洗車とコーティングに役立つ知識

愛車が喜ぶ!手洗い洗車の魅力と裏ワザを磨きのプロがお教えします

みなさん、こんにちは!カーディテイリング歴35年以上の及川です。今日は私の大好きな話題、手洗い洗車についてお話ししたいと思います。「え?洗車なんて面倒くさいだけじゃない?」なんて思ってる人もいるかもしれませんね。でも、ちょっと待ってください!実は洗車には、車をきれいにする以上の魅力があるんです。

私が洗車にハマったのは、自動車ではなくて学生時代に買った二輪車がきっかけでした。お金がなくて、自分で手入れするしかなかったんです。最初は正直、面倒くさいと思っていました。でも、自分で洗ったバイクに乗ると、なんだかすごく気分がいい。そのうち、洗車の時間が楽しみになってきて...気づいたら4輪車も時計も部屋もキレイ好きになっていました(笑)

さて、これから手洗い洗車の魅力をお伝えしていきますが、肩の力を抜いて読んでくださいね。難しいことは抜きにして、楽しく、愛車と過ごす素敵な時間の作り方をお話しします。準備はいいですか?それじゃあ、始めましょう!

洗車後に大判のマイクロファイバータオルで拭き上げる画像

1.手洗い洗車vs洗車機:どっちがいいの?

「洗車機でサッと済ませちゃえば楽じゃない?」って思いますよね。確かに、時間がない時は洗車機も便利です。でも、ちょっと待って!手洗いには、洗車機には真似できない良いところがあるんです。

洗車機のメリット・デメリット

洗車機のいいところ

  • とにかく早い!
  • 自分で洗うより楽チン

でも、こんな困ったこともあります:

  • 細かいところまで洗えない
  • 強い水圧で傷がつくことも...
  • せっかくのワックスが剥がれちゃうかも

参考ページ:洗車機で車を洗うと傷がつくは本当?コーティング専門店が解説!

手洗いのいいところ

一方、手洗いはこんないいことがあります

  • 細かいところまでキレイに!
  • 車の調子、様子をチェックできる
  • 愛車と触れ合える幸せな時間に

実は、手洗い洗車には意外な効果もあるんです。ストレス解消になったり、いい運動になったり。私なんか、洗車中は仕事のことも家族のことも忘れて、ただ車と向き合える。それが何よりの贅沢な時間なんです。

「でも、どのくらいの頻度で洗車すればいいの?」って聞かれることがよくあります。正直、これは人それぞれなんです。週1回洗車する人もいれば、月1回の人もいます。大切なのは、自分のペースを見つけること。無理なく続けられるリズムが一番いいんです。

次は、実際の洗車方法について詳しくお話ししますね。楽しみにしていてください!


門型洗車機画像

門型洗車機、機械洗車

シャンプー洗車時のクルマ画像

手洗い洗車

2. 手洗い洗車の基本:これさえあれば大丈夫!

さて、いよいよ本題の手洗い洗車について詳しくお話ししていきますね。「難しそう...」なんて思わないでください。実は、そんなに難しくないんです。まずは道具の準備から始めましょう。

必要な道具リスト

え~と、必要なものは...

  • バケツ2つ(1つでもOKだけど、2つあると便利)
  • カーシャンプー
  • スポンジかミット(車用のやつね)
  • マイクロファイバークロス
  • ホース(あれば便利だけど、なくてもOK)

「えっ、カーシャンプーって何?普通の食器用洗剤じゃダメなの?」って思った人もいるかもしれませんね。実は、食器用洗剤でも代用できるんです。ただし、ちょっと薄めて使ってくださいね。濃すぎると車の塗装を傷めちゃうかもしれません。

プロの秘密兵器

ここで、ちょっとしたプロの裏技を教えちゃいます。私がよく使うのは、ディテイリングブラシというものです。これ、細かい部分の汚れを落とすのにめちゃくちゃ便利なんです。特にホイールの隙間とか、普通のスポンジじゃ届かないところをキレイにできるんですよ。

最初は「そんなの要らないんじゃない?」って思うかもしれません。でも、一度使ってみると手放せなくなりますよ。私も最初は半信半疑だったんですが、今では洗車の必需品です。

Amazonやアリエクスプレスなど小物を段ボール何個分も買ってしまいました(苦笑)どうぞ1度は洗車グッズ沼にはまってみてください♡

洗車前の心得

さあ、道具が揃ったら洗車の準備オッケーです。でも、その前にちょっとだけ気をつけてほしいことがあります。

  • 車は日陰に移動させてね(日向だと水滴がすぐ乾いちゃうから)
  • 水道やホースの準備をしっかりと
  • 動きやすい服装で(水浸しになるかも!)

