洗車とコーティングに役立つ知識

樹脂フェンダーキーパーの特徴や評判・口コミを徹底検証

最近のSUV人気や、世界的な自動車コストを下げる手法で多く使われる未塗装樹脂部品

一部では無塗装樹脂との言われているようだが要するにボディ色と同じ色で無塗装樹脂部を染めて高級感を醸しだすのです。

未塗装樹脂部品のメリットは塗装物と比べると「ちょっとぐらい擦っても塗装と比べてもキズが分かりにくい」という事につきるのです。

しかし・・・

経年劣化により、白ぼけやひび割れが始まりケアーをしないとどんどん劣化します。

美観と耐久性を維持するうえで検討しおすすめしたいのが「樹脂フェンダーキーパー」「未塗装樹脂・無塗装樹脂コーティング」です。

本記事では、1987年創業、東京の車コーティング専門店ポリッシュファクトリーを営む及川が樹脂フェンダーキーパーやコーティング専門店で行われている樹脂部コーティングの特徴や効果、価格などについて詳しく解説いたします。

良い評判・口コミと悪い評判・口コミのどちらもご紹介していますので、ご利用前の参考にしてみてください。

未塗装樹脂パーツが劣化する原因とは

未塗装樹脂パーツの劣化の原因は以下の3つが考えられます。

太陽光による紫外線や熱ダメージ

紫外線や熱により黒さが失われ白化していくダメージを受けます。

雨・風などの汚れによるダメージ

汚れすなわち砂塵や黄砂などの成分により黒さが失われていくダメージを受けます。

ケミカル製品などの使用によるダメージ

カーケミカルのアルコール分や酸やアルカリ成分によりダメージを受ける場合もあります。

色褪せや、汚れを軽減する「樹脂フェンダーキーパー」とは?

樹脂フェンダーキーパーの特徴・効果

樹脂フェンダーキーパーは一時的なシリコンのような簡単な被膜ではなく、つまり一時しのぎ的な作用ではないようです。シリコンスプレーなど街の中古車屋さんが納車前にやる簡易的なものではありません。

樹脂フェンダーキーパーの耐久性は?

2021年発表時のプレスリリースには確実に1年以上の耐久性を持つと書いてあります。駐車環境や車種による劣化の度合いを無視しても1年以上保つのは凄いと思います。

二酸化チタンによって紫外線をシャットアウト?

極微の二酸化チタンで紫外線をシャットアウト??。わたくしの知見ではシャットアウトは大変難しくデーターの公表もないので何とも言えませんがすくなくとも「軽減」はできるでしょうから効果は確実にありますね。

事前洗車により樹脂自体の発色とツヤが蘇る

樹脂フェンダーキーパーには作業工程に手洗い洗車も含むらしくお得ですね。汚れと油分を落としてコーティング剤の効果を高めてくれるそうです。

樹脂フェンダーキーパーの価格

樹脂フェンダーキーパーの価格表の画像(キーパーサイトより)

※2023年2月現在(キーパープロショップのサイトより画像引用)

なお、店舗によって価格やサイズ分けが異なる場合があるため、詳しくは各店舗にお問い合わせください。

樹脂フェンダーキーパーの施工について

次に樹脂フェンダーキーパーの施工についてみていきましょう。

樹脂フェンダーキーパーの施工方法

洗車→樹脂部分の脱脂シャンプー洗車(爆ツヤ)→乾燥後マイクロスポンジに適量取り塗り広げる→専用の「ダイヤクロス」で拭き上げる

樹脂フェンダーキーパーの施工時間と乾燥時間

施工時間は50分〜  乾燥時間は約6時間。

6時間待てない場合や雨天などの引き渡しには「コーティングホールド」という凄いものがあるらしくそちらを使用すると雨天納車も施工後即納車もできると言うことです。コーティングホールド施工した場合は作業後15分程度で車の引き渡しが可能なのだそうです。

樹脂フェンダーキーパーの良い評判や口コミ

 

