洗車とコーティングに役立つ知識

輸入車オーナー必見!外車ガラスコーティングで愛車の輝きを長持ちさせる秘訣

こんにちは、カーディテイリングのプロフェッショナル、及川です。35年以上、外車を含む様々な車のコーティングを手がけてきました。今日は、特に外車オーナーの皆さんに向けて、ガラスコーティングについてお話しします。

「外車にガラスコーティングって本当に必要なの?」「高いんじゃないの?」そんな疑問、よく聞きます。実は、答えはあなたの車の使い方次第なんです。でも、ちょっと待ってください。外車ガラスコーティングには、思わぬメリットがあるんですよ

気になる方は以下の記事も見て見てくださいね。
関連記事:ガラスコーティングはしない方がいいのか?コーティング専門店が解説

ポルシェ911コーティング施工済みの画像

1. 外車ガラスコーティングとは?基本を押さえよう

まずは基本から。外車ガラスコーティングって、実際どんなものなのでしょうか?

ガラスコーティングの仕組み

ガラスコーティングは、車の塗装面に超薄いガラス質の膜を形成する技術です。これ、ただの艶出しじゃないんです。化学反応で塗装と結合又は密着して、強固な保護膜を作るんですよ。

私が初めてこの技術に出会ったのは30年以上前。当時は「こんな薄い膜で本当に効果あるの?」って半信半疑でした。でも、実際に施工してみて、その効果に驚いたんです。

外車に特化したガラスコーティングの特徴

外車、特に高級車やスポーツカーには、独特の塗装技術が使われていることが多いんです。例えば、メタリックやパールなどの特殊な塗装。これらは通常の日本車とは違う扱いが必要になってきます。

ある時、高級外車のオーナーから「普通のコーティングを施工したら、艶が消えちゃった」という相談を受けたことがあります。これ、外車の特殊な塗装に対応していないコーティングを使ったのが原因でした。外車用のガラスコーティングは、こういった特殊な塗装にも対応できるよう開発されているんです。

2. なぜ外車にガラスコーティングが必要なの?

「高い車なんだから、最初からいい塗装してあるんじゃないの?」って思いますよね。実は、そこが落とし穴なんです。

外車特有の塗装の特徴と弱点

外車、特に高級車の塗装は確かに質が高いです。でも、それゆえの弱点もあるんです。例えば、柔らかい塗装を使っているブランドがあります。これ、艶は美しいんですが、傷がつきやすいんです。

私の経験では、あるドイツ車のオーナーさんが「洗車したら細かい傷だらけになった」と悩んでいました。調べてみると、柔らかい塗装に普通の洗車ブラシを使っていたのが原因でした。ガラスコーティングをしていれば、こういった傷からも限りなく守れたはずなんです。

日本の環境が外車に与える影響

外車って、基本的に日本の環境を想定して作られていないんですよ。特に、日本特有の環境要因から車を守る必要があります。

  • 酸性雨:日本の雨は若干酸性に傾いています。これ、塗装を徐々に劣化させるんです。
  • 紫外線:日本の夏の紫外線は強烈。塗装の色褪せの原因になります。
  • 塩害:海に近い地域では、塩分が車体を錆びさせる原因に。

実際、私のお客様で、輸入したばかりの高級車を1年間コーティングせずに置いておいたら、ボディに微妙なくすみが出てしまった方がいました。外車ガラスコーティングは、こういった日本特有の環境からも車を守ってくれるんです。

ロールスロイスファントムのガラスコーティング施工中の画像

3. 外車ガラスコーティングのメリット

さて、ここからが本題です。外車にガラスコーティングを施すと、どんないいことがあるのでしょうか?

美しさの長期維持

外車の魅力って、その美しさにありますよね。ガラスコーティングは、その美しさを長期間維持するのに効果的なんです。

私が忘れられないのは、10年前にガラスコーティングを施した高級スポーツカー。先日、そのオーナーさんと再会したんですが、車の艶が今でも健在なんです。「洗車が楽しくなった」って、目を輝かせて話してくれました。

傷や汚れからの保護

外車って、ちょっとした傷でもオーナーにとっては大きなストレスですよね。ガラスコーティングは、そんな傷や汚れから車を守ってくれます。

例えば、私のお客様で、コーティング後に小石が飛んできて塗装に当たったことがありました。普通なら傷がつくところ、コーティング層が守ってくれて無傷だったんです。オーナーさん、ホッとしてましたね。

