上から順番に2本はビルメンテ用のブレードの幅の違うもの2種類、一番下の青いのが車の塗装面用途の物です。
洗車後の水滴を素早くなくす方法はないの?水切りワイパーを使っちゃいけないの?
水切りワイパーの効果的使い方は?
水切りワイパーを使用するとボディに傷つくの?
洗車はするけど洗車後の水滴の拭き取りが大変。何か良い方法はないのか!!
自分で車の洗車後は必ず水滴の拭き上げが必要、そんな時に活躍するのが「水切りワイパー」
本記事では、1987年創業、カーコーティング専業一筋30余年、新車中古車の施工台数は20,000台超という経験の東京の車コーティング専門店を営む現役施行者である及川が、「水切りワイパーの使い方」「コーティング車に水切りワイパーを使っても良いのか」「水切りワイパーの種類」について解説いたします。
洗車後に水切りワイパーを使っても良いのか
洗車後にはボディに付いた水滴を素早くとらないとシミになりますので丁寧に素早く行わないといけません。
洗車後の水滴の取り方には5つ
- そのまま走行をして飛ばす
- クロスを使って拭き上げる
- ブロアーで吹き飛ばす
- 水切りワイパーで素早く取り去る
- 水切りワイパーとブロアーやクロスの併用
などなど色々と水滴に拭き上げ方がありますね。
今回のお題は洗車後の水切りワイパーについてです。
洗車後に必ず水滴を拭き上げたりしなくてはいけません。そのまま塗装面などに水滴を残してしまうと水道水が蒸発してシミを作ったりします。
マイクロファイバークロス使用するよりも手早く水滴を落とせるのが水切りワイパーです。
マイクロファイバークロスなどを使うよりも、水切りワイパーを使った方が、本当に水を切ることが出来るのでしょうか?
水切りワイパーのメリットとデメリットをご紹介しますので、洗車で使うかどうかの参考にしてください。
洗車後の水切りワイパーの効果や使い方
洗車後に水滴を除去する際には大きく分けるとマイクロファイバークロス、水切りワイパー、電動ブロアーなどを使われると思います。
短時間で水滴を除去するには上記3つのやり方はそれぞれメリットデメリットがありますが水切りワイパーを効果的に慎重に使うことで大変効率のよい水滴除去が出来ます。
車体の塗装面にやさしく当てながら一方方向に一気に動かすことにより水滴が移動できるのでとても早く除去が出来ます。通常のボンネットの段差がない場合はフロントウィンドウ側からヘッドライト側に横に滑らすだけで水滴を除去出来ます。
その際には水切りワイパーを途中で止めることなく一気に端から端まで移動する事によりワイパーブレードの幅の分が一気に水が切れます。もちろんですがフロントウインドウやサイドウインドウも使用出来ます。
水切りワイパーの種類や選び方
水切りワイパーには色々な種類があります。
ビルメンテの方が使用している真鍮性のボディに割りと固めのゴムブレードがついています。
スムースに水切りが出来る1番の素材はシリコン性のゴムワイパーです。豊胸に使われているシリコン素材が筆者の知識の中では1番良いと思っています。
豊胸に良いとされていたシリコン材料が実はあまり良くないと騒がれたときに、素材の転化先を水切りワイパーにしたということで購入したことがあります(かなり前の話です)
水切りワイパーは、以下の3つのポイントをおさえて選びます。
・ゴムサイズは35-40センチくらい
・ワイパーの素材はシリコンゴム
・持ち手の素材は柔軟なプラスチック(硬質なプラや金属は×)
水切りワイパーのワイパーゴム部分は柔軟なシリコン素材のものが良いです。柔らかい素材だと、カーブや段差でもフィットするので水切りしやすいです。
車にはドアハンドルやルーフのシャークアンテナなど様々なパーツがあり水切りワイパーの邪魔をします。
ゴムサイズは35ー40センチのものでほとんどの車に対応出来ます。狭い部分は危険なのでさけてマイクロファイバークロスなので拭き上げた方が実は早かったりもします。
持ち手の素材はプラスチック製でなおかつ柔軟な感触のものが良いです。歯ブラシの選定で柄が硬いものは歯茎にダイレクトに感じますが柔軟性のあるバネのような柄ですと痛めることは少ないです。
持ち手を持ったときにすんなりとつかめてルーフの水切り時に使いやすそうな角度のものを選びましょう。ビルメンテ用のものはウインドウには使えますがその他のボディの塗装部には使用しないでください。
水切りワイパーのボディは金属、プラスチックどちらがよいの?