ここで、お客さまの話なんですが...。昔、真夏の炎天下で洗車されても大丈夫と思っていたらしく、結果、水滴がすぐに乾いて、車中水垢だらけに。その時は本当に凹んだらしいです。みなさんは、ぜひ失敗されないでくださいね!!

3. さあ、実践!手洗い洗車のコツ

いよいよ洗車の本番です!ドキドキしてきましたか?大丈夫、難しくありませんよ。一緒に楽しみながらやっていきましょう。

ステップ1:まずは水で濡らす

最初は、車全体を水で濡らします。これ、実は結構大事なんです。なぜかって?後でシャンプーを使う時に、汚れが落ちやすくなるんですよ。さらにいうとこの段階で積もっている砂埃などで傷がつかないように流し去る事も大事なんです。

ここでのポイントは、上から下へ洗うこと。屋根から始めて、ボンネット、サイド、最後に下の部分...って感じですね。これ、当社のお客さまでも最初は逆にやっちゃって、「あれ?なんか効率悪いな」って思ったらしいです(笑)。上から下に洗うと、汚れが自然に下に流れていくんですよ。

ステップ2:シャンプーで洗う

次は、いよいよシャンプーの出番です。ここで私のお気に入りの方法、「2バケツ方式」を紹介しますね。

  1. 1つ目のバケツにシャンプー水を作る
  2. 2つ目のバケツには真水を入れておく
  3. スポンジをシャンプー水につけて洗う
  4. 使ったスポンジは真水で洗ってから、また1に戻る

これ、ちょっと面倒くさそうに見えるかもしれませんが、実はすごく大事なんです。なぜかって?汚れたスポンジで車を傷つけちゃうのを防げるんですよ。私も最初は「めんどくさいなぁ」って思ってたんですが、やってみたらこれが結構楽しいんです。まるで、お風呂でお湯と水を行ったり来たりしてるみたいで(笑)。

バケツに関しては1個のバケツで2つに仕切られているものもありますしさらに下側に網があり汚れを洗車ミットに舞い上がらせない仕組みのものまでありますね。

ステップ3:しっかりすすぐ

シャンプーを洗い流す時も、上から下への順番を守ってくださいね。ここでちょっとしたコツを。ウォータースクイジーっていう、ゴム製のヘラみたいなものを使うと、水滴をサッと取り除けるんです。これ、水垢防止にめちゃくちゃ効果的なんですよ。

参考ページ:洗車時間を短縮!洗車用水切りワイパーの種類や選び方ガイド

ステップ4:拭き上げ

最後は、マイクロファイバークロスで丁寧に拭き上げます。ここでのポイントは、円を描くように拭くこと。直線的に拭くと、拭き筋が残っちゃうんです。

ここで、ちょっと失敗談。昔、古いタオルで拭いたら、タオルの繊維が車に付いちゃって大変だったことがあるんです。だから、マイクロファイバークロスは定期的に新しいものに替えることをおすすめします。

さて、ここまでやれば基本的な洗車は完了です!どうですか?思ったより簡単だったでしょう?最初は時間がかかるかもしれませんが、回数を重ねるごとにコツがつかめてきますよ。そして何より、洗車を重ねるごとに愛車への愛着が深まっていくんです。これが、手洗い洗車の一番の魅力かもしれませんね。

次回は、よくある失敗とその対処法についてお話しします。みなさんも似たような経験があるかもしれませんよ。それじゃあ、また次回!