洗車の手間削減

外車オーナーの悩みの一つが、維持の手間。特に洗車は大変ですよね。でも、ガラスコーティングを施すと、この手間が大幅に減るんです。

私自身、コーティングした車と未施工の車で洗車時間を比較したことがあります。結果、コーティング車は約半分の時間で済んだんです。水垢も付きにくくなるので、拭き上げも楽チンです。

燃費向上の可能性

これ、意外と知られていないんですが、ガラスコーティングで車の表面がツルツルになると、空気抵抗が減少する可能性があるんです。

実際、あるスポーツカーのオーナーさんから「高速走行時の燃費が少し良くなった気がする」という報告を受けたことがあります。科学的な検証は難しいですが、理論上はあり得る話なんです。

4. 外車ガラスコーティングの注意点

いいことばかり言いましたが、正直、注意点もあります。ここをしっかり押さえておかないと、後悔することになりかねません。

適切な施工技術の重要性

外車ガラスコーティング、誰でもできるわけじゃないんです。特に高級車やスポーツカーには、専門的な知識と技術が必要です。

私の経験では、安価な施工店で失敗したケースをよく見ます。例えば、コーティングムラが出てしまったり、塗装を傷つけてしまったり。一度、高級車のオーナーさんが「安いところでやったら、逆に塗装が曇ってしまった」と相談に来られたことがあります。結局、塗装からやり直すハメになってしまいました。

定期的なメンテナンスの必要性

ガラスコーティングしたら終わり、じゃないんです。定期的なメンテナンスが必要です。これを怠ると、せっかくのコーティングの効果が半減してしまいます。

私のお客様で、コーティング後2年間まったくメンテナンスしなかった方がいました。「コーティングしたから大丈夫」と思っていたそうです。結果、水垢がこびりついて、除去に苦労することになってしまいました。定期的なメンテナンス、本当に大切です。

コストと期待効果のバランス

正直に言いますと、外車ガラスコーティングはそれなりの投資が必要です。でも、その効果を長期的に見れば、十分に価値がある投資だと私は考えています。

例えば、高級車のオーナーさんで、最初はコストを気にして躊躇していた方がいました。でも、施工後の維持の楽さや、3年経っても新車のような輝きを保っていることに感動されて、「もっと早くやっておけばよかった」とおっしゃっていました。

5. 外車ガラスコーティングの種類と選び方

さて、外車ガラスコーティングを決意したとして、次は種類の選択です。これが意外と難しいんです。

様々なコーティング剤の特徴

ガラスコーティングと一言で言っても、実はいろいろな種類があるんです。主なものを挙げてみましょう。

  • シリカ系コーティング:一般的で、耐久性が高い
  • フッ素系コーティング:撥水性に優れ、汚れが付きにくい
  • ハイブリッドコーティング:シリカとフッ素の良いとこ取り
  • セラミックコーティング:最高峰の耐久性と保護力

私の経験では、高級外車にはセラミックコーティングがおすすめです。耐久性が高く、長期間美しさを保てるからです。ある高級スポーツカーのオーナーさんは、セラミックコーティング後5年経っても新車のような輝きを保っていて、驚いていました。

車種や使用環境に応じた選択

外車といっても、使い方は人それぞれ。毎日使う車なのか、週末だけの特別な一台なのか。それによって、最適なコーティングは変わってきます。

例えば、毎日通勤で使うラグジュアリーセダンには、耐久性の高いセラミックコーティングがおすすめ。一方、週末だけ乗るオープンカーなら、艶と撥水性を重視したハイブリッドコーティングが良いかもしれません。

私のお客様で、週末だけ乗るスポーツカーにセラミックコーティングを施工した方がいました。確かに保護力は抜群でしたが、「ちょっとオーバースペックだったかも」と後で話していました。使用頻度と環境に合わせて選ぶのが賢明です。

