マニュアルに沿った画一的なコーティング作業というわけではなく、車の保管環境や、洗車頻度、塗装の状態(メーカー毎の塗装の厚さ、傷の多さ)などに合わせて、施工内容を決めていきます。

ある意味でオーダーメイドのコーティングを施工するため、光沢性や防汚性などコーティング本来の目的を長期間維持することができます。

Mercedes-Benz92' W124500E磨きとコーティング施工後のキレイな画像

もちろん専門店の中にも、昔の情報からアップデートされておらず最新のコーティング状況に疎かったり、日々最良のコーティングを施工しようという意識の薄い専門店もあると思います。

施工環境

傷・シミの有無がコーティングの出来を大きく左右するため、当たり前品質で、照明設備を充実されているところが多いかと思います。

また、拭きムラを防ぎ、皮膜の仕上がりを最高レベルにするために、コーティング専用ブースを設け、温度湿度管理を徹底されている専門店も多いと思います。

コーティング「専門店」と唱っている以上、仕上がりに100%満足できる環境作りを徹底しているべきかと思います。

下地処理

塗って終わり、のような下地処理なく施工する専門店はないかと思います。

ただし専門店の中でも、下地処理の方針は昔とは変わってきております。

ひと昔前までは、鏡面磨きという徹底的に磨き上げる業者が多かったのですが、最近では、少ないクリア層を極力残す方針で磨きを行う業者が増えてきている印象です。

下地処理の方針は、オーナーや車の使い方によっても異なるので、しっかりと専門店とコミュニケーションとることをお勧めします。

まとめ

メルセデスベンツでのコーティングで悩まれている方向けに、シュテルンやヤナセなどのディーラー、コーティング専門店、キーパーラボなど、それぞれお店毎の特徴とどんな方向けなのかを説明してきました。

またメルセデスベンツのコーティングの質を決める重要な3つのポイントについても解説してきました。

自分の価値観にあったコーティングは人それぞれだと思います。

今回お伝えさせていただいた内容踏まえ、自分にとって最適なコーティングを選んでいただき、満足のいくカーライフを送れることを祈っております。

シュテルンもヤナセもキーパーも専門店も時間経過と共に液剤や施工者が変わります、それぞれのオーナー様のニーズにマッチングしたコーティングと施行者に出会われると良いですね!!

ポイント

・利便性を重視される方は、シュテルンやヤナセ などのディーラーでのコーティング、やるからには質を重視される方は、専門店がおすすめ。

・コーティングの質を左右する3つの重要なポイントは、①施工者のレベル・経験値②施工環境③適切な下地処理

 

 

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