アルミホイールを丁寧に手洗い洗車画像

手洗い洗車でアルミホイールを洗浄

4. あらら、こんなことになっちゃった!よくある失敗と対処法

さて、ここからは私も含めて、みんながよくやっちゃう失敗とその対処法についてお話ししますね。安心してください、誰でも最初は失敗するものです。むしろ、失敗から学ぶことの方が多いんですよ。

水垢がついちゃった!

これ、本当によくある失敗なんです。私も若い頃、高級車を洗車した後に水道水を乾かしてしまい水垢だらけになって冷や汗かいたことがあります。お客様の目の前でね...今思い出しても恥ずかしい(笑)

対処法:

  • 洗車後はすぐに水分を拭き取る
  • 軟水を使うと水垢がつきにくい
  • 最後のすすぎは勢いよく水をかけて、水滴を少なくする

もし水垢がついちゃったら、市販の水垢除去剤を使うと良いですよ。

洗車傷がついちゃった...

これは本当にヒヤッとしますよね。私も昔、力を入れすぎて細かい傷をつけちゃったことがあります。その時は本当に落ち込みました。でも、こんな対策があります。

対処法:

  • 柔らかいスポンジやミットを使う
  • 優しく縦横で洗う
  • 洗う前に大きな砂やホコリを水で流す
  • こまめにスポンジを洗う

もし軽い傷がついちゃったら、コンパウンドという研磨剤で磨くと目立たなくなることもあります。深い傷の場合は、正直プロに相談した方が安全です。

シャンプーが残っちゃった

これも私がやらかしたことがある失敗です。急いでいて、しっかりすすげなかったんですよね。結果、車体にシャンプーの跡が残っちゃって...。

対処法:

  • 十分な量の水でしっかりすすぐ
  • 下から上へ、そして再び上から下へとすすぐ
  • ドアの隙間やミラーの裏側など、見落としがちな場所に注意

もしシャンプーが残ってしまったら、もう一度水で洗い流して、きれいに拭き取りましょう。頑固な場合は、薄めたカーシャンプーで軽く洗って、その後しっかりすすぐといいですよ。

拭き筋が残っちゃった

これ、特に黒い車だと目立っちゃいますよね。私も大昔に黒い高級車を洗車した後、太陽の下で見たらびっくり。拭き筋だらけでした。

対処法:

  • 清潔で柔らかいマイクロファイバークロスを使う
  • 強く押さえずに、軽く滑らせるように拭く
  • こまめにタオルの面を変える
  • 最後に霧吹きで水を軽くかけ、再度拭き上げる

拭き筋が残っちゃった場合は、水で軽く濡らしたマイクロファイバークロスで再度拭き上げると、多くの場合改善されますよ。

さて、こんな感じで失敗はつきものです。でも、これらのちいさな失敗経験を重ねて、今の私があるんです。みなさんも失敗を恐れずに、どんどんチャレンジしてくださいね。次は、プロ直伝の裏技をご紹介します。お楽しみに!

5. プロ直伝!洗車の裏技大公開

さあ、お待たせしました!ここからは、私が長年の経験で培った裏技をこっそり教えちゃいます。これを知ったら、あなたの洗車ライフがきっと変わりますよ。

拭き上げの極意:「たたき拭き」

マイクロファイバークロスで軽く水分を拭き取った後、乾いたマイクロファイバータオルを優しく押し付ける(トントン)んです。

昔、あるブラックペイント高級車のオーナーさんから「どうしても拭き筋が残る」って相談されたんです。この方法を教えたら、「まるで魔法みたい!」って大喜びしてくれました。水滴をしっかり吸収しつつ、拭き筋も防げるんですよ。

意外な助っ人:歯ブラシとクレイタオル

細かい部分の洗浄には、実は歯ブラシが大活躍します。特にホイールの細かい溝や、エンブレム周りの汚れ落としに重宝しますよ。ただし、硬すぎるものは塗装を傷つける可能性があるので、柔らかめのものを選んでくださいね。

歯ブラシに関しては百均で極細のブラシの歯ブラシが売っていますのでこれなどはオススメです。

それから、クレイクロスって知ってます?粘土みたいなもので、これで車体を擦ると、目に見えない微細な汚れまで取れちゃうんです。初めて使った時の感動は今でも忘れられません。ツルツルになった塗装面を触った時の気持ち良さったら!