予算と長期的な価値のバランス

コーティングの価格帯は本当に幅広いんです。数万円から、高級車ともなると数十万円することも。でも、安ければいいってもんじゃありません。

6. 外車ガラスコーティングの施工プロセス

さて、実際にガラスコーティングを施工する際、どんな流れになるのか気になりますよね。ここでは、プロの視点から施工プロセスをご紹介します。

事前の下地処理の重要性

ガラスコーティングの成否は、実はこの下地処理で8割決まると言っても過言ではありません。特に外車の場合、塗装の特性を理解した丁寧な作業が必要です。

私が忘れられないのは、ある高級車の施工時のこと。オーナーさんが「ボクの車は傷はほとんどないし傷がついたら困るから、軽く洗うだけでいいよ」とおっしゃったんです。でも、実際に作業を始めると、微細な傷や水垢がびっしり。結局、丸2日かけて下地処理をさせていただきました。仕上がりを見たオーナーさん、目を丸くして「専門店だとこんなに違うんだ!」と驚いていましたね。

コーティング剤の塗布と硬化

下地処理が終わったら、いよいよコーティング剤の塗布です。この作業、見た目は簡単そうに見えますが、実は高度な技術が必要なんです。

特に外車の場合、曲面が多かったり、デザインが複雑だったりするので、ムラなく均一に塗るのが難しい。私も駆け出しの頃、高級スポーツカーでコーティングムラを作ってしまい、オーナー様に叱られた経験があります。今では笑い話ですが、当時は冷や汗もので。

塗布後は硬化の時間。これが意外と重要で、環境によって硬化時間が変わるんです。湿度が低い日は硬化に時間がかかるし、逆に湿度が高すぎると早すぎる硬化で仕上がりに影響が出ることも。プロはこの辺りも見極めながら作業しているんですよ。

ポリッシュファクトリーではコーティングの施工塗布や硬化時間についてはわずかな違いも見逃さず、分単位で変えているのです。

仕上げと最終チェック

硬化が終わったら、最後の仕上げ。ここでもう一度全体をチェックし、必要があれば軽い研磨やポリッシングを行います。

私の流儀として、必ず太陽光の下で最終チェックをします。蛍光灯下では見えない細かな傷や色ムラも、自然光で見るとはっきりわかるんです。あるとき、高級セダンの施工後、オーナーさんと一緒に太陽の下でチェックしたことがあります。オーナーさん、車の周りをぐるぐる回りながら「こんなに綺麗になるなんて!」と大喜び。その笑顔を見ると、こちらもうれしくなりますね。また当たり前ですが太陽光と同等の光源でも確認します。

ガラスコーティング施工完了しているフェラーリ812の画像

7. 外車ガラスコーティング後のメンテナンス

ガラスコーティングをしたら終わり、なんて思っていませんか?実は、コーティング後のメンテナンスが重要なんです。適切なケアで、その美しさと効果を長く保つことができます。

日常のお手入れ方法

コーティング後の洗車は、実はコーティング前より簡単になります。でも、やり方次第では逆効果になることも。

基本は「優しく洗う」こと。強くこすったり、固いブラシを使ったりするのは厳禁です。私のお客様で、コーティング後に普通のカーシャンプーでゴシゴシ洗車していた方がいました。「きれいにしようと思って...」とのことでしたが、実はそれが逆効果。コーティング面に微細な傷がついてしまっていたんです。

おすすめは、中性のカーシャンプーと柔らかいマイクロファイバークロスを使うこと。そして、洗車後はしっかり水分を拭き取ること。これだけで、驚くほど美しさが長持ちします。

定期的なメンテナンスの重要性

日常のお手入れに加えて、定期的なプロによるメンテナンスも重要です。一般的には半年から1年に1回程度がおすすめです。

私の経験では、半年ごとに定期的にメンテナンスを受けているお客様の車は、3年経っても新車のような輝きを保っています。逆に、「コーティングしたから大丈夫」と放置していた車は、1年もすると効果が半減してしまうことも。

ある高級車のオーナーさんは、半年に一度のメンテナンスを欠かさず続けていました。3年後、友人に「新車を買い替えたの?」と聞かれたそうです。その話を聞いたとき、私もうれしくなりましたね。

季節ごとの注意点

外車のガラスコーティング、実は季節によって気をつけるポイントが変わってきます。

  • :強い紫外線や虫の死骸付着に注意
  • :落ち葉や樹液から塗装を守る
  • :融雪剤や凍結による塗装へのダメージを防ぐ
  • :花粉や黄砂から車体を守る

特に冬は要注意です。ある冬、コーティング済みの高級車を路肩駐車していたお客様がいました。融雪剤が飛んできて車体に付着し、そのまま放置したところ、コーティング層が部分的に劣化してしまったんです。冬場は小まめな洗車が大切ですね。

