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新車購入時のオプションの『コーティング』はやらない方が良い?

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新車を購入する時にデフォルトで注文書のオプションにチェックマークが入れられていて見過ごすともう勝手にコーティングをされてしまう「ディーラーのボディコーティング」

ディーラーオプションの儲け頭の定番になってきているともいえるディーラーが儲かるオプションの中の一つだ。

コーティングすると汚れはつきにくくなり洗車をしているだけでキレイを維持できるというものだ。しかしながら、ディーラーオプションコーティングは結構な高額である。

「ディーラーのオプションコーティング」「専門店のコーティング」「キーパーのコーティング」一体どれをすれば良いのか???

そもそも新車にコーティングって必要なの?という方は以下も合わせてご覧ください。

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自分で簡易コーティングをやった方が良いのか、ディーラーオプションコーティングは「したほうが良い」「いやいやしないでね」なのか?!

本記事では、1987年創業、カーコーティング専業一筋30余年、新車中古車の施工台数は20,000台超という経験の東京の車コーティング専門店を営む現役施行者である及川が、ディーラーコーティングのオプションであるボディコーティングを「やった方が良いのか」「やらない方が良いのか」について解説いたします。

新車のオプション、ボディコーティングとは?

新車購入時に口頭でオプションの一つである「ボディコーティング」を勧められることがありますがどういうものでしょうか?

多くの場合はディーラーが独自に行ってきたものでいわゆる販社手配のボディコーティングとメーカーが推奨するボディコーティングにわかれます。

ワックスではすぐに艶も汚れ抑制効果も落ちますがボディコーティングは長期間効果を維持できます。

新車購入時にオプションのボディコーティングを契約することで、納車スケジュールに沿ったボディコーティングを納車前にすでに終わり納車時にはピカピカな状態であるというメリットがあります。

納車後のコーティングをカーコーティング専門店やキーパーコーティングをするというのは1度納車してその後施工会社に自分で持ち込まないといけません。こちらの場合もメーカーの納車スケジュールにあわせて予約を取らないといけないのです。この近年メーカー主導の納車スケジュールが先行してユーザーが振り回されているますね。(どっちがお客さんかわからない状況になりました)

ディーラーで施工する場合はワンストップサービスとしてボディコーティングのオプションがあるので便利ですね。要するにクルマを走らせる前にコーティングを施せば、新車状態を保ちやすくなるため新車納車前にコーティングを施す人も増えてきます。

しかしディーラーによりこのサービスはまちまちでコーティング施工を委託業者に任せている場合は一旦外に出してしまいますのでまた違ったコーティング仕上がりとなります。

ボディコーティングはキレイな状態を維持するためのオプションです。あまりそういうのに興味が無く少しくらい汚れても良いと思う方には不要なオプションになります。

新車時のコーティングは必要なのか?

キレイを維持されたいと思う方には新車時のコーティングは『本当に必要なのか?』それともやらなくても大丈夫なのでしょうか?

答えはクルマに対してどのような接し方をされるか?どのような愛着があるか?により変わります。

どこまでキレイを求めるか

コーティングを選ぶ場合に必要な事は施工費用、効果、耐久性、艶輝きによって選び方は変わります。

過去にカーコーティングの経験がある方で光沢に満足されている方にはディーラーコーティングは満足できない場合が多いかもしれません。

下地処理と称する「磨き」工程を行うコーティングと行わないコーティングがあるので、磨き工程を行わないコーティングの場合は「光沢に満足感を感じない」事があるのではないかと思います。

ディーラーでのオプションコーティングは専門店のようにペイントを壊すような作業はせずに最大の艶を実現する磨きが行われることはほとんどの場合ありません。

キーパーコーティングも新車で磨く工程はもちろんありません。

輝きやきちんとしたコーティング効果を求めるのであればきちんとした下地作業をされたコーティングがおすすめです。

メンテナンスは必要なのか

ディーラーコーティングもキーパーコーティングもメンテナンスプランはあります。

まめに洗車を行っている方はほとんどの場合キレイを維持できますが、たまに洗車をされたり、あまり洗車をされない方は3ヶ月に1度とか半年とか1年に1度などのメンテナンスを推奨しているところが多いです。

濃色車で屋外保管の場合と屋内保管で淡色車の方では汚れ方が全然違いますのでメンテサイクルが変わります。長くキレイを維持をされたい場合はしっかりとしたメンテナンスが必要になります。

ボディ色が濃色車になるほど痛みが目に見える傾向ですのでメンテ頻度は高くなりますが、キレイな状態でアスと満足度も高くなります。

駐車環境が悪い方はコーティング後の維持費が多少かかる事も理解しましょう。

ディーラーオプションのコーティングは値引き条件の時もあります

新車購入時の駆け引きである「値引き交渉」昔は結構な値引きがセレモニーとしてありましたが現代はそういう駆け引きはディーラーもしなくなりました。(家電メーカー(Panasonic)こちらもかなり強気です)

値引きを交渉をすることをさせない販売方法になったのです。

コロナ以降半導体が供給できないとか、何らかの理由をつけて、「なかなか購入出来ないクルマ」の購入に並ばせる方式をとるメーカーや車種が増え続けています。

人気車種は1人2人が値引き交渉をしているうちに他の欲しい人がドンドン契約していきますので販売会社としては値引きしてまで販売したくはないわけです。

そこで登場するのが値引きの代わりのオプションである「ボディコーティング」

「現金値引きはしないけど、ボディコーティングなら少しはお値引きしますよ」というものだ。

もちろんディーラーのコーティングを選択されないという方には無用の値引きだが、購入金額での値引きがされないともったいないのでボディコーティングでの値引きが結構されているのだった。

もちろんディーラーコーティングに興味が無いのであれば納車後のコーティングを選べばそれで良いのだがディーラーでの値引きの類いは一切なくなってしまう。

運よく15万円のコーティングが10万円でと言う場合は騙されたつもりでコーティングをされるのもそれも一興かと。

まとめ(ここ一番大事です)

またディーラーでのオプションコーティングの施工者の多くはおそらく整備士さんや気のきいた営業マン(クルマ好きな)です。整備士の資格を持ち普段は整備を行っている中でスキルアップとしてコーティング液剤納入業者が行う講習会を受けてコーティングをされる事が多いとおもいます。

キーパーラボの作業者はたとえ1週間の短い研修だとしても専任で行いますので「経験量」がディーラーの整備士さんよりは高いと思います。

ただし、ディーラーの整備士さんも、キーパーコーティングの施工者も異動が多く「あそこに行けばいつものあの人が施工してくれるから安心なのだ!!」ということが一切ありません。

その点カーコーティング専門店の規模の小さな会社では「あのきちんとした人」が対応をし施工してくれるので安心です。

クルマをどのくらい大事にされるかによっても変わりますが

「いつもと変わらない人の対応で絶対的に丁寧な作業」とコロコロ変わる作業者と窓口はどちらがお好きですか?

筆者は「いつも変わらない丁寧な対応と真摯な作業」を望みますので専門店の4〜5人程度の会社を選びます。

 

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及川勝一

車コーティング専門店『ポリッシュファクトリー』で、施工歴37年。

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