仕上げの秘策:ガラスコーティング

本当のプロ級の仕上がりを求めるなら、ガラスコーティングがおすすめです。ナノレベルの薄い膜で車を覆うことで、驚異的な艶と保護効果を実現する技術なんです。

ある時、愛車家のお客様に施工したんです。そしたら「まるで新車みたいだ!」って目を輝かせてくれて。確かに、施工後の車は鏡みたいに周りの景色を映し出すんですよ。その美しさは本当に圧巻です。

ただし、ガラスコーティングは専門的な知識と技術が必要なので、初めての方は専門店に依頼することをおすすめします。でも、その効果は本当に素晴らしいですよ。

通な用法:特殊洗浄シャンプー

これ、ちょっと意外かもしれませんが、あるシャンプーがボディのキレイを維持してくれるんです。特に、塗装面やアルミホイールに効果抜群。ある程度定期的に継続すると、驚くほどキレイになりますよ。

この裏技、実は私の友人から教わったんです。最初は半信半疑だったんですが、試してみたらその効果に驚きました。今では私の隠れ定番テクニックの一つです。

超マニアックな方法なんです。まぁ 社外秘になりますのでこの辺で・・・

磨きコーティング後のBMWALPINAの画像

6. 季節で変わる!洗車のコツ

みなさん、実は洗車って季節によって変わるんです。「えっ、そうなの?」って思った人もいるかもしれませんね。私も最初は知らなくて、ある失敗をしてから気づいたんです。その話も含めて、季節ごとの洗車のコツをお話ししますね。

春:花粉との戦い

春といえば、花粉の季節ですよね。実は、この花粉が車にとっては大敵なんです。

  • こまめな洗車を心がける(週1-2回がベスト)
  • ワイパーやドアの隙間も忘れずに
  • 洗車後は簡易スプレーコーティングを使うとさらにGood!

昔、春に洗車をサボっていたら、車が黄色い粉だらけに。それ以来、春の洗車は特に気を付けています。みなさんも花粉には要注意ですよ!

花粉シミになxッ田とそうめんの画像

夏:強い日差しと虫対策

夏の洗車で一番気をつけたいのは、強い日差しです。真夏の炎天下で洗車をして失敗した経験は今でも鮮明に覚えています。水滴が瞬時に乾いて、水垢ウォータースポットだらけになっちゃったんです。

  • 早朝か夕方の涼しい時間帯に洗車する
  • 虫の死骸はすぐに除去(放置すると塗装を傷める)
  • UVカット効果のあるワックスを使用する

それと、夏は虫との戦いの季節でもあります。フロントグリルや、ヘッドライト周りの虫は早めに落とすのがコツですよ。

 

太陽光下の車の画像

秋:落ち葉に要注意

秋は紅葉がきれいですよね。でも、その美しい落ち葉が車にとっては曲者なんです。

  • こまめに落ち葉を除去する
  • 雨上がりはなるべく早く洗車する(水垢防止)
  • ワックスで塗装を保護する

ある秋、お客様の車の上に落ち葉が長時間放置されていて、葉の形に変色してしまったことがありました。それ以来、秋の洗車では落ち葉には特に気をつけています。落ち葉の季節に箱根などの温泉宿で屋外駐車は「ヤバイ」ですー

冬:塩害との戦い

冬の洗車で一番の敵は、なんといっても塩害です。道路に撒かれる凍結防止剤が車体を傷めるんです。

  • 下回りの洗浄を忘れずに
  • 洗車後は完全に乾かす(凍結防止)
  • ワックスやコーティングで塩害から保護する

私の地域では冬になると道路に凍結防止剤を撒くんです。ある時、お客様の車の下回りが塩害でボロボロになっているのを見て、冬の洗車の重要性を痛感しました。

塩化カルシウムの画像

7. 洗車の頻度:どのくらいがベスト?