8. 外車ガラスコーティングの費用と価値

「外車のガラスコーティング、高そう...」そう思っている方も多いのではないでしょうか。確かに、初期投資は必要です。でも、長期的に見ると、実はコスパが良いんです。

一般的な価格帯

外車のガラスコーティング、正直言って安くはありません。一般的な価格帯は以下のようになります:

  • 普及型コーティング:5〜15万円
  • 高級コーティング:15〜30万円
  • 最高級コーティング:30万円以上

「えっ、そんなに?」と思われるかもしれません。でも、ちょっと待ってください。この価格、実は決して高くないんです。

長期的な経済効果

ガラスコーティングは、単なる美観だけの問題ではありません。実は、車の資産価値を守る効果もあるんです。

私のお客様で、高級外車を5年間乗った後に売却した方がいました。新車時にガラスコーティングを施工し、定期的なメンテナンスも欠かさなかったんです。結果、査定額が同年式の未コーティング車より50万円以上高かったんです。つまり、コーティング代は十分に元が取れたわけです。

また、日々のメンテナンス費用も大幅に削減できます。洗車の頻度が減り、ワックスがけも不要になります。5年間で考えると、その差額はバカにならないんですよ。

車種や使用環境による費用対効果

ただし、全ての車に高額なコーティングが必要というわけではありません。車種や使用環境によって、最適なコーティングは変わってきます。

例えば、毎日使う通勤用の外車なら、中程度のコーティングで十分かもしれません。一方、週末だけ乗る高級スポーツカーなら、最高級のコーティングが価値を発揮します。

私のお客様で、2台の外車を所有している方がいました。日常使いの車には普及型、特別な日に乗るスポーツカーには最高級コーティングを施工。「使い方に合わせてコーティングを選んだら、両方とも大満足」とおっしゃっていました。賢い選択だと思います。

9. よくある質問と回答

さて、ここまで外車ガラスコーティングについて詳しくお話ししてきました。でも、まだ疑問が残っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、私がよく受ける質問にお答えします。

ガラスコーティングの欠点は何ですか?

正直に言って、デメリットもあります。主な欠点は以下の通りです:

  • 初期費用が高い
  • 施工に時間がかかる(通常1〜2日)
  • 誤った方法で洗車すると効果が落ちる
  • 完全な傷防止ではない(深い傷は防げない)

ただし、これらの欠点は適切な知識と取り扱いで大部分回避できます。例えば、私のお客様で「高いから」と躊躇していた方がいました。でも、長期的なメリットを説明したら、「むしろお得かも」と納得されましたよ。

車のガラスコーティングはいくらくらいしますか?

これは車種やコーティングの種類によって大きく変わります。一般的な価格帯は以下の通りです:

  • コンパクトカー:5〜15万円
  • セダン・SUV:10〜20万円
  • 高級車・スポーツカー:15〜40万円以上

「えっ、そんなに?」と思われるかもしれません。でも、これは車の価値を長期的に守る投資だと考えてください。私のお客様で、最初は高いと感じていた方も、3年後に「これだけ美しさが続くなら、むしろ安いくらい」とおっしゃっていました。

車のガラスコーティングは何年くらい持ちますか?

一般的には、適切なメンテナンスを行えば3〜5年は効果が持続します。ただし、これは使用環境や日々のケアによって大きく変わります。

私の経験では、定期的にメンテナンスを受けているお客様の車は、5年経っても驚くほど美しさを保っています。逆に、メンテナンスを怠ると1年程度で効果が薄れることも。

ある高級車のオーナーさんは、7年間同じ車に乗っていましたが、年1回のメンテナンスを欠かさなかったおかげで、最後まで新車のような輝きを保っていました。「次の車を買うのが惜しいくらいだ」とおっしゃっていましたね。

ガラスコーティングは3年後にどうなりますか?

