洗車とコーティングに役立つ知識

車のガラスコーティングに潜むデメリットとは?対策はできるのか

及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴31年。


ガラスコーティングって雨染みが出来やすいデメリットがあるって聞いたけど本当?

そもそもガラスコーティングってコーティングの中で一番良いの?

愛車を汚れや傷から守り、艶や光沢を増す手段としてコーティングを検討されている方も多いのではないでしょうか。

ガラスコーティングは数あるコーティングの中でも、一番耐久性の優れるコーティングになっています。

一方で、ガラスコーティングは雨染みが出来やすいのでは?などデメリットがないかを気にされている方も多くいらっしゃるかと思います。

本記事では、ガラスコーティング のメリットとデメリットを解説し、デメリットについては対処法がないかを含め説明していきたいと思います。

弊社ポリッシュファクトリーは、車のコーティング専業として30余年、施工台数は20,000台を超える経験がございます。これまでの経験と知識踏まえ、どんな方でもわかるように丁寧に説明していきたいと思います。

ガラスコーティング とは?

車のコーティングは、愛車の汚れや傷から守り、艶や光沢を向上させ、維持するためにあります。車は、紫外線や熱、ケミカル剤などにより使用年数に応じて経年劣化していきます。

そうすると、車のメンテナンス頻度にもよりますが、塗装本来の艶が失われ、発色も悪くなっていきます。

そのような車のボディに影響を与える避けられない外的要因から塗装を守るために、コーティングはあるのです。

また、コーティングにも様々な種類があります。

 油脂系(ワックス)樹脂系(ポリマー)ガラス系ガラス
成分カルナバ蝋樹脂樹脂+ガラス繊維無機質ガラス
価格1万円前後10,000〜30,000円50,000〜200,000円100,000円〜300,000円
耐久性1,2週間3ヶ月〜半年半年〜1年3年〜5年

数あるコーティング種類のうち、ガラスコーティング は現在専門店における主流のコーティングになっています。

ガラスコーティング のメリットは?

コーティングの中でも主流であるガラスコーティング。どんなメリットがあるのか、見ていきましょう。

艶や光沢が増す

塗装の表層である、クリア層にガラス皮膜を塗ることで、濡れたような艶になり光沢が増します。

コーティング施工の際はクリア層を調整する下地処理が肝になるのですが、その背景にあるのは、「クリア層の劣化」です。

中古車はもちろん、新車の場合でも、納車前の保管環境、搬送中、塗装の手直し作業により、クリア層に染みがあったり傷が残っているケースがままあります。

ですので、まずクリア層を丁寧に調整し、平滑に整えることで、発色が良くなり、その上にガラスの皮膜を追加することで、艶や光沢が向上するという相乗効果があるのです。

対紫外線、耐薬品品性にすぐれ、耐久性が高く塗装を守ってくれる

ガラスコーティング は樹脂系であるポリマーコーティングや、ポリマーにガラス繊維を加えたガラス系コーティングに比べると、耐久性にすぐれ、3年〜5年ほどもつコーティングになっています。

また、熱や紫外線、酸性雨などに対しても強く、汚れや傷などのダメージから守ってくれます。

洗車が楽になる

塗装表層であるクリア層は、平滑である場合が少なく、凹凸があります。凹凸があることで、汚れが滞留しやすくなり、汚れやすくシミになりやすい状態となってしまいます。

コーティングがない場合の塗装の状態のイラスト

コーティングされている場合の塗装の状態のイラスト

クリア層の上にガラスコーティング皮膜が平滑な状態であることで、汚れは滞留しにくくなり、洗車自体も楽になります。

実際に塗装を触ってみるとコーティング前後で触った感触が違うことを実感いただけるかと思います。スルッとサラサラとした手触り。感覚的にも汚れが落ちやすいのをご理解いただけると思います。

リセールバリューが高くなる

車にコーティングをすることで、売る際に価格が高くなる傾向にあります。
車の買い換えなどで買取屋さんやディーラー下取り時にキレイな状態でもっていくと何がメリットになるのでしょうか?

汚れた状態で中古車として販売するよりもキレイな状態で販売した方が高く売れるので、買取屋さんやディーラーは汚い車よりも綺麗な車を高く買い取ります。

買取後、コストをかけてキレイにしなくても良いのでその分高額に買い取りされるケースが多いです。買う方も売る方にとってもメリットがあります。

ガラスコーティング のデメリットは?