「洗車って、どのくらいの頻度でやればいいの?」これ、実はよく聞かれる質問なんです。正直に言うと、これには正解がないんですよ。でも、いくつかの目安はあります。一緒に考えていきましょう。

一般的な目安

基本的には、2週間に1回程度の洗車がおすすめです。でも、これって本当に人それぞれなんです。例えば、毎日長距離を走る人や、工事現場の近くに駐車している人は、もう少し頻繁に洗車した方がいいかもしれません。

私の経験から言うと、定期的に洗車をしている車と、そうでない車では、年数が経ってからの差が歴然としているんです。ある時、同じ年式の2台の車を比較する機会がありました。定期的に洗車していた方の車は5年経っても新車のような輝きを保っていましたが、もう一方はくすんでいて見違えるほどでした。その時、洗車の大切さを改めて実感しましたね。

環境による調整

住んでいる地域や駐車環境によっても、洗車の頻度は変わってきます。

  • 海沿いの地域:塩害の影響があるので、週1回程度
  • 都市部:排気ガスや粉塵が多いので、10日に1回程度
  • 田舎や郊外:比較的きれいな環境なら、2-3週間に1回でOK

私の友人で、海沿いに住んでいる人がいるんです。彼は最初、普通の頻度で洗車していたんですが、車の下回りがどんどん錆びていってしまって...。それからは週1回の洗車を欠かさなくなりました。環境って本当に大事なんですよ。

愛車との対話の時間として

でも、洗車の頻度を決める上で一番大切なのは、それを面倒な作業と捉えるのではなく、愛車との大切な時間だと考えることなんです。

私自身、週末の洗車の時間が、一週間の疲れを癒す貴重な時間になっています。水の音を聞きながら、愛車の曲線に沿ってスポンジを滑らせていく...。この時間は、日々の喧騒から離れ、心を落ち着かせる絶好の機会なんです。

ある常連のお客様は、毎週日曜の朝に洗車をするのが日課だとおっしゃっていました。「洗車中は家族のことも仕事のことも忘れて、ただ車と向き合える。それが何よりの贅沢なんだ」と。この言葉を聞いて、洗車の本当の意味を教えられた気がしました。

8. 洗車で車の寿命が変わる?知って得する洗車の秘密

「洗車って、ただ車をきれいにするだけじゃないの?」なんて思っている人もいるかもしれませんね。実は、洗車は車の寿命に大きく関わっているんです。35年以上この仕事をしてきて、その重要性を肌で感じてきました。今日はその秘密をお話ししますね。

錆びとの戦い

洗車の最大の効果の一つが、錆びの予防なんです。特に冬場の塩カル(凍結防止剤)や海沿いの地域での塩害は、車体を錆びさせる大敵です。

ある時、10年以上洗車をしていなかった車を見る機会がありました。ボディの下部は錆びだらけで、修理するよりも買い替えた方が安いほどでした。一方で、同じくらいの年数でも定期的に洗車している車は、ほとんど錆びが見られませんでした。この差を見た時、本当にびっくりしましたよ。

塗装は車の肌

定期的な洗車は塗装も守ります。汚れや紫外線から塗装を守ることで、車の見た目の劣化を防ぐんです。

面白い経験があるんです。同じ年式の2台の車を比較する機会があったんです。一方は定期的に洗車とワックスがけをしていて、もう一方はほとんど手入れをしていませんでした。5年後の差は歴然で、手入れをしていた車は新車のような輝きを保っていましたが、もう一方は色あせてくすんでいました。まるで、お手入れをしている人としていない人の肌の差を見ているようでしたよ。

エンジンルームもお忘れなく

意外と忘れがちなのが、エンジンルームの清掃です。ここをきれいに保つことで、各部品の劣化を防ぎ、エンジンの寿命を延ばすことができるんです。

私の常連のお客様に、20年以上同じ車に乗っている方がいます。その方は洗車毎に、エンジンルームの清掃を欠かさないそうです。「エンジンルームをきれいに保つことが、車を長持ちさせる秘訣だよ」とおっしゃっていました。実際、その車のエンジンルームは驚くほどきれいで、エンジンの調子も抜群でした。20年乗っているのに、まるで新車のようなエンジン音だったんです。しかもボディも特別にキレイです。性格もとにかく丁寧な方です。