適切なケアを続けていれば、3年後でもほとんど新車時の輝きを保っています。ただし、完全に新車時と同じというわけではありません。

一般的に、3年経過すると以下のような状態になります:

  • 撥水性が若干低下(ただし、未コーティング車より遥かに高い)
  • 微細な傷が少し目立ち始める(ただし、未コーティング車より遥かに少ない)
  • 艶は80〜90%程度維持

私のお客様で、3年前にコーティングした高級セダンを見る機会がありました。オーナーさんは定期的なメンテナンスを欠かさなかったそうです。結果、3年経っても驚くほど美しい状態を保っていました。「友人に新車を買ったのかと聞かれたよ」と、オーナーさんは嬉しそうに話していました。

10. プロが教える外車ガラスコーティングの選び方

さて、ここまで読んでいただいて、「外車ガラスコーティング、やってみたい!」と思った方も多いのではないでしょうか。でも、どう選べばいいのか迷いますよね。ここでは、35年の経験を基に、プロの視点からコーティングの選び方をお教えします。

施工店の選び方

まず大切なのが、施工店選び。これが実は一番重要です。どんなに高級なコーティング剤でも、施工が下手だと台無しになってしまいます。

私が推奨する選び方は以下の通りです:

  • 実績を確認する:特に高級外車の施工実績があるかチェック
  • 口コミや評判を調べる:ネットの評価だけでなく、知人の紹介なども参考に
  • 施工環境を見学する:可能なら実際の作業場を見学。清潔で整理された環境か確認
  • スタッフの対応をチェック:丁寧で詳しい説明ができるか、質問にしっかり答えられるか

私の知り合いで、有名店というだけで選んでしまい、後悔した方がいます。「有名だから」で選ぶのではなく、実際の対応や施工環境をしっかりチェックすることが大切です。

自分の車と生活スタイルに合ったコーティングを選ぶ

次に大切なのが、自分の車と生活スタイルに合ったコーティングを選ぶこと。高ければいいというものではありません。

考慮すべきポイントは以下の通りです:

  • 車の使用頻度:毎日使う車か、週末専用車か
  • 駐車環境:屋内駐車か屋外駐車か
  • 走行環境:都市部中心か、長距離ドライブが多いか
  • 予算:初期費用だけでなく、メンテナンス費用も考慮

例えば、私のお客様で高級スポーツカーを所有している方がいました。最初は最高級コーティングをご希望されましたが、実際の使用頻度を聞いてみると月に1〜2回程度。結局、中級クラスのコーティングで十分だということになりました。お客様も「ニーズに合ったアドバイスをありがとう」と喜んでくれましたね。

長期的な視点を持つ

最後に強調したいのが、長期的な視点を持つこと。初期費用だけで判断せず、維持費や車の価値保全も考慮に入れましょう。

私がよく例に出すのが、ある高級セダンのオーナーさんの話です。最初は「高すぎる」と最安値のコーティングを選びました。しかし、1年も経たないうちに効果が薄れ、結局2年後に高級コーティングをやり直すことに。「最初からちゃんとしておけば良かった」とおっしゃっていました。

逆に、最初から適切なコーティングを選び、定期的なメンテナンスを行っていれば、5年、10年と美しさを保ち続けることができます。それは単なる美観だけでなく、車の資産価値を守ることにもつながるんです。

ガラスコーティングとセラミックコーティングの費用、価格相場比較

ディーラーガラスまたはガラス系
コーティング
小形車7〜25万
大型車10〜35万
コーティング
専門店
ガラス
コーティング
小型車10〜20万
大型車15〜30万
セラミック
コーティング
小型車15〜30万
大型車18〜50万

コーティング価格は、それぞれのお店や施工環境やコーティング剤の種類によって変わります。下地調整方法や(研磨やケミカル調整等々)によっても変動します。

11. 外車ガラスコーティングの最新トレンド

カーコーティング業界、実は日々進化しているんです。特に外車向けのコーティングは、最新技術の実験場とも言えます。ここでは、最新のトレンドをご紹介します。

ナノテクノロジーの進化

最近特に注目されているのが、ナノテクノロジーを駆使したコーティング剤です。これ、従来のコーティングとは桁違いの性能を発揮するんです。

例えば、ある超高級車のオーナーさんに最新のナノコーティングを施工したことがあります。その効果たるや驚くべきもので、1年経っても新車時と変わらぬ輝きを保っていたんです。オーナーさん、「こんなに違うとは思わなかった」と目を丸くしていましたね。

自己修復技術の登場

もう一つ面白いのが、自己修復技術を持つコーティング剤の登場です。これ、小さな傷なら自然に修復してしまうんです。

実際に、高級スポーツカーに施工したお客様から驚きの報告を受けました。「駐車場でちょっと擦ってしまったんだけど、翌日見たら傷が消えていた」と。もちろん、深い傷まで直るわけではありませんが、日常的な小傷からは確実に車を守ってくれます。