白っぽくなってきたので以前から気になっていたメニューを施工してもらいました。
黒が際立ってキレイになりました

引用:みんカラ

フォレスターは樹脂パーツも多いので、ディーラーさんからもオススメしていただきました。

引用:みんカラ

「ヤリスクロスは 樹脂フェンダー部がボディ全体の面積を考えると 大きい目なのでおすすめ!」とのことなので、施行してもらうことにしました

引用:みんカラ

樹脂フェンダーキーパーのあまり好ましくない評判や口コミ

自分で出来ないので、EXキーパーと同時施工をお願いしました。今のところ樹脂部分も光沢が出て綺麗で良い感じですが、1年毎に再施工が必要なんですよね?耐久性が欲しいです…

引用:みんカラ

無塗装なので念のためです。
BS9の時は施工してませんが7年ではそれほど変化はありませんでしたが今回はついでにやってみました。

新車ですので違いは全く分からず・・・
きっと何かしら効果が有るのでしょう(笑)

予防という意味での作業としては高い気もします。

引用:みんカラ

専門店とキーパーでの最大の違い

キーパーさんで使用する樹脂フェンダーキーパーと専門店では液剤は違います、施工プロセスも痛み度や車種により変更されたりします。

ひとつのもので全てまかなうことができないので専門店では色々と試行錯誤をして考えた施工をいたします。

これは塗装面においても同様で一元的な同じケミカルを使い同じポリッシングマシーンを使っていては仕上がりに差が出ます。

最良の仕上がりを求めるにはマニュアル通りの施工ではうまく仕上がらなかったり、納得できるものにならない場合も有ります。

樹脂部のコーティングに対する姿勢でもキーパーさんは下記のような狭く入り組んで時間がかかる手間仕事の部分はメニューにはありません。

テクニックはほとんど必要の無い下回りオンリィという設定ですので利益優先主義の大きな会社の方向感だと思います。

一方専門店では下記のような入り組んだ、清掃にもコーティングにも手間のかかる部分を丁寧に手仕事で行います

下記画像をよくご覧下さい。

これらがキレイじゃないと一体どこが綺麗になったと言えるでしょうか。

こういう細かい部分をキレイに仕上げることが昨今の流行言葉で言うところの「カーディテーラーDETAILER」となります。昔の言葉で言うと「磨き屋」

メルセデスベンツのフロントグリルの未塗装樹脂部の画像

メルセデスベンツのダイアモンドグリル、近年ではスターパターングリルもございます。

レクサススピンドルグリルの樹脂部画像

レクサスのスピンドルグリル この部位はディーラーでのコーティング施工メニューにはありません。

メルセデスベンツのフロントバンパー下部のメッシュ無塗装樹脂画像Mercedes-Benzのフロントバンパー下部の樹脂部、非常に細かく一つ一つ汚れを除去し行わないと綺麗になりません。

未塗装黒樹脂部にコーティング施工後の画像欧州車のサイドモール 右側が樹脂コーティング後です。

ワイパーの付け根部分のカウルトップ部未塗装樹脂部分の画像

エンジンの熱と太陽光の熱と紫外線に曝されるワイパー付け根部分の通称「カウルトップ」この部分はとても痛みやすいです。

ミニクーパーSのリアバンパー下部の背板付きの入りくんだ樹脂部

まとめ

カーコーティングのオプションとしても、メインメニューと考えても樹脂部のコーティングは新車時に行うと長くキレイを保つ一助になります。

経年劣化で白ぼけした未塗装樹脂部分や無塗装樹脂部にも専用のコーティングは大変効果的で見た目、白化現象を遅らせる耐久性アップ効果など良いことばかりです。

最近ではSUBARUというメーカーとしてもキーパーの樹脂フェンダーキーパーと同じ商品を導入してサービスをしているようですね。

ご自身で器用に行うことができ不意の雨などを避けることができる環境をお持ちでしたらDIY施工で価格を抑えることもできますね。

ただし世界中に商品はヤマほど有ります。それを選択ミスをして散財される方も多いと思います。その可能性がある方はキーパーさんや車コーティング専門店での施工をおすすめいたします。

専門店でボディコーティングを同時施工ですと、完全密閉環境の中で完全乾燥後お渡しができますので安心ですね。

ご自身で納得がいく施工をすることをおすすめします。

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及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴37年。

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