この方です スンバラシイオーナー様です。

ホンダ アコード ワゴン[0001]|ガラスコーティング施工事例

定期健康診断のようなもの

洗車は、車の状態を定期的にチェックする良い機会にもなります。小さな傷や凹み、油漏れなどを早期に発見できれば、大きな故障を未然に防ぐことができるんです。

私自身、洗車中に小さな異変に気づいて、大事故を防げたことがあります。ブレーキ液が少し漏れていたのを発見したんです。もし気づかずに乗り続けていたら、ブレーキが効かなくなっていたかもしれません。洗車って、本当に大切なんですよ。


アコワゴ様の愛機の画像

何十年も内外装をキレイに保たれているお客さまの愛車画像

9. エコな洗車方法:水の使用量を抑える技

みなさん、「エコな洗車」って聞いたことありますか?実は、ちょっとした工夫で、水の使用量を大幅に減らすことができるんです。私自身、この方法を実践してから、水道代が驚くほど下がったんですよ。今日はその秘密をお教えしますね。

バケツ洗車法

一番簡単なエコ洗車の方法が、「バケツ洗車法」です。これは、ホースを使わず、バケツ1-2杯の水だけで洗車する方法です。

  1. バケツに水とカーシャンプーを少し入れる
  2. 濡らしたタオルで車全体を洗う
  3. きれいな水で濡らしたタオルで拭き取る

最初は「えっ、それだけで?」って思うかもしれません。私も最初は半信半疑でした。でも、慣れれば10-15リットルの水で洗車が可能になるんです。ホース洗車だと100リットル以上使うことを考えると、大きな節水になりますよね。やり方にはコツがいります、

有名な方はこの方です

噴霧器の活用

私のお気に入りの方法が、園芸用の噴霧器を使う方法です。これを使えば、少量の水でも効率よく車体を濡らすことができるんです。

ある時、この方法をお客様に紹介したところ、「まるで魔法のよう!」と大変喜んでいただきました。確かに、ホースで水をジャバジャバ使っていた時と比べると、まるで魔法のように水の使用量が減るんです。

但し、汚れの堆積に少ない場合のみの使用に限ります。当然ですが花粉黄砂の多い時期で完全に積もってしまったときの使用は厳禁です!!

洗車シャンプーの選び方

エコ洗車には、洗車シャンプーの選び方も重要です。生分解性の高い製品を選ぶことで、環境への負荷を減らすことができます。

私は以前、ある環境にやさしい洗車シャンプーを試したのですが、泡立ちがわるくても少量で十分な洗浄力があり、とても感動しました。「これなら環境にも優しいし、車もキレイになる。一石二鳥だな」って思いましたね。発泡剤の少ない洗剤は良いですし生分解性の高い洗剤はマストですね。

雨水の活用

さらに一歩進んだ方法として、雨水を活用する方法があります。雨水を貯めておいて洗車に使うのです。これは、水道水を使わないので、最もエコな方法と言えるでしょう。

参考サイト:雨は洗車代わりになるのか?洗車のプロが徹底考察!

ある熱心なお客様は、自宅の庭に雨水タンクを設置して洗車に活用していました。「雨が降るたびに、タダで洗車できる水が貯まるんだ」と、とても嬉しそうでしたね。私も「なるほど、これは賢い方法だ」と感心しました。

10. 洗車後のワックスがけ:美しさを長持ちさせるコツ

洗車の仕上げといえば、ワックスがけですよね。でも、「ワックスって本当に必要なの?」「どうやって塗ればいいの?」という疑問をよく耳にします。実は、ワックスがけは単なる艶出し以上の重要な役割があるんです。今日はその秘密をお話しします。

ワックスの重要性

ワックスには主に3つの役割があります。

  • 塗装の保護
  • 艶の向上
  • 汚れの付着防止

私が若い頃、ワックスの重要性を軽視していた時期がありました。ある日、長年大切にしていた愛車の塗装が日焼けで劣化しているのに気づいて、愕然としたんです。それ以来、ワックスがけの重要性を肝に銘じています。

ワックスの選び方

ワックスには様々な種類があります。固形、液体、スプレータイプなど。それぞれに特徴があるので、車の状態や好みに合わせて選びましょう。

私のおすすめは、カルナバワックスを含む製品です。天然のワックスで、塗装に優しく、美しい艶が出ます。ある時、このワックスをお客様の車に使ったところ、「まるで鏡のようだ!」と驚かれたことがあります。その時の車の輝きは今でも忘れられません。