環境に優しいエココーティング

環境への配慮も、最近のトレンドの一つです。有機溶剤をほとんど使わない、環境配慮したコーティング剤が登場しています。

私も最初は「本当に効果があるのかな」と半信半疑でした。でも、実際に使ってみると、従来のコーティングに引けを取らない性能なんです。ある環境意識の高いお客様は、「車も環境も大切にできて一石二鳥」と大変喜んでくれました。

最新のツールを活用した施工管理

施工技術の面でも、進化が起きています。最新のトレンドは、最新照明を活用した施工管理システムです。

これ、人間の目では見逃しがちな微細なムラや塗り残しを、ツールが瞬時に検出してくれるんです。私も何年も前から導入しましたが、施工精度が格段に上がりました。あるこだわり派のお客様から「以前よりもさらに完璧な仕上がりになった」と褒めていただいたときは、本当にうれしかったですね。

このように、外車ガラスコーティングの世界は日々進化しています。でも、忘れてはいけないのは、どんなに優れた技術でも、それを使いこなす人間の技術と経験が重要だということ。最新トレンドを追いつつ、基本をしっかり押さえること。それが、本当に価値あるコーティングを提供する秘訣なんです。

12. まとめ:外車ガラスコーティングで愛車の輝きを長く保つ

さて、ここまで外車ガラスコーティングについて詳しくお話ししてきました。最後に、これまでの内容をまとめつつ、私からのアドバイスをお伝えしたいと思います。

外車ガラスコーティングの真の価値

外車ガラスコーティング、単なる見た目の美しさだけじゃないんです。それは愛車を長く、美しく保つための投資なんです。

私が忘れられないのは、10年前にコーティングを施した高級外車のオーナーさんとの再会です。「おかげで10年経っても新車の輝きが保てた。次の車も絶対にコーティングする」とおっしゃってくれました。その言葉を聞いたとき、この仕事をしていて本当に良かったと心から思いましたね。

適切な選択とケアの重要性

ただし、ガラスコーティングさえすればOK、というわけではありません。大切なのは、自分の車と生活スタイルに合ったコーティングを選び、適切なケアを続けること。

例えば、週末だけ乗るスポーツカーと、毎日使うセダンでは、最適なコーティングが違います。また、どんなに高級なコーティングでも、日々のケアを怠れば効果は半減してしまいます。

私のお客様で、最初は「面倒くさい」と言っていた方も、適切なケア方法をお伝えしたら、「思ったより簡単だし、むしろ洗車が楽しくなった」と喜んでくれました。

プロの技術と経験を活用する

最後に強調したいのが、プロの技術と経験を活用することの重要性です。確かに、自分でコーティングキットを買ってDIYするのも一つの選択肢です。でも、特に高級外車の場合、プロの施工には大きな価値があるんです。

私自身、35年以上この仕事をしてきて、数え切れないほどの外車を扱ってきました。その経験があるからこそ、車種ごとの特性を理解し、最適な施工方法を選択できるんです。

ある時、高級外車のオーナーさんが「自分でやってみたけど、うまくいかなかった」と相談に来られたことがあります。結局、プロの手で施工し直すことになりましたが、その時のオーナーさんの「やっぱりプロは違うね」という言葉が今でも心に残っています。

最後に

外車ガラスコーティング、決して安い買い物ではありません。でも、愛車を長く美しく保ちたい、その価値を守りたいと思うなら、間違いなく価値ある投資です。

私からのアドバイスは、こうです。まずは信頼できる施工店を見つけ、相談してみてください。自分の車と生活スタイルに合ったコーティングを選び、適切なケアを続ける。そうすれば、5年後、10年後も、あなたの愛車は新車の輝きを保ち続けるはずです。

最後に、こんな言葉を添えたいと思います。「車は単なる移動手段ではない。それは、あなたの人生の大切なパートナーだ」。その大切なパートナーを、ガラスコーティングで守り、輝かせてあげてください。きっと、素晴らしいカーライフが待っていますよ。

Mercedes EQSにコーティング施工を完成した画像

以上で、外車ガラスコーティングについての詳細な解説を終わります。皆さんの愛車が、いつまでも美しく輝き続けることを心から願っています。何か質問があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。35年以上の経験を持つプロとして、誠心誠意お答えします。

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及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴37年。

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