洗車とコーティングに役立つ知識

板金塗装についての考察

再塗装あまり響きの良くない漢字ですね。

メーカーのラインできちんと焼き付け塗装された塗装と、一般の補修塗装の違いって何でしょうか? ライン塗装が必ず、絶対的に良いとは申しませんし、補修塗装が必ず悪くなるとも申し上げません。再塗装になった経緯が一番重要だと考えます。

色々な状況で再塗装になる場合があります。 例えば自分でぶつけたりこすったり。またはぶつけられたり(これも色々とありまして、知らないうちにとか、見ていないところでぶつけられて、あとで気がつくパターン。見ている前でぶつけられて逃げられる事もありますね)

それから新車でも再塗装があったり、中古車でも全塗装になっていたり(塗装はしていないと言うことで購入したにもかかわらず)その経緯に一番問題視する方が多いのではないでしょうか。

形のあるものが永遠に壊れず保てることが良いことなのですが、何かの弾みでぶつけたり、ぶつけられたりと何が起きるかわかりません。もし何らかの経緯で再塗装が必要になった場合、メーカーのライン塗装はまず通常無理だと考えて良いでしょう。

その次はディーラーさん経由での再塗装。これは2種類あります。 一つはBPセンター等の大がかりな補修センターを持つ、大きなディーラーさんで可能な補修塗装。これは最新の設備を持っている場合が多く、設備的に心配はないと思います。

それからもう一つは町の板金塗装工場(これは大きいところから小さいところ、熟練工がいらっしゃるところとそうではないところ)これは外から見た目では一般的にはわかりません。その場合はどうしたらよいでしょうか? やはり評判とかが重要になります。

ではそれらの情報はいったいどこから収集出来るのでしょうか。まず一番多いと考えられるパターン。個人的なお付き合いのある友人からの紹介、修理工場からの紹介、それとディーラーさんの紹介(これには出入りの業者さんがあまりうまくないので、うるさい客にはうまいところを紹介している場合がありますね)

いつも通勤で通っている場所に毎日営業している板金屋さんがあり、何となく聞いてみる。 などなど、色々な状況が想像出来ますね。

ではいったいどの状況が安心出来る方向に導かれる事なのでしょうか? わたしのように職業としてくるものは、少なからず情報が聞かなくとも入ってくるので何となく地域とか、ネットの情報が入ってきます。

金銭からみでのお話ではないので、良し悪しはかなり信憑性があると思います(しかしながらうまかったはずの塗装屋さんが、いつのまにかうまくなくなっていたり、それを知らずに紹介してしまったりもあるのではないでしょうか)

その次はディーラーさんでの紹介、これは大きく分けると3つ。そらもううまくて何にもいわなくてもそつなく仕上げることが出来る、一番お付き合いのしやすい塗装屋さん。

腕は普通で愛想も普通、社長さんは案外無愛想だが社員が思いの外愛想が良かったりします。腕も金額も普通でまずまず安心出来ますね。 次、腕はやばい... でもバックマージンが弾み、仕事内容はこだわりは少なく(お客様が老人とか、おばちゃん等仕上がりは問わずおおむね保険仕事が多い)なにより仕事が速いこのパターンに大別出来ると思います。

ディーラーさん経由での安心度はBP専門工場、うるさい客の場合に薦める板金塗装屋さん! これが良いと考えられます(あくまでわたしの主観と経験に基づきます。最終確認はご自身で)

街の塗装屋さん選びの場合、選び方の一つとしてタクシーが入っているところは一般客はさけた方が無難でしょうか。理屈はそのタクシーのオーナーさまがその地域の住民でひいきにしている場合、ある程度なあなあになっていることが見られます。

よく言う親父の代からの付き合いだとか創業当時からの付き合いだとかのたぐいです。もちろん上手であれば全く問題は無いと思います。

あとはお店の看板をしょった営業車が多いところもちょっと... どちらかというと趣味グルマ、そうBMW、レガシィ等の趣味性の高いクルマが多く入っているところは安心材料になると思います。

これまた必ずしもそうではありません。長いことそのお店の理想を追い求めているところは安心出来ますが、「なんだか最近メジャーになって急に忙しく、社長がぼくのこと相手にしてくれなくなったな〜」なんてお感じになられた場合はおおむね当たっています。

実はわたし自身も気を遣っていたりする事です。忙しすぎても作業が手薄になったり、共有時間をあまり取れなくなったり、あぐらをかいたりなんて事を有名店のお話でお客様から良く聞かれるお話です。

とあるコーティング屋さんで都内の一等地で居を構え、何万台も施工実績があり最高の液剤で究極の仕上げ等々、いったい開業して10年くらいで数万台出来るのでしょうか? 毎日毎日5〜10台施工しても追いつきませんが...

おっと話題がそれました。塗装屋さんも修理屋さんも、いわゆる技術屋さんの選び方の基準はプロが認めていることが多い店、しかも長きにわたって体勢を変えることなく、切磋琢磨しているお店はまず良しとしてもと思います。

我々磨き屋さんも優良な塗装、再塗装が合ってこそ磨き作業を進めることが出来ます。今後とも良い業者さまにお会い出来ることが楽しみでございます。 塗装屋さんのご紹介も考えておりますがあまり忙しくなり、技術の低下につながってはいけませんのでご紹介を控えておりますが、今後ご紹介出来る方向に持っていきたいと思います。

それよりなにより再塗装になるようないたずらや事故に遭われないように切に願います。もし万が一再塗装になった場合でも綺麗に仕上がれば問題はないですし。

より愛着を持って接すればきっと良い業者さんには出会うでしょう。やはり最後は人。人間のやる作業です。基本は出来ていらしても連絡が上手に出来ないかたとか、作業の変更に対してオーナーさまに相談、ご提言が出来ればよりよいお付き合いになるでしょう。わたしも心します。

事故や再塗装になったとしても急に愛着を捨てずに可愛がられてあげてください。多かれ少なかれ愛車には心癒されたはずですし、家族や友人、恋人の思い出がいっぱい詰まっていますから(^_-)

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及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴37年。

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