ワックスがけの基本テクニック

  1. 車体が完全に乾いていることを確認(商品によっては湿式施工も可能)
  2. 風の少ない日陰で作業を行う
  3. 小さな範囲から始め、縦横縦に塗る
  4. 乾いたら柔らかい布でていねいに拭き上げる

ワックスがけで最も重要なのは、薄く均一に塗ることです。厚塗りは逆効果で、むしろ仕上がりが悪くなってしまいます。私も最初のころ、「たくさん塗れば良くなるだろう」と思って厚塗りしてしまい、ムラだらけになってしまったことがあります。その失敗から、「薄く均一に」が大切だと学びました。

頻度の目安

ワックスがけの頻度は、車の使用状況や環境によって変わりますが、一般的には2-3ヶ月に1回程度がおすすめです。ただ、愛車との対話の時間として楽しむなら、月1回のペースでも良いでしょう。駐車環境使用頻度にもよります。

私の常連のお客様に、毎月第一日曜日にワックスがけをする習慣がある方がいます。「日曜の朝、静かな時間に愛車と向き合うのが至福の時間なんだ」とおっしゃっていました。その方の車は、いつ見ても驚くほど美しく輝いています。

さらに現在は亡くなられましたがワックスをこよなく愛する方で月3~4回の洗車とワックスを30年以上続けている方がおられまして、ご存命の時に拝見させていただきましたが素晴らしい光沢と撥水でした。しいてこりゃアカンというのはエンブレムなどに入り込んだワックスカス、全体的に曇があるくらいでした。その方の元気の源は「洗車」で体力と楽しい気持ちを養われていましたのでとても良いことだと思いましたので、あえてコーティング施工を頼まれたのをやんわりとお断りしたことを今でも鮮明に覚えております。

ご自身の洗車で寿命を延ばされていたんですね〜 

立ったりしゃがんだりする筋肉は「大腿四頭筋」人間の身体で一番デカイ筋肉ですここを鍛えると寿命延長になるともいわれているものです。

私も鍛えなきゃ・・・ 鍛えないと80歳までもたないでしょ

11. プロに任せる?それとも自分で?洗車の選択

「洗車、自分でやるべき?それともプロに任せるべき?」これは、多くの車オーナーが悩む問題です。実は、両方にメリット・デメリットがあるんです。私自身、プロとして洗車を提供する立場でありながら、自分の愛車は自分で洗うことがほとんどです。今日は、その両方の視点からお話ししますね。

自分で洗車するメリット

  • コストを抑えられる
  • 愛車と向き合う時間が持てる
  • 細部まで自分の目で確認できる
  • 洗車の技術が上達する
  • 年配者ですと体調管理にもなる!

私が洗車を始めたきっかけも、父の車の洗車でした。洗車後のキレイな状態を褒めてくれる父の顔がウレシカッタデス。でも、その経験が今の仕事につながっているんですよ。自分で洗車することで、車への愛着が深まり、細部への気配りも自然と身につきました。

プロに任せるメリット

  • 時間と労力を節約できる
  • プロの技術で仕上がりが美しい
  • 特殊な道具や洗剤を使用できる
  • 細部まで丁寧に洗浄してくれる

プロの洗車の良さを実感したのは、特別なお話しですが、ある高級車のオーナーさんからの依頼がきっかけでした。その方は「自分で洗車していたけど、プロに任せたら全然違った!」と驚かれていました。確かに、プロの技術と専門的な道具を使えば、素人では難しい仕上がりを実現できるんです。

選択の基準

では、どう選べばいいのでしょうか?以下のポイントを参考にしてみてください:

  1. 時間:余裕があれば自分で、忙しければプロに
  2. 予算:定期的な出費を気にしなければプロに
  3. 車への愛着:自分で手入れしたい方は自分で
  4. 技術:難しい作業(コーティングなど)はプロに

私のお客様の中には、基本的な洗車は自分で行い、年に数回のディープクリーニングや特殊作業はプロに依頼する、というバランスの取れた方法を選んでいる方も多いです。これって、結構理想的な方法だと思いますね。