水切りワイパーのボディは金属製は絶対に使わないでください。
金属製ですと塗装面やウインドウガラスに接触したときに傷が深く入ることがあります。
プラスチック製でなおかつ硬い素材のプラスチックではなく柔らかめの少ししなるくらいの方がおすすめです。ボディはプラスチックの無垢の製品ではなく肉抜きをしている軽量のボディがおすすめです。
クルマ用水切りワイパーの主な商品
色々と水切りワイパーは出ています。主な商品をご紹介いたします。
水切りワイパーを使うときには念入りな洗車が必須です。
水切りワイパーを使用したい方は、丁寧な洗車が必要不可欠です。
特にボディの水滴を水切りワイパーで取り除きたい場合、微細な砂やチリ埃などが残っている状態でワイパーを動かすと、それらがひっかき傷の原因になります。
水切りワイパーは「絶対に車に傷をつけたくない」方にとっては不向きなアイテムですが、「秋冬などの気温が低い時期の拭きとりが大変」「サッサッサと洗車したい」という方にはオススメです。
拭きとりをまったくしないのは難しいですが、窓ガラスやルーフ、ボンネットなど部分的に使用するだけでも洗車時間を短縮でき、水滴の拭き取りのマイクロファイバークロスの使用枚数も少なくすみます。
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水切りワイパーのメリットやデメリット
水切りワイパーは、使い方によってはとても有効に使えます。名称については水切りブレードともいわれます。
・メリット
洗車は通常洗車後の水滴を除去する場合マイクロファイバークロスを使用します。水滴を拭き上げては絞り、拭き上げては絞りの繰り返しで、絞るときに握力を相当使いますのでとても大変です。
水切りワイパーを使用すると手早く水滴を除去出来ますので大変便利です。ワイパーを使用する際にはタオルのように絞る作業はありません。
水滴の付いた塗装面を滑らすように横に移動させるだけです。夏の暑い日や冬の寒い日にササッと水を切りたい場合にはおすすめのアイテムとなります。
水切りワイパーを使えば、ボンネットとルーフ、またウインドウガラスやガラスルーフだけでも水切りワイパーを使うと、拭き上げ時間を大幅に短縮できます。
・デメリット
水切りワイパーは使用した際に水滴が全く残らずに完全に出来るわけではありません。大まかに水滴を除去し例えばルーフのシャークアンテナなどの部分は水切りワイパーは使用出来ません。
またドアハンドル周辺も凹凸がありますので水切りは出来ませんのでプラスチックボディを当てないように注意が必要です。ボディ形状も湾曲した部分が多いと使いにくくたとえばポルシェのリアフェンダーのような曲面のみで出来ているようなデザインも使用しにくくなります。
また水切りワイパーを使用する際には砂塵などの汚れが付いたままだとか、雨の降った翌日にそのまま水切りワイパーを使いますと、ホコリや砂塵を引きずることになりますのでそのようなときには使用しない方が良いです。
洗車後のボディがキレイな状態の時にのみ使用可能を思われた方が良いです。また1度通過した部分で水滴がすこし残った部分はもう一度通過させることは傷の原因になりますので使わいほうがよいです。
筆者は洗車後に水切りワイパーは使う?
筆者は運転免許を取得後50年近くなりますが、水切りワイパーはあまり使いませんでした。柔らかいゴムとは言え物理的に引きずるのはやはり抵抗がありましてどちらかというと使わない派です。
ですが近年では手っ取り早く洗車後の水滴をとりたいときは上面のみ(ボンネットとルーフのみ)使う事もあります。
ボディ色が淡色系の場合は使用してもあまり傷などが目立ちにくいので、水滴の除去に時間がかかり乾かしてシミを作るよりはましなので使った方がシミは出来ません。
さらにいうと近年では洗車後の拭き取りに使うマイクロファイバークロスが大変優秀になり吸水量も多くほとんど傷つけないので大判のマイクロファイバークロスを使用することが多いです。
自分のヤードで使用する際は大判のマイクロファイバークロス、外にいったとき(洗車場とか旅先等)は水切りワイパーは念のために持っていきます。
まとめ
夏の水滴の乾燥が早いときや冬の寒い時期の洗車はとても大変です。
40センチ四方くらいのマイクロファイバークロスで洗車後の水滴を拭いては絞り拭いては絞りというのはとても大変です。
洗車後の拭き取りを速く行うには水切りワイパーは有効です。狭い面積部分ではなくおおきな面積の平面を使うにはとても早く水が切れますので便利です。
一方、砂塵などが噛みこんだりしてひきづる場合もありますので力は余り入れずにやさしく行ってください。
コツは凹凸の少ないボンネットやルーフの塗装面に沿って滑らすように移動するだけで水切りが行えます。大まかに水切りを行ったあとにマイクロファイバークロスを併用すると良いでしょう。