では、次にガラスコーティング のデメリットを見ていきたいと思います。

施工価格が高い

ガラスコーティング は、樹脂系のポリマーコーティングや、ガラス系のコーティングに比べると施工価格が高くなっています。

お店ごとにより違いもありますが、大体1.5倍から2倍くらい価格が高くなる傾向にあります。施工難易度の違いが主な原因です。

ガラスコーティング は、ムラになりやすため経験のある施工者でないと難しい面があります。

ただ耐久性や艶や光沢の違いは歴然とはいえ、予算外となってしまうのであれば、難しいという方もいらっしゃると思います。

メンテナンスが必要

これはどんなコーティングの種類でも当てはまりますが、コーティングは必ずメンテナンスが必要になります。塗って終わり、洗車は不要!なんてことはありません。

洗車は保管環境によっても違いますが、少なくとも1ヶ月に1回は必要です。

基本洗車というメンテナンスで問題ありませんが、花粉がひどい季節や黄砂がまっている季節は、洗車に加え、ケミカル剤を利用しての皮膜についた汚れの除去が必要になる場合もあります。

こちらは実際に施行されたお店に、やり方を確認されることをおすすめします。

雨染みがつきやすい

雨染みは、いわゆるウォータースポットと呼ばれ、水に由来する複合的ないろいろな汚れのことを指します。

塗装面などに付着した水滴に含まれるさまざまな汚れ原因物質が、水分の蒸発とともに塗装や窓ガラスを腐食させ、堆積固着する汚れです。

雨シミが付いて陥没している塗装面の画像

無機物のガラスコーティングには、油分や虫などの有機物系の汚れが固着しにくい利点を持っているのと同時に、水道水に含まれているカルシウム、マグネシウム、シリカ、塩素、鉄などといった無機物が固着しやすいといった欠点を合わせ持っています。

そのため、有機系のコーティング剤に比べ、雨染みがつきやすいといえます。

施工する場所によって効果に差が出る

先ほども申し上げたように、ガラスコーティング の施行難易度は他コーティング剤に比べると高いです。

そのため、施行店ごとのレベルが、効果に如実にあらわれるようになっています。つまり、効果良い(耐久性が高い)=施行店レベルが高いということになります。

なぜ施行難易度がそこまで違うかというと、ガラスコーティング は、他のコーティングに比べると、膜厚が高いためです。膜厚が高い分、ムラになりやすかったり、塗装との密着不良が生じやすいです。

コーティング前の塗装の平滑化、脱脂などの下地処理がうまく出来ていない場合ですと、コーティングの濃淡ムラができてしまいます。

また、本来的には性能の高いコーティング剤にもかかわらず、雨染みがすぐにできたり、撥水が失われたりと、耐久性が著しく低く感じられてしまう可能性もあるのです。

そのため、ガラスコーティングの特性を生かし最大限の効果を得るには、高い施行技術と、施工できる環境整備(温度湿度管理や照明など)が必須だと考えます。

なぜガラスコーティング は雨染みがつきやすいのか

ガラスコーティング に雨染みがつく原因

前述しましたが、無機物のガラスコーティングには、油分や虫などの有機物系の汚れが固着しにくい利点を持っているのと同時に、水道水に含まれているカルシウム、マグネシウム、シリカ、塩素、鉄などといった無機物が固着しやすいといった欠点を合わせ持っています。

そのため、有機系のコーティング剤に比べ、雨染みがつきやすいといえます。

主な原因は、3つです。

・拭き上げが不十分
・炎天下で洗車
・撥水性が弱い

カルシウムや、マグネシウムなどを含む水(特に水道水)が塗装の上で乾いてしまうことが雨染みの原因になりますので、注意しましょう。

これとは別にガラスコーティング に雨染みがつく原因があります。

それは「施行技術の低いお店で施行されること」です。

ムラができてしまうことと同様に、塗装を平滑にする磨き作業や脱脂などの下地処理が適切にできていないと、コーティング施行後すぐに雨染みができてしまうことがあります。場合によっては白っぽく痕が残ります。

そのため、施行店を選ばれる際は、注意しましょう。
後悔しないお店選びは、こちらをご覧ください。

ガラスコーティング の雨染み対策

対策としては、

・洗車後はしっかりと拭き上げを行うこと
・炎天下の中で洗車を行わないこと
・撥水性能の高いコーティングを剤を選択されること


が主な対策になります。

水はじきタイプは、雨染み対策として「親水」をおすすめされる方がいらっしゃいましたが、現在では、撥水性能が非常に高い「強撥水」や「疏水」も出てきているため、こちらの方が塗装面に水が残りにくく雨染み対策になるかと思います。(滑落角が低いほど、付着エネルギーが低く、防汚性が高いといえます。)

また、「酸に強いコーティング」もおすすめです。

こちらは雨染みの防止にはなりませんが、事後的な対応として重要な要素かと思います。理由としては、雨染みがついてしまった後に、酸性のケミカルを使用することがよくあります。

その際、酸性に強いコーティング剤でないと、ケミカルを使用できないため「酸に強いコーティング」がおすすめです。施行されるお店で、事前に酸性ケミカルを使用しても問題ないかご確認されると良いでしょう。

まとめ

ガラスコーティング のメリットデメリットについて説明してきました。特にデメリットについては、巷でもよく言われる最大のデメリットの「雨染み」の原因、そして対策について詳細を説明させていただきました。

ガラスコーティング のデメリットについてはオーナー自身でケアできるもの(施行店選び、洗車のやり方)になりますので、決して否定的に捉えるべきことではないと思います。

むしろ数あるコーティングの種類の中でも耐久性にすぐれ、艶や光沢が増す最良の手段だと思いますので、ぜひ一度試してみることをおすすめします。

ガラスコーティング でずっと綺麗な愛車と共に、素晴らしいカーライフをお過ごしできることを祈っています。

 

 

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