最近の世知辛い時代の特徴としては ご自身の労働対価として洗車に数時間使う事は損失だから洗車は自分ではやらないという方が大幅に増えました。残念な事ですが致し方のないことだとも思えます。

プロに依頼する際の注意点

プロに依頼する場合は、以下の点に注意しましょう:

  • 評判や口コミをしっかりチェック
  • 使用する洗剤や道具について確認
  • 価格と内容のバランスを見る
  • 施工後のアフターケアについて聞く

実は、私も他店で洗車をお願いしたことがあるんです。その時、使用する洗剤について詳しく質問したところ、丁寧に説明してくれる店と、あいまいな回答しかしない店がありました。信頼できるプロは、使用する製品や技術について、しっかりと説明できるはずです。

12. まとめ:愛車との絆を深める洗車の魅力

さて、ここまで手洗い洗車についてじっくりとお話してきました。いかがでしたか?洗車って、単なる車のお手入れ以上の魅力がありますよね。

洗車は愛車とのコミュニケーション

私が長年この仕事を続けてきて強く感じるのは、洗車は愛車とのコミュニケーションだということです。水をかけ、泡で包み込み、丁寧に拭き上げる。その一連の作業を通じて、車の細部に触れ、状態を確認し、愛着を深めていく。これって、まるで大切な人をケアするようなものですよね。

ある常連のお客様が「日曜の朝の洗車が、一週間のストレス解消になるんだ」とおっしゃっていました。確かに、黙々と車を磨く時間は、日々の喧騒から離れ、自分と向き合える貴重な時間でもあるんです。

技術と心の両立

洗車には確かに技術が必要です。でも、それ以上に大切なのは「心」だと私は思います。丁寧に、愛情を込めて洗車することで、車も応えてくれる。艶やかな輝きを放ち、スムーズな走りで答えてくれる。そんな車との対話が、洗車の本当の醍醐味なんです。

継続は力なり

洗車も、継続することが大切です。毎回完璧を目指すのではなく、コツコツと続けることで、車の状態も、自分の技術も、少しずつ良くなっていきます。私自身、35年以上この仕事を続けてきましたが、今でも新しい発見があります。それが、この仕事の面白さでもあるんです。

環境への配慮も忘れずに

最近では、エコな洗車方法も注目されています。水の使用量を抑えたり、環境に優しい洗剤を選んだりすることで、愛車のケアと同時に地球環境にも配慮できます。これからの時代、こういった視点も大切になってくるでしょう。

下記サイトをご覧ください、エコ洗車にもなるとても良い記事です。

参考サイト:プロが教える!ケルヒャー洗車の極意 - 愛車をピカピカに保つ秘訣とは

プロの技と自己流の融合

プロの技術を学びつつ、自分なりの洗車スタイルを確立していくのも面白いですよ。私のお客様の中には、プロの技を取り入れながら、独自の工夫を加えて素晴らしい仕上がりを実現している方もいます。そういった姿を見ると、本当に嬉しくなります。

13. おわりに:洗車は愛車との特別な時間

長い間、洗車について語ってきましたが、いかがでしたか?洗車って、単なる作業ではなく、愛車との特別な時間なんです。

私が洗車の魅力に取りつかれたのは、まさにこの「特別な時間」があるからなんです。忙しい日々の中で、洗車の時間だけは全てを忘れて愛車と向き合える。その時間が、私にとってはかけがえのないものになっています。

もちろん、最初から上手くいくわけではありません。私も失敗を重ねてきました。でも、その失敗の一つ一つが、今の私を作っているんです。洗車は、車と共に自分自身も磨いていく、そんな素晴らしい機会なんですよ。

この記事を読んでくださった皆さん、ぜひ洗車を楽しんでみてください。きっと、新しい愛車の魅力に気づくはずです。そして、洗車を通じて、愛車との絆がより深まっていくことでしょう。

最後に、洗車に関する質問や悩みがあれば、いつでもご相談ください。35年以上の経験を活かして、精一杯サポートさせていただきます。皆さんの素敵な洗車ライフを心から応援しています!

それでは、素敵な洗車ライフを!

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  • この記事を書いた人
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及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴37年。

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